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トタン屋根の特徴やメンテナンスについて

トタン屋根の特徴やメンテナンスについて

現代の屋根修理において、主に用いられている屋根材はその材料から大きく分けて3つに分類することができます。
瓦、セメントなどからできたスレート、そして金属を原料とした屋根材の3つです。

その内、金属を原料とした最もポピュラーな屋根材はガルバリウム鋼板ですが、寒冷地などでは今でもトタン屋根が多く使用されています。
ここでは、そんなトタン屋根について解説していきます。

トタン屋根とは?

トタン屋根とはその名前の通り、トタン板で葺かれた屋根のことを指します。
トタン板とは鉄の鋼板に亜鉛メッキを施したものですが、近年よく見かけるガルバリウ鋼板とはメッキの種類が違います。
簡易な小屋などでよく見かける金属製の波板を使った屋根も、トタン板の場合が多いです。
またトタン屋根の施工は、瓦やスレートを葺く職人ではなく板金職人が行う機会が多いのも特徴になります。

トタン屋根の施工方法は、野地板の上に垂木を渡し、全体を覆うように施工を進めていきます。
トタン屋根などではよく屋根の垂直方向に向かって棒のような形状の盛り上げがありますが、その中にあるのが垂木です。
そのため、トタン屋根のことを別名「瓦棒」と呼んだりもします。

トタン屋根は主に雪の多い寒冷地で用いられてきました。
その理由として、金属であるために温度差に強いことも挙げられますが、耐水性に優れている点が大きな理由となります。

冬季に雪が大量に屋根に降り積もる地域では、春にかけて徐々に雪が溶けていきます。
スレート屋根などは屋根材の隙間に水が染み込む恐れがありますが、金属屋根の場合はその心配がありません。
屋根に溜まった水を屋根表面で処理することができる、それが金属であるトタン屋根の特徴であり、寒冷な雪国で発達してきた理由です。

トタン屋根のメリット、デメリットは?

では、具体的にトタン屋根のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

まずは、メリットについてですが以下のような項目が挙げられます。

軽量であること

まずはなんと言っても軽量であることが大きなメリットです。
屋根の重量を下げることで建物全体の重心が下がるため、屋根が軽量になるほど耐震性が増します

さらに、柱や壁等の建物主要構造部にかかる負担も少なくなります。
前項で、トタン屋根は雪国でよく見かけるとお伝えしましたが、雪が降り積もる地方では屋根そのものが軽量であることも大きなプラス材料となります。
特に瓦屋根は屋根全体で相当な重さとなるので、瓦と比較すると重量にかなりの差が出ます。

継ぎ目がない

瓦やスレートと違って、トタン屋根には継ぎ目がありません。
厳密に言うと完全に継ぎ目がないという訳ではありませんが、垂木の部分などでうまく処理されています。
継ぎ目がないということは、当然雨漏りのリスクが少なくなるということです。
屋根に降り注いだ雨水のほとんどを屋根表面で処理できるので、屋根の勾配をとることができない屋根でもトタン板なら施工ができます
瓦やスレートと比較して、緩い勾配でも防水性能を保つことができるからです。

費用が安く、狭い場所でも施工が可能

トタン板はわかりやすく言うと鉄板に亜鉛メッキを施したものなので、材料費が非常に安価です。
その上、特別複雑な屋根の形状等でなければ、施工時間も短く済みます
さらに、施工の際に大きな重機が必要無いため、住宅地など建物が密集している場所でも施工が可能です。
上記のことから、屋根の工事費用を安く抑えることができます。

耐衝撃性やメンテンンス性に優れる

トタン板は金属でできているため、スレートなどに比べると衝撃に強くなります
また、温度差などによる劣化も少ないという特徴があります。
さらにメンテナンスが重要となりますが、それ自体が比較的容易なこともメリットとして挙げられます。

トタン屋根のデメリット

続いてトタン屋根のデメリットです。
以下のような項目がデメリットとしてあげられます。

遮音性・断熱性が劣る

トタン板や薄い金属の板で屋根を葺くため、室内にいても雨音などが響く場合があります。
また、断熱性能もほとんど期待できません
そのため、遮音シートや断熱シート、断熱材の施工が併せて必要となってきます。

耐用年数が短い

金属屋根の中でもガルバリウム鋼板などと比べると、材料としての耐久年数は短くなります
また、他の瓦やスレートといった材料と比べても、耐久年数は短いです。

施工技術の差が現れやすい

トタン屋根は板金職人によって施工されると上述しましたが、板金自体が職人さんの技量の差が出やすいものになります。
その技術差が後々の防水性能にも影響していくこととなり、トタン屋根の雨漏りに繋がります。

トタン屋根のメンテナンスは?

トタン屋根のメンテナンスは?

トタン屋根の一番の敵は何といっても錆びです。
そのため、定期的に屋根塗装を行う必要があります。
塗装を怠ると錆びが一気に広がって、トタン板の腐食に繋がることがあるので注意が必要です。
およそ10年に一度は再塗装が必要と考えておきましょう。

再塗装の際には、次のような工程を経ることになります。

・高圧洗浄
・さび落とし(けれん)
・さび止め
・本塗装

塗装と一口に言っても、上記のような細かい工程が必要となってくるため、思いの外費用がかさむこともあります。
また、塗装については業者の裁量が入り込む余地も大きいので、信頼のおける屋根修理業者に依頼するのが安心です。

塗装時以外にも、トタン屋根は台風などの強風の際にはめくれあがったりする恐れがあります。
そのため、自然災害の後は屋根をチェックし、損傷個所を発見すれば早めに修繕をする必要があります。

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