ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
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Tags:雨漏りの原因
雨漏りは屋根からと考えがちですが、サイディング外壁も雨漏りが発生しやすい場所です。サイディングは外壁材の種類のことで、窯業系サイディングや金属系サイディングなど住宅でよく使用される外壁材です。
サイディング同士を張り合わせるためつなぎ目が発生します。そのつなぎ目やサイディングの不具合などさまざまな原因によって雨漏りにつながることがあります。
そこで今回は、サイディング外壁からの雨漏りの原因と対処方法について解説します。サイディング外壁からの雨漏りでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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サイディング外壁からの雨漏りの原因はさまざまです。主な原因は以下の5つです。
それぞれ解説します。
サイディング外壁やタイルの隙間はシーリング(コーキングともいいます)で埋めて雨水の浸入を防いでいます。シーリングを含む外壁は常に紫外線や雨風の影響を受けます。
そのため、シーリングが劣化するとひび割れや剥がれ、シーリングの痩せと呼ばれる縮んでしまう現象が起こります。シーリングが劣化した部分の隙間から雨水が浸入し雨漏りにつながります。
シーリングの寿命は置かれている環境にもよりますが、一般的には5〜10年程度です。シーリングが寿命を迎えたら、既存のシーリングを撤去して新しいシーリングを充填する「打ち直し」作業を行います。
サイディング外壁は建物の外周に張り付けて施工するため、経年劣化によってサイディング外壁の反りや剥がれが起きます。また、サイディング外壁には防水性を高めるために塗装をします。
塗装の寿命を迎えると汚れや色あせ、チョーキング現象が起こります。これらの現象は塗膜が劣化しているサインのため、メンテナンスをしないとサイディング外壁が劣化し、隙間から雨水が浸入し雨漏りが起こります。
サイディング外壁の寿命は15〜30年程度で劣化してきます。上記の劣化現象が現れたらメンテナンスをする必要があります。
ガルバリウム鋼板やトタンなどの金属系サイディング外壁の場合、サビが発生します。サビのまま放置してしまうと、やがて穴があき雨漏りの原因となります。
また、台風や強風による飛来物によって傷が発生し、サビにつながりますので定期的な補修や塗装を行い、雨漏りを防ぐメンテナンスが必要です。
サイディング外壁と屋根の取り合い部分には、雨水が浸入しないように水切り金具と呼ばれるカバーをして雨漏りを防いでいます。
水切り金具の固定にはクギを使用して固定します。経年劣化によってクギの緩みや抜けが発生し、隙間から雨水が浸入して雨漏りになることがあります。
サイディング外壁にはいくつか種類があり、素材や耐用年数などを紹介します。主な種類は以下のとおりです。
それぞれ解説します。
(画像引用:ニチハ株式会社公式サイト)
窯業系サイディングは、セメントを主原料とし繊維質、混和材を成形した外壁材です。防火性に優れ、繊維質を含んでいるためしなやかでありながら強くて丈夫なのが特徴です。
窯業系サイディングの耐用年数は20〜30年程度ですが、外壁塗装やシーリングは5〜10年程度で劣化するため、サイディング外壁の劣化状況を見ながらメンテナンスが必要です。
(画像引用:アイジー工業株式会社公式サイト)
金属系サイディングは、トタンやガルバリウム鋼板などの金属製の屋根材です。ガルバリウム鋼板は断熱材と一体となった、アイジー工業のスーパーガルテクトが有名です。
金属系サイディングは断熱性と耐候性に加え、軽量さを持ち合わせているのが特徴です。カバー工法などのリフォームによく採用されていましたが、現在は新築での採用も増えています。窯業系サイディングとともに主流のサイディング外壁で、耐用年数は30〜40年です。
(画像引用:旭トステム外装株式会社公式サイト)
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を原料とした屋根材です。シーリングを使わないため、ほかのサイディングに比べてメンテナンスにかかる手間が少ないのが特徴です。
海外では主流となっていますが日本での認知度は低い屋根材です。ですが、耐久性の高さと軽さ、そして塩害や凍害の影響を受けにくいメリットがあります。耐用年数は25〜30年程度です。
(画像引用:NGSハードウッド)
木質系サイディングは、無垢材の表面を加工して作られた屋根材です。木の温もりを感じられる優しい印象が特徴です。断熱性に優れている一方で、自然の木材のため防火性が低く、腐食にも弱い面があります。耐用年数は10〜15年程度です。
サイディング外壁は外壁材だけでなく、さまざまな建材が構成されて建物として成り立っています。そのため、雨漏りは外壁材だけでなくあらゆる建材の不具合によっても起こります。サイディング外壁において雨漏りが起きやすい場所としては、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
シーリングはサイディング外壁同士をつなぐ役割をしている建材です。シーリングも外壁同様、紫外線や雨風の影響を受けて「ひび割れ」「剥がれ」「痩せ」の症状が発生します。
隙間を埋める役割のシーリングが劣化すると、雨水が浸入し雨漏りにつながります。シーリングの耐用年数は5〜10年程度です。
施工時はゴムのような弾力がありますが、劣化すると硬くなり上記のような症状が発生します。ひび割れや剥がれが見られたらメンテナンスが必要です。
窓サッシは外壁に取り付けられています。窓サッシの周辺には隙間ができるためシーリングを使って隙間を埋めており、劣化すると雨漏りの原因となります。
また、窓サッシの取り付けに不備があると隙間が発生し雨漏りにつながります。室内の窓周辺に水が溜まるようであれば雨漏りしている可能性があります。
幕板(まくいた)は外壁の横方向に取り付ける長い板のことです。1階と2階の境界線として取り付けたり、外観の色分けのアクセント的に取り付けたりします。幕板は木材や金属の板金で作られるため、腐食やサビの穴あきによって雨漏りを起こします。
また、幕板を取り付ける際は外壁との隙間をシーリングで埋めるため、シーリングが劣化すると雨水が浸入し、雨漏りを起こします。
水切り金具は雨水を受け流す役割がある建材です。外壁と基礎の境目や窓サッシの下側に取り付けられます。水切り金具は金属製のためサビや破損による不具合や、サイディング外壁との隙間を埋めるシーリングの劣化によって雨漏りを起こします。
ベランダやバルコニーもサイディング外壁の雨漏りと関係があります。ベランダやバルコニーは傾斜が少ない分、排水溝を設置したり防水塗装をしたりすることで雨漏りを防いでいます。
排水溝にゴミが詰まってしまうと、正しく排水できずにあふれてしまい外壁に伝わります。外壁にひび割れなどの不具合があると雨漏りにつながります。
また、防水塗装が劣化すると雨水が溜まりやすくなり、そのままベランダのコンクリートなどに染み込み室内に浸入します。
外壁と屋根が重なる部分を取り合いといいます。外壁には取り合い部分が数多くあります。取り合い部分は当然隙間ができてしまいますので、雨水が浸入しやすい場所です。シーリングや板金が劣化してしまうと雨漏りにつながります。
外壁には換気扇も取り付けられています。換気扇には大概、換気扇フードと呼ばれる換気扇へ雨水の浸入を防ぐフードが取り付けられていることが多いです。
換気扇フードはステンレス製を採用していることが多いですが、ステンレスも長い間紫外線や雨風にさらされればサビが発生します。サビを放置すると雨漏りにつながります。
また、換気扇フードはシーリングで隙間を埋めていますので、シーリングも劣化すれば雨漏りを起こします。
サイディング外壁から雨漏りしている場合、室内に必ずサインがあります。サインを早期に発見し対処することで雨漏りの被害を最小限にしたり、高額な修理費用を払わずに済みますので、見逃さないようにしましょう。以下が雨漏りのサインになります。
台風など強風を伴う大雨の時に雨漏りするようであれば、サイディング外壁の雨漏りを疑います。屋根から雨漏りしている場合は、天井に雨染みや天井から水が垂れることが多いです。
しかし、外壁の場合は横から雨水が浸入して建物の下を流れていくため、気付きにくく、気付いたときには進行してしまっていることがあります。気付かないまましばらく放置してしまうと、外壁の内側が腐食している場合も多いのです。
晴れた日でも部屋の中の湿度が高かったり、カビの臭いを感じるようであれば雨漏りの可能性があります。湿度が高い場合は、すでに雨水が浸入しています。
カビも湿度が高い環境で繁殖するため、雨漏りがすでに進行している可能性が高いです。湿度やカビのサインを見逃してしまうと、柱や基礎が腐食しシロアリの発生も招いてしまいますので、早急に雨漏りの調査をしてもらうことをおすすめします。
サイディング外壁から雨漏りした場合の対処法は以下の4つです。
それぞれ解説します。
サイディング外壁から雨漏りした場合、すぐに応急処置をしましょう。雨漏りを放置すると建物の耐久性が落ち、資産価値も低下します。また、屋根裏や壁裏などに雨水が染み込むことで湿度が高くなり、カビやダニ、シロアリも発生します。
室内の天井から水滴が落ちてくるようであればバケツを用意して受け止めてあげましょう。床が濡れてしまうと腐食の原因となります。壁から滲み出てくる場合は、雑巾やタオル、吸収シートなどで雨水を吸い取るようにしましょう。
応急処置後はすみやかに雨漏り修理専門業者へ調査と修理を依頼しましょう。雨漏り修理の前には必ず雨漏り調査を実施してください。
雨漏りは発生箇所と原因を特定しなければ解決しません。原因がわからないまま雨漏り補修をしても雨漏りが繰り返されるだけです。また、調査をせず補修を繰り返してしまうと、根本的な原因がわからなくなってしまうことがあり、修理費用もかさんでしまいます。
サイディング外壁の劣化が軽微なものであれば部分補修をし、シーリングを補修する場合はシーリングの「打ち替え」を行います。既存のシーリングの上から充填を行う「増し打ち」という方法もありますが、密着性が高くなく剥がれやすくなるためおすすめはしません。
サイディング外壁にひび割れがあれば、パテやシーリングを使って補修します。浮きや剥がれの場合はビスやクギで再度固定したり、外壁自体を張り替えたりします。
部分補修で解決できない場合はカバー工法や外壁の張り替えを行います。カバー工法は既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねて張り替える方法です。
雨漏りが進行している場合や外壁の状態が悪い場合は、既存の外壁材をすべて撤去して新しい外壁材へ張り替えます。下地材や防水シートも一緒に交換するため、雨漏りの根本的な解決になります。
今回は、サイディング外壁からの雨漏りの原因と対処法について解説しました。主な原因は以下の4つです。
サイディング外壁から雨漏りした場合、まずは応急処置をして被害を最小限に留めるようにしましょう。応急処置後はすみやかに雨漏り修理専門業者へ連絡し、雨漏りを特定して適切な修理が重要です。
雨漏りを放置すると部分補修で間に合ったところが、カバー工法や外壁の張り替えなどの大規模工事に発展してしまう恐れがあります。早期発見・対処はとても重要なのです。
雨漏り修理は専門知識や技術を要する工事のため、雨漏り修理の実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。すぐに雨漏り修理業者を見つけられないという方は、「雨漏り修理の達人」を活用してみてはいかがでしょうか。
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