突然の雨漏り!自分で応急処置はできるの!?
雨漏りは自分で応急処置できるの?
雨漏りが発生した場合、雨漏り修理業者に依頼するのが何よりの最善策です。
雨漏りが起こる原因として、多くの場合原因は屋根にあると言われますので、素人がむやみに屋根に登って高所で修理をするというのは危険です。
しかし、現在進行形で雨漏りが起こっている、天井から水が落ちてくるといった場合は、応急処置が必要です。
いずれは修理業者にしっかり診てもらうとしても、まずは自分でできる応急処置を行いましょう。
ここでは、自分でできる雨漏りの応急処置方法をご紹介します。
まずは屋根に登るための準備
屋根に登るためにハシゴを使用すると思いますが、扱いを間違えると転倒して怪我をしたり、周囲のものを破損してしまったりする恐れがあります。
ハシゴを使用する際は以下のことに守ってください。
・ハシゴが後ろに転倒しないよう、ハシゴの上部と雨樋の指示具器具を紐などでしっかりと固定する
・ハシゴの地面との接点が滑らないように、使用角度は75度にする(ハシゴ側面に角度がわかるシールが貼ってある場合が多いです)
・ハシゴを登る作業は必ず二人で行い、一人が登っている間、もう一人は下でしっかりとハシゴを支える
屋外での応急処置
室外での作業では、防水テープ、ブルーシート、コーキングのいずれかを使います。
使用の難易度でいえば、ブルーシート<防水テープ<コーキングといったところでしょうか。
まず、ブルーシートは雨漏りが発生している箇所がわからない場合、もしくは発生箇所が多数ある場合に使用します。
もし雨漏りの発生箇所がわかるのであれば、その箇所より上部は必ずブルーシートで覆うようにしましょう。
ブルーシートを固定する際は、土嚢袋などの重量があるものを重しに使いましょう。
その場合、土嚢袋をハシゴで屋根上まで持って上がる必要があるので、作業には十分注意してください。
雨漏り箇所を発見したのであれば、防水テープを使用して水が侵入するのを防ぎます。
使用に際して、いきなり貼るのではなく、まずはテープの粘着力を損なわないために発生箇所周辺を掃除します。
粘着力を損なう原因となる埃や油分は綺麗に拭き取ってください。
そして、テープ同士があまり重ならないようにしながら雨水の流れる方向を確認し、下から上に逆らって被害箇所のみ貼りましょう。
コーキングも発生箇所を塞ぐ場合に使いますが、使用にあたり少しコツが必要です。
発生箇所に使用する前に、一度練習をしておくといいかもしれません。
また、防水テープは貼ってしまえば終わりですが、コーキングは乾燥の時間があり、その間水分は厳禁ですので天気予報をチェックして天気の良い時に行いましょう。
上手く扱う事ができれば、ひび割れや小さな穴などには防水テープよりも効果的です。
室内での応急処置
屋外では外部からの水の侵入を防ぐ作業でしたが、室内では侵入してきた水が建具や家具に触れないようにする作業がメインとなります。
天井から水が滴っている場合は、バケツや雑巾、新聞紙を使用します。
敷いた新聞紙の上にバケツを置いて、まずは床を濡らさないようにしましょう。
バケツに溜まった水が跳ねることがあるので、新聞紙や雑巾を敷き詰めておくと周辺を濡らさずに済みます。
窓やサッシからの雨漏りの場合は、雑巾とゴミ袋を用意してください。
まずはカーテンを全て取り外し、床を濡らさないためにゴミ袋を敷いて、雑巾でこまめに水分を拭き取ります。
応急処置では根本的な解決はできない
上記でご紹介した方法はあくまで応急処置なので、雨漏りの根本的な解決策にはなりません。
また、雨漏りは発生箇所を特定するのが難しく、発生箇所が複数にある場合は更に困難になります。
根本的な解決には、やはり専門の修理業者に依頼するのが最善策です。
お住まいへの被害を最小限に抑えるため応急処置を行い、同時に雨漏り修理業者にも依頼しましょう。