ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
コロニアル屋根は価格も安く耐震性・耐久性に優れていることから、多くの住宅の屋根に利用されている屋根材です。ただ、ひび割れや劣化しやすいのに加え、軽量なので台風や強風で屋根材が飛んでしまうこともあります。いざ、修理となるとどんな工法があってどのくらいの費用がかかるのか心配ですよね。この記事では、比較的リーズナブルに施工できるカバー工法(重ね葺き)の費用をコロニアル屋根の特徴とあわせてご紹介します。
コロニアル屋根は、外壁材・屋根材・雨といなどの販売をしている大手メーカーのケイミュー株式会社(前クボタ松下電工外装株式会社)のスレート材の商品名です。人気があり普及率が高いことから、スレートといえばコロニアルと言われ屋根材の名称として使われるようになりました。ちなみに、カラーベストもスレート材の商品名です。
カラーベストについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【あわせて読みたい】カラーベスト屋根の特徴や長持ちさせる為のメンテナンス内容をご紹介≫
それでは、コロニアル屋根の特徴をメリットとデメリットに分けてご紹介します。
・安価な屋根材
以下の表は、代表的な屋根材の相場です。
ほかの屋根材と比較すると、コロニアル屋根は安いので、リフォームする際に費用をなるべくコストを抑えることができます。
屋根材 | 施工単価 |
---|---|
コロニアル屋根 | ¥4,500~/㎡ |
セメント瓦 | ¥8,000~/㎡ |
ガルバリウム鋼板 | ¥10,000~/㎡ |
日本瓦 | ¥12,000~/㎡ |
銅板 | ¥20,000~/㎡ |
・施工業者が多い
先ほど申し上げた通り、コロニアル屋根は普及率が高い屋根材なのと、施工もそれほど難しくないため対応できる屋根業者も多くあります。また、それにともない技術面においても向上していることからトラブルが発生することが比較的少ないです。
・デザインやカラーバリエーションが豊富
コロニアル屋根材は、多くのカラーバリエーションとデザインがあるので、家にあった色あいの屋根にすることができ、また他とは違った個性的なテイストのデザインにすることもできます。
・軽量で耐震性に優れている
コロニアル屋根の素材は、5mmほどで非常に薄く軽量です。そのため、屋根全体の重量も軽くなるので、家への重量の負荷も少なくなることから、地震などで揺れを軽減できます。
・耐久性が低く劣化しやすい
屋根材が薄く軽量で耐震性に優れているものの、そのため台風や強風によって屋根が飛ばされる可能性もあります。また、塗膜が剥がれてしまうことや割れてしまうこともあり、それにより防水性が保てなくなり雨漏りの原因にもなる場合があります。
・アスベストが含まれている可能性がある
200年より前に製造販売されていたコロニアルにはアスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。人の身体への影響はないとされていますが、屋根の解体や撤去の際は飛散することもありますので、注意が必要です。その場合は、専門の業者でしか対応できず費用も掛かります。
・コケやカビが発生しやすい
コロニアル屋根材の表面は、凹凸がありザラザラしているためその隙間に汚れが付着しやすく、そこからカビやコケが発生することもあります。特に塗装が剥がれた状態だと防水性が劣ってしまうことで、更に増殖し、最悪の場合家の内部まで入り込んでしまうこともあります。
・色褪せしやすい
屋根の特徴として紫外線や雨などの外部からの刺激を受けやすいため、屋根材表面の塗膜が劣化し色があせることがあります。見た目も美しくなくなるのはもちろんですが、塗料が剥がれている状態ですので、そのままにしておくと雨漏りや屋根全体に悪影響を及ぼしますので、メンテナンスが必要です。
そもそも、カバー工法とは、屋根をまるごと取り換える(葺き替え)をするのではなく、古いコロニアル屋根の上から新しい屋根材を施工する工法です。施工費用と工期も圧縮できるのがよいところです。
カバー工法について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】雨漏り修理にも効果的なカバー工法とは≫
では、コロニアル屋根のカバー工法に使用される屋根材はどのようなものが使われているのか紹介します。
ガラス繊維の基盤にアスファルトを融合し石の粒子を吹き付けた屋根材。耐震性に優れ、シート状なので加工がしやすいのが特徴。
アルミニウムと亜鉛合金のメッキ鋼板の屋根材。耐久性・耐震性に優れていることから、金属製の屋根材として人気がある。
ガルバリウム鋼板と同じく金属の上に石の粒子を突き付けたもので、ほぼ同じ特徴の屋根材で呼び方が違うだけですが、ジンカリウム銅板は自然石粒を使用しているものをジンカリウム銅板と呼ぶ場合もあります。
こちらの特徴を知ったうえで、どの屋根材が適切か施工業者の方と相談の上検討してみてください。
カバー工法の費用の一般的な施工費用の計算方法としては、屋根面積1㎡×単価です。単価は業者によって差がありますが、平均で10,000円~15,000円ほどです。屋根材の種類によっても単価は異なりますが、例えば78㎡の屋根面積にガルバリウム鋼板でカバー工法の施工をした場合の相場は、780,000円ほどです。それに加え足場設置など、工程により費用が追加されます。下記の表は、その参考費用例です。
内容 | 単価 |
---|---|
施工費用 | ¥10,000~\15,000/㎡ |
足場費用 | 500~1,500円/㎡ |
板金板費用 | ¥3,000~¥11,000/㎡ |
防水シート費用 | ¥1500~¥1,500/㎡ |
管理費 | 工事金額の5~10% |
屋根面積、形状や破損の状態などによって変動しますが、最終的には合計で60~200万円ほどになると考えておいてよいでしょう。
今の家の屋根がコロニアル屋根だった場合、その特徴をよく知っておかないと状況によっては後々のリフォーム費用が高額になることもあります。定期的に屋根の状態を確認して、劣化症状があればメンテナンスをおすすめします。もし、コロニアル屋根のカバー工法をご検討される際は、こちらの記事の費用相場を参考にして頂き、信頼できる屋根業者さんに依頼してみてください。
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