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雨漏りが発生した時にまずすべきこと4選

PROFILEこの記事は私が監修しました

京都の雨漏り修理の達人「山口板金」

山口板金代表 山口 周馬 (やまぐち しゅうま)

2018年1月に山口板金を創業。

屋根職人歴約15年

お客様に喜んで頂けることが、職人として一番の醍醐味だと思っています。
お喜びいただけるよう、しっかり確実に施工させて頂きます。

詳細プロフィール 公式HP
応急措置

雨漏りが発生した場合、迅速に対応することで被害を最小限に抑えられます。雨漏りを放置すると、柱や基礎が腐食し建物の強度が下がり、資産価値の低下を招いてしまいます。

しかし、実際にまず何をすべきなのか、わからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、雨漏りが発生した時にすべきことを解説します。雨漏りの際にやってはいけない応急処置や修理費用の相場などについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

雨漏りが発生した時にまずすべきこと4選

雨漏りが発生した時にまずすべきこととして、以下の4つがあります。

  • 雨漏りの被害を最小限に抑えるため応急処置をする
  • 雨漏り箇所の写真を撮る
  • 雨漏り修理専門業者へ連絡
  • 雨漏り調査をして原因を特定する

それぞれ解説します。

①:雨漏りの被害を最小限に抑えるため応急処置をする

ブルーシート

雨漏りが発生した時にすべきこととして、雨漏り被害を最小限に抑えることが大切です。本格的な修理は業者へ任せるべきですが、自分のできる範囲で応急処置をしましょう。

自分でできる応急処置としては以下が挙げられます。

ビニールシートをかぶせる

雨漏りの発生箇所が特定できていない場合や、広範囲に及んでいるときはビニールシートが有効です。外壁から雨漏りしている場合は、テープで固定して飛ばされないようにします。屋根の場合は転落の危険性があるため、専門業者へ任せてください。

バケツを置いて雨水を受け止める

天井から雨漏りしている場合はバケツで雨水を受け止めて、バケツの下にビニールシートを敷くと周辺の濡れにも対応できます。また、バケツの中に雑巾やタオルを敷いておくと、水ハネも防げます。

雑巾や吸収シートで雨水を吸い取る

壁や窓のサッシ周辺から雨水が滲み出てくるようであれば、雑巾や吸収シートで水を吸い取ります。吸収シートはホームセンターなどで2,000〜3,000円程度で入手可能です。水の量が多い時は何度も絞ることにはなりますが、絞ったあとは天日干しすれば再利用も可能です。

漏電による火災にも注意

天井から水が垂れていたり、壁から雨水が滲みでている場合は家電が濡れないようにビニールシートで被せるか、移動させるようにしましょう。家電が濡れてしまうと漏電の危険があります。

電気が通る配線は、通常濡れてショートしないように絶縁処理されています。しかし、経年劣化で絶縁カバーに穴があいたり、めくれたりすることで絶縁が不完全となり漏電が起きる場合があります。

漏電によって周辺が熱を持つことで発火につながり火災の恐れもあります。また、濡れていると感電する恐れもあるため十分注意しましょう。

雨漏りの応急処置については、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。


②:雨漏り箇所の写真を撮る

横浜市の雨漏り修理・天井改修工事 施工前・調査の様子

雨漏りが発生したら雨漏りしている箇所の写真を撮っておくと、業者へ依頼した際に話がスムーズに進むだけでなく、火災保険を申請する際に参考資料として役立ちます。

写真を撮る際は、全体的な場所の写真と雨水が滲み出ている部分のアップの写真を撮っておくようにしましょう。

③:雨漏り修理専門業者へ連絡

応急処置をしたら、できるだけ早く雨漏り修理専門業者へ連絡するようにしましょう。雨漏りを放置すると、シロアリが発生し柱や基礎が腐食するだけでなく、カビによる健康被害を招く可能性があるため、修理は早ければ早い方がよいです。

修理を依頼する際は、複数社に見積もり依頼をして修理費用の相場を把握するようにしましょう。2〜3社に絞ると決めやすくなります。
「すぐに相談したい」「様子を見て欲しい」「修理をして欲しい」という方はこちらからお問い合わせください。専任スタッフが迅速に対応いたします。
雨漏り修理の達人問い合わせフォームへ

④:雨漏り調査をして原因を特定する

雨漏りはしっかりと調査して、原因と発生箇所を特定することがとても重要です。雨漏りは雨水が滲み出ている箇所だけとは限りません。さまざまな箇所に派生している場合があるため調査が重要です。

調査をしない状態で修理しても、解決しないどころか余計に被害を広げてしまう恐れがあるため、調査は必ずして雨漏りを特定してもらうようにしましょう。

詳しい調査に関しては、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。

雨漏りの際のやってはいけない応急処置

NG

雨漏りが発生した時にすべきこととして、応急処置を挙げました。応急処置でもやり方によっては余計に悪化してしまう可能性があります。やってはいけない応急処置は以下の4点です。

  • 雨漏りを特定しないまま修理する
  • むやみにクギや板を打ち付ける
  • コーキングや防水テープで雨水の出口をふさぐ
  • はしごを使って屋根に登って作業する

雨漏りを特定しないまま修理する

雨漏りは原因と発生箇所を特定することがとても重要です。雨漏りを特定しないまま修理すると雨漏りが解決しないどころか、悪化させる可能性があります。また、見当違いな工事で余計な費用を払ってしまうことにもなります。

雨漏りの特定は知識や経験をともなうため、素人の方では特定するのは難しいでしょう。自分ではやらず、雨漏り修理専門業者へ任せるようにしましょう。

むやみに板やクギを打ち付ける

雨水が滲み出ているからといって、むやみに板やクギを使って雨漏りの箇所をふさぐのはおすすめしません。板でふさいでしまうと雨水の流れが変わってしまい、ほかの場所でも雨漏りする可能性があります。

また、クギを打ち付けてしまうと、クギ穴の隙間から雨漏りしてしまう場合があります。壁に打ち付けているクギは木材を貫通しないように調整していますので、むやみにクギを打つ行為はしてはいけません。

コーキングや防水テープで雨水の出口をふさぐ

コーキングや防水テープで雨水の出口をふさぐことは、応急処置の一つとして有効ですがやり方によっては雨漏りを悪化させる可能性があります。

コーキング剤はさまざまな種類が販売されており、施工箇所や素材にあったものを使用しないと、剥がれたり適切な補修とならない場合があります。コーキングガンと呼ばれるコーキング剤を絞り出す道具も使用しないといけないため扱いが難しいのです。

はしごを使って屋根に登って作業する

はしごを使って屋根で作業するのもおすすめしません。屋根での作業は転落して大怪我する危険があります。実はプロの職人でも毎年転落事故が起きています。

職人は屋根の上で滑らないよう安全靴を装着していますがそれでも事故は起きてしまいます。経験のない素人の方はより危険な作業となりますので、屋根の応急処置は専門業者へ任せるようにしましょう。

見逃してはいけない雨漏りの症状

雨漏りの症状は早い段階から症状に気づくことで被害の拡大を最小限に抑えることになりますので、見逃さないようにしましょう。

主な雨漏りの症状としては以下のとおりです。

天井や壁

  • 天井や壁のクロスに雨染みや黒ずみがある
  • 天井や壁のクロスの剥がれ
  • 天井裏でポタポタと音がする

窓まわり

  • 窓枠から雨水が滲み出てくる
  • 窓枠に雨染みがある
  • 窓ガラスに結露が頻繁に見られる

部屋全体

  • 部屋がカビ臭い
  • 床に膨らみや変色が見られる

屋根

  • 屋根材のひび割れや欠け
  • 漆喰の割れや剥がれ

外壁

コーキングの劣化による雨漏り
  • 外壁のひび割れ
  • 外壁塗装の剥がれ
  • 外壁のチョーキング
  • 外壁のコーキング剤の割れやコーキング自体の痩せ

上記の症状に早く気付ければ補修範囲も狭く、工事費用も高額にならずに済みます。放置すると、シロアリ発生による建物の安全性の低下やアレルギー症状による身体に影響が出る恐れがあるため、絶対に放置してはいけません。

雨漏りの初期症状については、以下の記事でも詳しく解説していますので、見逃さないようにしましょう。

雨漏り修理にかかる費用相場と工事期間

コスト

ここでは、雨漏り修理にかかる費用相場と工事期間について解説します。

修理費用

雨漏りが起こりやすい箇所の修理にかかる費用は以下のとおりです。

屋根の場合

  • 屋根材の補修、交換:3〜10万円
  • 棟板金の補修、交換:5〜50万円
  • 棟瓦や漆喰の補修:10〜50万円
  • 雨樋の清掃、補修:1〜5万円
  • カバー工法:50〜100万円
  • 葺き替え工事:80〜200万円

雨漏り被害が大きく補修ができない場合は、カバー工法や葺き替え工事といった屋根全体のリフォームが必要になる場合があります。その場合は、あくまで目安ですが上記のような高額がかかってしまうため、放置しないことが大切です。

外壁の場合

  • 部分補修(ひび割れ、欠け):2〜5万円
  • コーキング補修:3〜50万円
  • 外壁材の張り替え:15〜50万円
  • 外壁塗装:30〜100万円

雨漏りは外壁塗装では直りません。外壁の補修や交換をした場合に必要となる工事です。

ベランダ・バルコニー

  • コーキング補修:3〜5万円
  • 防水層(シート交換または塗装):10〜50万円
  • ベランダ、バルコニー交換:50〜150万円

窓サッシ

  • コーキング補修:5〜10万円
  • 窓サッシ交換:30〜50万円
  • 外壁内部に設置する防水シート交換:30〜80万円

室内の天井や壁

  • 天井下地の補修、交換:5〜50万円
  • 壁のクロスの張り替え:3〜15万円
  • 天井クロスの張り替え:5〜30万円

上記費用はあくまで目安です。雨漏りの範囲や症状、業者によっても費用は異なります。また、屋根の場合は足場代15〜20万円程度かかります。

屋根工事や外壁塗装などの複数の箇所を工事する際は、一度にまとめると足場代を節約できますので、参考にしてください。

工事期間

雨漏り修理にかかる日数は、被害状況によって異なります。部分修理であれば2〜3日程度、屋根全体のリフォームが必要となった場合は4〜10日程度かかるのが一般的です。

工事期間は、雨漏りの被害が大きい場合は雨漏りの特定に時間がかかったり、広範囲に工事が及ぶ場合もあるため、想定よりも日数を要する場合があります。

雨漏り修理業者選びで失敗しないポイント

ポイント

雨漏り修理業者で失敗しないポイントは以下の5つです。

  • 雨漏り修理専門業者へ依頼する
  • 丁寧に調査をしているか
  • 予算や状況に合ったプランを提案してくれるか
  • 見積書の内容や説明がわかりやすいか
  • 保証やアフターフォローが充実しているか

それぞれ解説します。

雨漏り修理専門業者へ依頼する

雨漏りの修理は、雨漏り修理を専門とする業者へ依頼することが大切です。当たり前のことと思われるかもしれませんが、業者にはリフォーム業者、外壁塗装業者、屋根板金業者、ホームセンターなどさまざまです。

中でも、「雨漏り修理専門」とうたっていたり、雨漏り修理実績をホームページで公開している業者を選ぶようにしましょう。業者選びを間違うと、雨漏りが直らないばかりか不要な工事をされ費用が高額になる恐れがあります。

丁寧に調査をしているか

雨漏り修理を依頼した際、調査を丁寧にしているかをチェックしましょう。雨漏りの調査には目視調査だけでなく、高所点検カメラやドローンなどを使って、屋根裏も含めて隅々まで調査をします。

1〜2時間程度は軽くかかるため、30分程度で済ませる業者は要注意です。屋根裏を診断しない業者は、雨漏りの知識に欠けている場合もあるため注意しましょう。

予算や状況に合ったプランを提案してくれるか

優良業者は、雨漏りの症状に合った最適な工事プランを提案してくれます。予算や将来のライフプランを考慮し、要望に合ったプランを考えてくれます。

また、優良業者はほかの業者との見積を見比べて考える時間も与えてくれるため、後悔なく納得できる雨漏り修理ができます。

見積書の内容や説明がわかりやすいか

業者を決める際は、見積書の内容にもしっかりと目を通しておきましょう。雨漏り修理で使用する防水シートはどのメーカーの物を使うのか、作業工程はどのような手順で行うのかを記載します。

見積書に詳細の内容が記載されていなかったり、「雨漏り修理一式」などとまとめている業者は要注意です。勝手に項目が追加されていたり、建材のグレードを下げて利益を上乗せしてくる悪徳業者もいます。見積書が明瞭かどうかは業者を見極めるポイントの一つです。

保証やアフターフォローが充実しているか

雨漏り修理後の保証やアフターフォローの有無を確認しておきましょう。保証やアフターフォローは業者によってまちまちです。

保証は何年付くのか、万が一施工不良による不具合があった際に無償で対応してもらえるかなどです。契約前に内容をしっかり確認し、書面で残してもらうようにしましょう。

まとめ

雨漏りが発生した時にまずすべきこととしては、以下の4つです。

  • 雨漏りの被害を最小限に抑えるため応急処置をする
  • 雨漏り箇所の写真を撮る
  • 雨漏り修理専門業者へ連絡
  • 雨漏り調査をして原因を特定する

雨漏りの症状を見つけたら、迅速な対応をすることで被害を最小限に抑えられます。雨漏りの箇所がわからなくても、水が漏れている付近をブルーシートでかぶせたり、天井からの雨水をバケツで受け止めたりするだけでも十分効果はあります。

応急処置に使える道具は、ブルーシートやバケツ・雑巾などで、どこのホームセンターでも手に入るものばかりです。応急処置後はできるだけ早く雨漏り修理業者へ依頼し、雨漏りの原因と発生箇所を特定することが大切です。

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