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雨漏り修理の基礎知識
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見落としがちな配管周りからの雨漏り!未然に防ぐためには?

配管周りからの雨漏りイメージ

雨漏りは屋根から発生すると思われている方は非常に多いかと思いますが、実は雨漏りの原因は家のいたるところにあります。例えば、外壁やサッシや窓枠、換気扇などからも。その中でも意外な場所かと思われますが、エアコンや水道、ガス管などの配管からも雨漏りが発生することがあります。

もし、雨が降っていないのに室内に雨漏りのようなシミができている、排水管から水が漏れているといった場合は、もしかすると配管周りから雨漏りが発生している可能性があります。

今回の記事では、配管周りから雨漏りが発生する原因とそれを防止する対策方法についてご紹介したいと思います。

雨漏りの危険がある配管とは?

エアコン工事のイメージ

一般的な住宅には

・排水管
・ガス管
・エアコンの配管

があります。これらは、外壁に穴をあけて室内に通しています。室内や外壁の内側に通されている配管については雨漏りのリスクが低いですが、配管が外壁と室内を貫いていますので、そこに隙間や問題があると自然と建物の中に雨水が浸入する可能性が高まります。外壁に穴をあけるといった行為は、雨漏りだけではなく家の弱点となります。もちろん、建築時は建物内部に雨水が入らないようしっかりと防水施工されていますが、防水効果がなくなった場合は危険です。

配管周りから雨漏りが発生する劣化症状

配管周りからの雨漏り原因のイメージ

しっかりと防水施工がされているはずなのに、どうして配管周りから雨漏りが発生してしまうのでしょうか。その主な理由を2つご紹介します。

配管周りのコーキングが劣化している

家を建てるとき室内、屋根や外壁にはいたるところに隙間ができます。それを埋めるのがコーキング材です。このコーキング際はやわらかいゴム状の素材で防水機能があります。そのコーキング材で外壁のつなぎ目や屋根材の重なり部分、窓枠などに施工されていて水が浸入しないように防いでくれています。配管周りの隙間にもこのコーキング材が施工されていて、外部から雨水が入らないようにされています。
ただこのコーキングは、太陽からの紫外線や温度の変化、雨風の刺激を受けやすく劣化スピードが速いので、その寿命は環境や種類にもよりますが、5~10年と言われていて劣います。
経年劣化により、コーキングがもろくなりひび割れ、剥がれが生じてきます。そうなると隙間ができますので、そこから雨漏りを引き起こすというわけです。

手抜き工事・施工不良

コーキングの経年劣化はある意味仕方のないことなので、定期的なメンテナンスで防ぐこともできますが、業者による施工不良で雨漏りが発生することが意外に多いのが事実です。
施工不良は、単純に修理業者の手抜き工事や職人の経験と技術力不足、人為的なミスになります。排水周りのコーキング処理がしっかりと行われていない、隙間を完全に塞げていないといったケースが多く、その不良によって雨漏りの発生原因となります。
もし、家を建てて間もなく配管周りから水が建物内部に入り込み雨漏りが発生しているようなら、施工不良や手抜き工事を疑ってもよいでしょう。

配管周りからの雨漏りを防止する方法

外壁のコーキング作業のイメージ

まさか配管周りから雨漏りしているなんて思ってもみないと思います。また、配管周りの隙間によって雨漏りが発生している場合は、室内に直接水が入ることはなく壁の内部を伝って流れ出します。そういったことから、目に見えないところなので、気が付かないうちに雨漏りが進行していたなんてことがあります。
では、どのようにして雨漏りを未然に防ぎ対策をすればよいのでしょうか。

定期的な点検

先ほどもお伝えした通り、排水周りにはコーキングによって隙間や穴を防いでいます。それが劣化することにより雨漏りが起こります。耐用年数は5~10年とお伝えしましたが、環境やコーキングの種類によって劣化の進行は変わってきますので、ヒビや隙間ができてないか普段から気にかけて確認することをおすすめします。

コーキング打ち増し・打ち替え

もし、配管周りのコーキングが劣化しているようなら打ち増しや打ち直しが必要です。もし症状が軽い場合は、元のコーキング材の上から補修する「打ち増し」を、劣化症状がひどい場合は全て打ち直す「打ち替え」を行ってください。
なお、コーキングの劣化症状については以下の通りです。

ひび割れ

太陽の紫外線の熱や雨風といった外部からの刺激で徐々にひび割れてきます。また、経年劣化だけではなく、地震の揺れなどでひび割れる可能性があります。

肉やせ

コーキング材は可塑剤(かそざい)という素材を柔らかくするための物質が入っています。時間が経つごとにそれが抜けだしてきますので、徐々にコーキングが瘦せてきます。そうなるとコーキング材が細くなりつなぎ目などに隙間ができてしまいます。

欠落

コーキング材が劣化し完全にはがれてしまう状態です。経年劣化し補修せずしばらく放置してしまうとこのような状態になります。また、業者の施工不良が原因でプライマー不足により欠落が起こる可能性があります。

応急処置

もし、すぐに修理業者を呼ぶことができない場合、雨漏りが広がらないためにも以下のような応急処置をすることをおすすめします。

・問題のある配管周りにブルーシートを被せておく
・問題のある配管周りに防水テープを貼る

どちらもホームセンターで手軽に入手できますので、一時的に対処するにはぴったりの方法なので、ぜひ行ってみてください。

まとめ

雨漏り修理の作業員イメージ

意外と見落としがちな配管周りからの雨漏り。その原因は、基本的にはコーキング材の劣化や施工不良です。配管は外壁と間に施工されている防水シートまで穴をあけて室内まで通していますので、もし配管周りから雨漏りが発生した場合、建物内部にどんどん雨水が浸入し、ゆくゆくは家に大きなダメージを与えてしまうこともあります。気が付きにくい場所ですが、普段から気にかけて劣化していないかマメにチェックすることをおすすめします。

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