ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
屋根は、家と家族を守ってくれる大切なもの。
ある意味、家や家族の象徴といっても過言ではありません。
そんな大切な屋根ですから、雨漏りが起きると家と生活に与えるダメージも大きなものになります。
普段からの確認、メンテナンスが大切ですね。
しかし、屋根はある一定の年月が過ぎると、部分的な修理やメンテナンスを行うよりも新しく施工し直す方が得策となるケースもあるのです!
陸屋根だと防水工事、瓦屋根だと葺き替え工事が最適となってきます。
今回は、そんな瓦屋根の葺き替えについて簡単に説明するとともに、工事費用の目安も紹介します。
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瓦屋根の葺き替えについて紹介する前に、今回は昔ながらの日本瓦を例に、瓦屋根の構造について簡単に説明します。
瓦屋根とは屋根本体の上に防水層を貼り、その上に瓦が葺かれている状態が基本的な仕組みとなります。
そして日本瓦の場合は、施工方法が2種類あります。
古くからある伝統的な葺き方で、中部地方より西に多くみられる。特に20年以上前に施工された屋根に多い
野地板と呼ばれる屋根材の上に杉皮などを敷きその上に土を盛って、瓦を葺いていく施工法です。
屋根の上に大量の土を載せて瓦を固定します。杉側と土が雨を吸収して乾燥することで防水機能を果たしています。
土の重みによって耐風性の高い屋根ですが屋根が重くなってしまうのが難点です。
乾式工法は野地板の上に防水シートを施工し、瓦桟木を取り付けて、その上に瓦を葺き、固定していく施工法です。
桟木に瓦をひっかけて固定し、土を用いないため土葺きよりも屋根が軽く仕上がります。
土の代わりに防水シートを施工し、こちらで最終的に雨漏りを防いでいます。
従来は瓦を引っかけるだけでしたが瓦のずれや落下を防ぐために最近では釘で瓦を止めることが推奨されています。
さて、瓦屋根の構造と工法についてまず紹介しましたが、瓦屋根を葺き替える場合には、瓦だけを葺き替えることはまずあり得ません。
湿式工法の場合は葺き土、乾式工法の場合は桟木や防水シートなども一緒に取り替えることになります。
そして劣化具合に合わせて、野地板の取り換えや、補修も併せて行います。
「なぜ下地まで点検するの?」と、疑問に思われますか?
なぜならば、一般的に下地材は瓦材よりも先に劣化してしまうものだからです。
既存の瓦を撤去して、新しい瓦を葺くだけでもそれなりの手間になりますから、下地部分も併せて新しくした方が後々のことを考慮すると結果的にはお得になります。
また、瓦の葺き替えに限らず修繕工事については、いざ既存材をめくってみなければ劣化の度合いが分からないこともあるのです。
勿論、調査の段階で出来る限りの現状把握は行いますが、思わぬ事態になっているケースもなきにしもあらず……。
そういった事態を避けるために、基本的にはきちんと既存材をめくって目視で点検を行います。
そして、新しい屋根材を葺いていきます。
以上が葺き替え工事の概要になります。
葺き替え工事の詳しい工事工程は下記に紹介しています。
では、瓦屋根の葺き替えに適切な時期はあるのでしょうか?
もちろん、瓦自体にも寿命があると言われています。
昔ながらの日本瓦で50年~60年が耐用年数の目安です。
台風や何らかのアクシデントで瓦が損傷してしまい、雨漏りに繋がることもあるかもしれません。
ですが、瓦自体は大きく損傷しなければ、比較的寿命が長いものなのです。
釉薬といううわぐすりが塗られていない素焼き瓦は、それより少し短く40年~50年程度の耐用年数です。
また、セメント瓦などの場合は約20年が寿命と言われています。
では、気になる瓦屋根を葺き替える際の費用について見ていきましょう。
瓦屋根を葺き替える際には大きく分けて以下のような費用が発生します。
・屋根本体工事費用
・野地板や防水シートなどの下地補修費用
・既存瓦撤去処分
・足場工事費用
このうち、「屋根本体工事」にかかる費用は、新しく葺く屋根材の種類によって変わってきます。
種類やメーカーによっても費用は様々ですが、各屋根材ごとの費用目安は以下のようになります。
セメント瓦 | 5,000~10,000円/㎡ |
日本瓦/洋瓦 | 10,000~15,000円/㎡ |
スレート | 5,000~7,000円/㎡ |
ガルバリウム銅板 | 6,500~8,000円/㎡ |
次に各工事項目ごとの費用目安を見ていきましょう。
足場工事(養生費含) | 600〜1,000円/㎡ |
既存瓦撤去処分 | 2,500〜3,000円/㎡ |
野地板増し張り | 2,000〜2,500円/㎡ |
防水シート | 500〜1000円/㎡ |
棟瓦 | 5,000〜6,000円/m |
軒先板金 | 1,500円/m |
ケラバ役物 | 2,500〜4,000円/m |
では具体的に、「日本瓦から日本瓦へ葺き替えた場合」を例にとって見ていきます。
瓦を葺く施工費用が、㎡あたりおよそ10,000~15,000円程度となり、既存の瓦の瓦撤去処分、野地板の補修や桟木の設置、防水層の施工といった工事が必要となってきます。
葺く材料や工法を変える場合には、高さの調整といったこともする場合もあります。
また、当然ですが足場も必要となります。
以上のことから、日本の一般的な戸建住宅で2階建、屋根形状が切妻屋根、屋根面積が100㎡であれば、130万円から200万円が瓦屋根を葺き替える際の平均相場となります。
勿論、家の大きさや既存の屋根の状態、敷地や道路の状況にもよって価格は変わってきます。
また、新しく葺く瓦を安価なものにすれば価格を安く抑えることができますが、耐久性は落ちてくる場合もあるので注意しましょう。
また住宅の屋根によくあるスレート屋根の葺き替え工事の費用も下記でご紹介しています。
今回は、瓦屋根の葺き替えについて見てきました。昔ながらの瓦屋根が織りなす風景というのは、やはり風情があるものですよね。
また、最近は瓦屋根でも色々な素材や工法が見られるようになりました。
いずれにしても、屋根や家や家族を守る大切なものです。
時期を選んで葺き替えを行うことで、家の寿命を延ばすことができますので 屋根の葺き替え工事を是非一度、ご検討ください。
瓦を扱う業界にには多くの資格があります。簡単ですが資格の紹介と内容を下記で紹介しています。
「雨漏り修理の達人」には、たくさんの腕利きの瓦職人が登録されています。瓦の葺き替えや修理は専門家に任せるのがいちばん!
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