ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
雨漏りと聞くと屋根を一番に思い浮かべるのではないでしょうか?
天井からポタポタ落ちてくる水滴をバケツなどで受ける、というのが雨漏りに対するポピュラーなイメージかもしれません。
屋根か外壁というのが雨漏りが発生する場所だと思いがちですが、実は建物の基礎部分からも雨漏りが起こることがあります。
経験したことがない方は少し想像しにくいかもしれませんね。
ここでは、そんな基礎部分の雨漏りと修理について見ていきます。
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基礎部分は、建物を支える大事な役割を担っています。
古くからある寺院などで、「礎石」というものをご覧になられたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「礎石」は石の上に柱を立てて、建物、時には五重塔といった高い建造物も建築していくためのものです。
現代の建築方法では、大規模な建築物の場合は地中深くまで杭を打つ「杭基礎」と呼ばれる基礎が多くなります。
一方、一般的な住宅や規模の大きくない建築物の場合は、鉄筋コンクリートで作られた「布基礎」や「ベタ基礎」が用いられています。
「布基礎」をわかりやすく説明すると、建築物の主要構造部に当たる柱や壁の土台を支える部分が鉄筋コンクリート造で作られているものです。
そして「ベタ基礎」は、更に直接構造物を受け止める部分以外の地表部分も含めて鉄筋コンクリート造で一体的に造られているものになります。
これらの基礎の構造的な特徴は、湿気対策を行うためにある程度地面よりも高くなっているという点で、壁面の一部といっても差し支えない造りになっています。
建物の基礎部分からの雨漏りは、よく見ないと雨漏りと気づかないケースが多いです。
例えば、床の下から水が沸いてくるような感じになったり、あるいは床の壁際で水が滲みでてくるといった状態を想像していただければと思います。
これらの場合、基礎部分に何らかのトラブル、例えば水道管や排水管の破損、あるいは低地の場合は大雨による浸水等が原因と推測されます。
たしかに、丈夫でしかも地面に近い部分にある鉄筋コンクリート造の建物基礎からの雨漏りというのは、少し想像しにくいですよね。
では、建物の基礎部分から雨漏りがする原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
基礎からの雨漏りの原因の代表的なものとして、次のようなことが考えられます。
・基礎部分と建物のつなぎ目からの浸水
・サッシなど開口部外側の防水処理に支障が出てきている
前者についてですが、建築の基礎部分と外壁土台の間はパッキンのようなものを挟んで収められています。
さらに「水切り」などによって、雨が建物の中に侵入してこないように施工されているケースもあります。
この場合、透湿防水シートという「湿気は逃がすけれども水は通さない」という性質を持つ防水シートが施工されています。
しかし、防水シートの施工にミスがあった場合、激しい雨の際などに雨水がつなぎ目部分から侵入しくることがあるのです。
特に最近では、バリアフリーの影響もあって床の高さが基礎上部より低い場合もあり、そのような場合はわかりやすい形で室内に水が浸入してくることになります。
また後者のケースですが、アルミサッシやドアの開口部の枠の外側、建物とのつなぎ目部分は、コーキングと呼ばれるゴムやシリコンのような建材が充填されており、それによって防水機能が果たせるように造られています。
しかし、コーキングは経年劣化によって硬化・収縮、場合によっては剥離するため、雨の降り具合によっては劣化したコーキング部分から建物内部へ雨水が浸入してくることがあります。
また、コーキング以外でもサッシを取り付ける際の施工不良が原因となるケースもあります。
その他、基礎部分そのものが古くなって破損が起こり、破損箇所から水が入ってくるという事態も考えられます。
では、基礎部分からの雨漏りの場合、どのようにして修理をしていくのでしょうか。
まずは原因の特定からです。
基礎部分からの雨漏りの場合は、通常の雨では建物内部まで浸水してくるに至らないケースも多いです。
雨漏りが発生する状況として、強風時の横なぐりの雨が多いため、雨漏りが起きている箇所の外壁にホースを使って水をかけます。
散水調査によって箇所や原因を特定してから修理を行うことになります。
基礎部分と建物のつなぎ目部分からの雨漏りが発生している場合は、透湿防水シートのやり直しが必要となります。
そして、サッシ周りのコーキングに劣化が見られる場合は、古くなったコーキングを取り除いて新しくコーキングを打ち直すことになります。
また、その他サッシの取り付け部分の施工不良などの場合も、その部分に対してコーキングを充填する必要があります。
基礎部分に損傷が見られる場合は、当然その部分を修復することになるでしょう。
壊れた部分を取り除いてモルタルを塗るといった作業が必要となる場合もありますし、ひび割れ部分に樹脂を注入するといった作業で収まることもあります。
屋根からの雨漏りと違って基礎部分からの雨漏りは、「雨が降ったら常に雨漏りが起こる」とは限りません。
特定の風向きでの大雨時や、降水量が例年より圧倒的に多い場合だけといったケースもあります。
いずれにしても雨漏り修理が遅れてしまうと建物内部の床や壁にも被害が及ぶ可能性が十分にあるので、放置せず早めに調査や修理を依頼しましょう。
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