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雨漏り修理の基礎知識
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軒が短い家は雨漏りしやすい?その理由を解説

軒がる日本家屋

昔の日本家屋では必ずと言っていいほど軒があり、その軒下で家族団らんという姿がよく見受けられました。しかし最近では、軒先が短い「軒ゼロ住宅」とも呼ばれているスタイリッシュでデザイン性のある建物が増えてきました。おしゃれな上、狭小地でも室内を広くできるということも人気の理由です。

ただ、軒の短い住宅は実は雨漏りがしやすいのをご存じでしょうか。この記事では、軒が短い家の特徴や雨漏りが発生する原因と対策をご紹介します。

軒の役割

家の軒は単純に屋根の延長部分ではなく、大切な機能を持っています。

日差しを調整することができる

軒があることで、太陽からの日射を遮ることができます。暑い夏場では、軒があることで日射角度が調整され室内の温度上昇を緩和します。また、冬場になると太陽の角度が低くなるので窓から日差しを室内に取り込むことができ、部屋を暖めてくれる役割もあります。

雨水の吹き込み防止と外壁の保護

軒があることにより外壁に直接雨水があたらず、窓・サッシからの雨水の吹き込みを防ぐことができます。直接雨が外壁に当たってしまうと、そこから劣化が起こり最悪の場合は雨漏りが発生してしまいます。台風などの暴風雨の場合は軒で防ぐことは難しいですが、通常の場合は雨から建物を守ってくれます。

火事の被害拡大を防ぐ

ご自宅や近隣で火災が発生し火の手が窓から上がった場合、軒(軒天)がないと炎は屋根の裏側までまわり屋根本体が焼け落ちてしまうことも。軒には不燃材を使用していますので、火災の際被害の拡大を防ぐこともできます。

軒が短い家のメリット

では、軒が短い又は軒がない家はデメリットばかりでしょうか?もちろんメリットもありますので、ご紹介します。

建築費用を抑えられる

軒がない分、屋根材が少なくて済み施工費用も抑えられます。そいう言った理由から建売住宅には軒がない家が多くなっています。

デザイン性が高くスタイリッシュ

外観はキューブ状でフラットな屋根や片流れにしていたりしますので、見た目がシンプルでスタイリッシュな印象になります。

狭小地でも居住スペースを広くできる

隣接している建物との間隔が十分になく敷地面積が小さい場合、軒が短ければその分ギリギリに室内を広げることが可能です。

室内が明るい

軒がないことで窓から自然な光を室内にたっぷり取り込むことができます。それによって部屋も明るくなり、電気をつける時間を減らせることから節電効果があると言えます。

軒が短いことで起こる雨漏りの発生箇所

先ほどお伝えした通り、軒が短い・軒がない家の場合は雨漏りのリスクが高くなります。
では、具体的にどのような箇所から雨漏りが発生するのでしょうか?

外壁と屋根の隙間からの雨漏り

外壁に雨が当たって劣化が進み、隙間ができコーキングの割れその隙間から雨水が建物内に侵入してしまいます。また、エアコンや屋外給湯器などの設備を設置していたら、外壁に直接穴をあけて配管を繋げていますので、その部分が劣化し隙間があるとそこから雨漏りが起こる可能性があります。

窓枠からの雨漏り

軒がないと窓やサッシ部分のシーリング材が、紫外線や雨風で劣化が進行し、ひび割れや剥離して隙間ができ損傷してきます。その部分から雨水が侵入し雨漏りを引き起こします。ただし、中には窓周りの壁に防水シートが張られている場合もありますので、その防水シートの劣化が原因ということもあります。

ベランダからの雨漏り

軒がない2階建ての建物のベランダは、雨が降った場合は雨水が大量に直撃します。それが影響で、ベランダにある排水溝周りの防水機能がみるみる低下し水漏れを起こし、雨漏りを引き起こします。

雨漏りにならないために気を付けたいポイント

軒が短い・ない家は雨漏りのリスクは高いと言えますが、雨漏りを起こさないための対処法があります。大切な住まいですので雨漏りに限らず早期発見と予防を行いましょう。

タイル張りの外壁にする

外壁をタイルにすることによって、耐久性・耐候性がアップし傷がつきにくくなります。また、色あせもしにくいので美観を保てます。とても強い壁材ですので外壁からの雨漏りを防ぐのにおすすめです。また、防水加工もあわせて行うとより効果的です。

外壁に防水加工する

軒がないとどうしても雨があたりやすく劣化が進みますので、外壁に防水加工を行うと劣化のスピードはやわらぎます。塗料の中に防水機能があるものもあり、また防水シートを施工するのもおすすめです。

窓に庇(ひさし)を設置する

雨風や紫外線から窓や窓枠を守るため、庇をつけることで軒と同じ機能を発揮します。劣化のスピードも遅くなり雨漏りも防げるほか、窓から起こるトラブルも減らすることができます。

玄関ポーチに庇(ひさし)をつける

建ぺい率がオーバーすることなく玄関ポーチに庇を設置できるようなら、雨漏り対策として効果的です。玄関付近の外壁が雨風から守られ、また玄関からの雨水の吹き込みや汚れを防止することができます。

雨樋を定期的にメンテナスする

軒のない家は、雨樋と外壁の間に軒の天井部分の「軒天」もありません。そのため雨が降った場合は、雨樋から水があふれ外壁に流れこんでしまい劣化が進みます。外壁を傷めないためにも、雨樋は定期的な掃除とメンテナスを行うようにしましょう。

雨樋の劣化により雨漏りが発生する例については、こちらの記事に詳しく書かれていますので参考にしてみてください。
<あわせて読みたい>雨樋の劣化が雨漏りにつながる例を紹介します

まとめ

軒は大切な住まいを守る重要な役割があります。安易に見た目がおしゃれだからといって、軒先の短い家や軒がない家を選んでしまうと、後々後悔してしまうことも。メリットやデメリットを十分理解し、雨漏りのリスクを十分理解した上で長く住み続けられるような工夫や定期的にメンテナスを行うことが大切です。

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