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雨漏り修理の基礎知識
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雨漏り修理前にやるべき3つのセルフチェックとは?【プロに頼む前に確認】

突然の雨漏りに直面したとき、「すぐに業者に来てもらわなきゃ!」と焦る気持ちは誰にでもあるでしょう。しかし、慌てて業者に依頼してしまうと、必要以上の修理費を請求されたり、原因と異なる箇所を修理してしまうなど、思わぬトラブルに繋がるケースも少なくありません。

そこで重要なのが「修理前のセルフチェック」です。状況を正しく把握してから修理に進めば、不要な出費を抑えられるだけでなく、適切な対応をスムーズに進めることができます。

この記事では、雨漏り修理を成功に導くためにやっておきたい「3つのセルフチェック」について、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

このページのコンテンツ一覧

セルフチェックの重要性とは?

ポイント

プロに連絡する前に、自分で確認すべき理由

突然の雨漏りに気づいたとき、多くの方は「どこから水が漏れているのかわからない」「すぐに修理しないと大変なことになるかもしれない」と焦ってしまいがちです。しかし、ここで一呼吸置いて、まず自分で状況を観察・整理してみることがとても重要です。

雨漏りの原因は屋根だけでなく、外壁、バルコニー、サッシまわり、さらには建物の構造的な欠陥など、さまざまな要因が複雑に絡み合っている場合があります。そのため、原因を一目で見つけるのは難しいものですが、「今、どこで、どんな症状が出ているのか」を把握しておくだけでも、専門業者が正確な診断を行うための大きな助けになります。

セルフチェックには次のような利点があります。

被害の範囲を把握できる

雨漏りとひと口に言っても、水の浸入があるのか、それとも湿気やカビといった二次被害が出ているのかによって対応が異なります。たとえば、天井から水滴が落ちているケースでは比較的深刻ですが、天井にうっすらとシミが浮いている程度であれば、雨が吹き込む方向や降雨の強さによって一時的に生じた軽度な症状の可能性もあります。

また、1箇所だけでなく複数の部屋で症状が出ていれば、建物全体に関わる重大な不具合を疑う必要が出てきます。

こうした被害の範囲をあらかじめ把握しておくことで、業者も調査の焦点を絞りやすくなり、工事の規模や内容の妥当性を判断するうえでの重要な材料となるのです。

緊急度を判断できる

雨漏りのすべてが即座に修理が必要なケースとは限りません。たとえば、軽微なにじみやシミであれば、天候の安定した時期に計画的な修理を行えばよい場合もあります。一方で、電気設備に水がかかっている、天井材が膨らんで今にも崩れそう、といったケースでは、すぐに応急処置や本格的な修理が必要です。

このように、セルフチェックを通じて現在の被害の「緊急度」を見極めることで、必要以上に高額な緊急工事を避けられる可能性があります。また、応急処置ができる状態であれば、業者を落ち着いて比較検討する時間を確保することもできます。

業者選定に役立つ資料になる

業者に相談する際、「どのような状況ですか?」と聞かれることは非常に多いです。そのときに「とにかく水が出てるんです」「見てもらえれば分かると思います」といったあいまいな説明しかできないと、業者側も情報不足のまま現地調査に入らざるを得ません。

しかし、セルフチェックの結果をもとに、

  • 被害が発生した日時と天候
  • 雨漏り箇所と水の出方
  • 周囲の湿気やカビの状況
  • 被害のある部屋や天井の写真

といった情報を提供できれば、業者はより精度の高い予備診断を行えます。また、その業者の対応力や提案内容が適切かどうかを判断するうえでも、自身で状況を整理しておくことは大きな意味を持ちます。

セルフチェックを怠ると、無駄な工事につながることも

セルフチェックをせずに慌てて業者に連絡してしまうと、以下のようなリスクが発生します。

  • 原因が特定されないまま、表面的な修理に終わってしまう
  • 外壁塗装や屋根の全面葺き替えなど、大規模で不必要な工事を提案される
  • 根本原因にアプローチできず、数カ月後に再発してしまう

特に訪問販売業者などは、雨漏りの不安をあおって不要な工事を契約させるケースが多く見られます。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、自分自身で状況を把握しておくことが極めて重要なのです。

雨漏り修理前にやるべき「3つのセルフチェック」

では、実際に雨漏りが発生したとき、私たちはどのような視点で状況を確認すればよいのでしょうか。

焦ってすぐに業者に連絡する前に、以下の3つのステップに沿ってセルフチェックを行うことで、被害の正確な把握と適切な対処につながります。

①室内の雨漏り状況を観察する

まず最初に確認すべきは、「室内にどのような症状が出ているか」です。

これは雨漏りの被害を最も直接的に知る手がかりであり、場所・程度・タイミングなどの情報を細かく観察しておくことで、後の修理にも役立ちます。

チェックポイント

天井や壁にシミがあるか?

特に茶色っぽい輪ジミや黒ずみは、雨水の浸入を示す典型的なサインです。放置するとカビの温床となる可能性もあるため、見逃さずにチェックしましょう。

天井材の膨らみや剥がれがないか?

石膏ボードやクロスが水を吸って変形している場合、内部に相当量の水分が入り込んでいる可能性があります。落下の危険もあるため注意が必要です。

カビの発生が見られるか?

見た目に現れなくても、カビ特有のにおいがする場合は壁内部の湿気が疑われます。換気扇や家具の裏側など、普段見えない部分もチェックしてみましょう。

雨の日、実際に水滴が垂れてくる箇所はあるか?

雨が降っている最中に観察できれば、水の浸入位置をある程度絞り込めます。天井・窓枠・壁際などを重点的に見てみましょう。

家具や床が濡れていないか?

木製家具やフローリングが湿っていたり、腐食している場合は、すでに長期間にわたって漏水が続いている可能性もあります。

タイミングにも注目

どのような雨で症状が出るか?

強風を伴う横殴りの雨、長時間降り続く雨、短時間のゲリラ豪雨など、状況ごとの変化を記録しましょう。特定の気象条件下のみ雨漏りが起きる場合は、原因の特定にとても有効なヒントになります。

こうした情報は、スマートフォンでの写真撮影動画記録を通じて残しておくことがおすすめです。日時や雨の強さと合わせてメモを残しておけば、業者が後日確認する際にも非常に助けになります。

②屋根や外壁の異常を目視でチェック

次に、雨水の侵入口として可能性が高い「建物の外部構造」を確認します。

ただし、屋根に登るなど危険な作業は避け、あくまで地上から見える範囲で無理のない範囲でチェックしましょう。

確認すべきポイント

屋根材(瓦・スレートなど)のズレや割れ

屋根の一部が明らかにずれていたり、破損している箇所がないかを確認します。強風や経年劣化で発生しやすいです。

棟板金(屋根の頂点部分)の浮きや外れ

特に金属屋根やスレート屋根では、棟板金が緩んで隙間から雨が侵入するケースがよくあります。

外壁のひび割れや塗装の剥がれ

外壁に走る細いクラック(ひび割れ)は、そこから水が浸入して内部の木材や断熱材を濡らすことがあります。大きな破損でなくても放置は危険です。

シーリング(コーキング)の劣化

窓まわりや外壁の目地に使われているシーリング材がひび割れていたり痩せていたりすると、そこから水が入りやすくなります。

バルコニーやベランダの排水状況

排水口に落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水が逆流し、防水層の隙間から室内へ侵入することがあります。水が溜まっていないかも確認しましょう。

雨樋の破損や詰まり

雨樋が曲がっていたり、落ち葉で塞がれていると、正常に排水されずに屋根周辺から雨水が浸入することがあります。

これらのチェックは、天候の落ち着いたタイミングで行いましょう。必要に応じて双眼鏡やカメラのズーム機能を使えば、より安全に詳細を確認できます。

③雨漏りの原因を推測する

ここまでの情報を踏まえて、最後は「水がどこから入ってきた可能性があるのか」を考えてみましょう。

もちろん素人の判断に限界はありますが、ある程度の仮説を立てておくだけでも、業者とのやり取りが格段にスムーズになります。

ヒント

室内の被害箇所に対応する屋根形状や構造を確認

たとえば1階の天井に雨漏りがある場合、ちょうどその上がベランダや下屋(1階の屋根)になっていないかを見てみましょう。

天窓や換気フード、出窓など開口部の近くではないか?

開口部まわりは防水処理が甘くなりやすく、雨風の影響を受けやすいため、雨漏りの発生ポイントとして非常に多いです。

建物の形状にも注意を

L字型の建物や複雑な屋根構造の場合、雨水が集中しやすい「谷部」ができることがあります。こうした部分は水が溜まりやすく、浸水のリスクが高まります。

外壁・バルコニー・屋根の接合部に注目

異なる素材が交わる場所や、構造的に弱くなりがちなつなぎ目部分も、雨漏りの発生源として要注意です。

これらの情報は、簡単な間取り図やメモに記録しておくと後々便利です。修理業者に「ここが怪しいと思います」と伝えることで、調査範囲を絞ることができ、調査時間や費用の節約にもつながります。

セルフチェックの記録をどう活用する?

雨漏りに気づいた際に行ったセルフチェックは、ただの確認作業ではありません。

きちんと記録を残し、それを修理業者とのコミュニケーションに活用することで、スムーズかつ的確な対応を引き出すための「重要な資料」になります。

では、具体的にどのように活用すればよいのでしょうか。

業者とのやり取りをスムーズにする「記録」

修理業者が調査に訪れた際、最初に行うのは「状況のヒアリング」と「現地確認」です。

このとき、施主が正確な情報を伝えられれば、業者は調査の精度を高めやすくなり、余計な時間やコストをかけずに済みます。

活用法1:被害状況の「時系列」を明確に伝える

「いつ」「どんな雨で」「どこから漏れたか」を説明できるようにしておくことが大切です。

たとえば、「4月10日の強風を伴う大雨の日、2階の北側の天井からポタポタと水が落ちてきた」というように、できるだけ具体的に伝えましょう。

雨漏りの再発や一時的な現象ではないことも、時系列の記録で証明できます。

同様の雨でも問題がなかった日を伝えると、原因の特定に役立つ比較材料になります。

活用法2:写真や動画で「視覚的に」状況を共有

被害箇所の写真や動画は、口頭での説明よりもはるかに正確に状況を伝えられます。

天井のシミ、カビの様子、床の濡れ、外壁のヒビなどは、見れば一目でわかる情報です。

業者によっては、事前に写真を送ることで訪問前におおよその見積もりや調査の方向性を立ててくれることもあります。

これにより、訪問から修理までの流れがスピーディーになります。

活用法3:業者比較の「判断材料」として使う

セルフチェックの記録は、複数の業者から見積もりを取る際にも役立ちます。

同じ情報を各業者に提示することで、提案内容や修理方針の違いを比較しやすくなり、不要な工事や過剰な見積もりを見抜く材料にもなります。

「根本的な原因に対処してくれる業者かどうか」「一時しのぎの対応で終わらせようとしていないか」など、提案の質も見極めやすくなるのです。

セルフチェックで得られる「信頼と安心感」

セルフチェックをしっかり行い、その記録を丁寧にまとめている施主は、業者側から見ても「しっかりとした判断力のある依頼主」と映ります。

結果として、より真摯で丁寧な対応を引き出しやすくなるのです。

また、記録を活用することで、業者との間に認識のズレが生じにくくなり、「言った・言わない」のトラブルも避けられます。

これは、修理の品質や納得感に大きく影響するポイントです。

セルフチェックで分からなかった場合は?

原因

雨漏りは一見すると単純な問題に思えますが、実際には建物の構造や経年劣化、複数の要因が重なって発生することが多く、原因の特定は非常に難しいケースもあります。

とくに、セルフチェックでは確認できない「見えない部分」で異常が起きている場合、いくら丁寧に観察しても解決の糸口が見つからないことがあります。

見えない場所で起こる雨漏りの可能性

雨漏りの原因は、必ずしも「屋根の穴」や「外壁のヒビ」だけではありません。以下のような場所や現象が、セルフチェックでは把握しにくい要因になっていることがあります。

天井裏や壁内部の配管からの漏水

給排水管やエアコンのドレンホースなどが破損・詰まりを起こし、建物内部に水が浸入するケースがあります。

構造内部の結露や湿気

室内外の温度差や通気不足によって発生した結露が、水漏れのように見える場合も。これは雨天に関係なく起きるため、見分けがつきにくい要因です。

屋根材の下の防水層の劣化

表面的には問題がないように見えても、ルーフィング(防水シート)などの内部構造が傷んでいると、雨がじわじわと侵入してしまいます。

外壁の裏側にある断熱材の劣化や水分の滞留

見た目では判断できない場所に長期間水がたまっていると、ある日突然雨漏りとして表面化することもあります。

原因がわからないときは、プロの力を借りるのが最善策

「自分でできる範囲は調べたが、どうしても原因が特定できない」

そんなときは、無理に自分で判断しようとせず、早めに専門業者へ相談することが重要です。

無理な確認作業で屋根に登ったり、高所をのぞき込んだりすると、転落などの事故のリスクも高まります。プロには調査機材と安全対策が整っているため、安心して任せることができます。

最新の調査技術を活用する業者が増加中

近年では、従来の目視や経験に加え、高精度の調査機器を活用する業者も増えています。以下のような機器や技術によって、原因の「見える化」が進んでいます。

サーモグラフィカメラ

壁や天井の温度変化を感知し、水分のたまりや流れを可視化。見た目ではわからない雨水の侵入経路を特定できます。

散水調査(漏水再現テスト)

雨に近い状況を人工的に作り出し、どの部分から水が入ってくるのかを確認します。複数の箇所に順番に水をかけて調べるため、精度の高い原因究明が可能です。

ドローンによる空撮点検

足場を組まなくても、屋根の上空から高解像度の映像や写真を撮影。安全かつ迅速に、屋根全体の状態を把握できます。

これらの技術は、従来では見つけにくかった「複数の要因が絡む雨漏り」の特定にも大きな効果を発揮します。

プロに頼ることは“解決の近道”になる

セルフチェックは、あくまで第一段階の行動です。

「原因がわからない」「もしかすると深刻な問題かも」と感じた段階で、信頼できる業者に調査を依頼することで、より早く、的確な修理につながります。

また、早期に対処することで、家の構造材が腐食したり、カビが広がったりといった「二次被害」のリスクも軽減できます。

雨漏り修理の相談先を間違えないために

雨漏りが発生すると、早く直さなければという焦りから、つい最初に見つけた業者や、突然訪ねてきた営業マンに相談してしまいがちです。しかし、相談先を間違えると、適切な修理が行われず、結果的に被害が拡大するリスクがあります。

正しい判断をするためにも、信頼できる業者選びのポイントをしっかり押さえておきましょう。

「とりあえず来た業者」に依頼するのは危険

「たまたま近くで工事をしている者です」「屋根が浮いているのが見えました」などと言って突然やってくる飛び込み営業や訪問販売業者には特に注意が必要です。

このような業者の中には、実際には雨漏りの原因調査をせず、「今すぐ修理しないと家が危ない」と不安をあおって、不要な高額リフォーム工事を勧めてくるケースもあります。中には、工事内容が不透明なまま契約を迫り、実際には効果のない簡易的な修理で済ませてしまう悪質な例も報告されています。

こうしたトラブルを避けるためには、「その場の勢い」で業者を決めず、自分で情報収集を行い、実績や信頼のある専門業者に依頼することが基本です。

特に雨漏りは、原因の特定が難しく、表面的な補修ではすぐに再発してしまうことも少なくありません。だからこそ、単なる工事業者ではなく、雨漏りに特化した知識と経験を持つ「専門業者」に相談することが非常に重要です。

 雨漏り専門の業者を選ぶポイント

では、どのような業者であれば信頼して相談できるのでしょうか?

以下のポイントを満たしているかを確認することで、優良な雨漏り修理業者を見極めることができます。

原因調査にしっかり時間をかけてくれるか

原因がわからないまま工事に入るのは非常に危険です。調査を丁寧に行い、原因の可能性を複数提示してくれる業者は安心できます。

点検内容を写真や動画で「見える化」して報告してくれるか

目視できない部分の劣化や損傷も、画像で丁寧に説明してくれる業者であれば、納得感のある判断が可能になります。

修理後の保証制度が明確か(例:10年保証)

工事が終わった後の安心感も大切です。保証制度の有無は、その業者が自社の工事に自信を持っているかどうかの判断材料にもなります。

また、「無料調査」とうたっていても、実際には十分な点検を行わず、すぐに高額な修理を提案する業者も存在します。説明が雑だったり、選択肢を提示せず一方的に工事を決めようとする場合は注意が必要です。

「雨漏り修理の達人」で、信頼できる業者を探そう

雨漏り修理で後悔しないためには、信頼できる専門業者との出会いが何より重要です。

「雨漏り修理の達人」では、全国の信頼ある雨漏り専門業者を厳選して紹介しています。

経験豊富なプロが、確かな調査技術と明確な説明で、あなたの大切な住まいを守ります。

  • 初めての雨漏りで、どこに相談すればいいかわからない
  • 他社の見積もりに不安がある
  • 修理後の保証もしっかり確認したい

そんな方は、ぜひ「雨漏り修理の達人」をご活用ください。

自分に合った信頼できる修理業者に出会える、確かな第一歩となるはずです。

よくあるセルフチェックの落とし穴

セルフチェックは雨漏り修理の第一歩として非常に有効ですが、「セルフチェックだけで大丈夫」と思い込むことには注意が必要です。自己判断に頼りすぎると、かえって状況を悪化させてしまうリスクもあるのです。

では、どのような落とし穴があるのか、具体的な失敗例とそのリスクを見ていきましょう。

見た目で原因を誤認し、的外れな修理をしてしまう

「この辺りが濡れているから、屋根のこの部分が悪いに違いない」と、見た目の印象だけで雨漏りの原因を決めつけてしまうことがあります。しかし、実際には水の侵入箇所と室内の濡れた場所が一致しないことも多いのが雨漏りの難しさ。

たとえば、外壁から浸入した水が壁の中を伝って天井に漏れるケースもあれば、バルコニーの防水層の劣化が原因だったということも。表面的な症状だけで判断してDIY修理をしてしまうと、根本原因を放置することになり、被害がさらに広がってしまいます。

応急処置だけで長期間放置してしまう

バケツで水を受ける、ビニールシートで覆うなど、応急処置を施して安心してしまうのもよくある落とし穴です。

もちろん、すぐに業者に連絡できない状況での応急処置は有効ですが、「とりあえずこれで大丈夫だろう」と油断して修理を先延ばしにするのは非常に危険です。時間の経過とともに建材が腐食したり、カビが発生して健康被害につながるおそれもあります。

小さな兆候(臭い、湿気)を見逃す

目に見える雨染みや水滴がないからといって、雨漏りが起きていないとは限りません。室内がジメジメする、カビ臭い、押入れの中の布団が湿っているなど、小さな兆候こそ見逃してはいけないサインです。

こうした症状は、すでに壁内や天井裏で水が浸入している可能性を示しています。放置すると、住宅の構造にまでダメージが及ぶことがあり、修理費用が大幅に膨らむことも。

プロに相談するのをためらって悪化させる

「こんな小さな雨漏りで呼んでいいのかな」「相談だけでもお金がかかりそうで心配」——そう考えて、専門業者への相談をためらってしまう人も少なくありません。

しかし、初期の段階であればあるほど、調査・修理もシンプルで費用を抑えられる可能性が高くなります。逆に、様子を見すぎて手遅れになると、屋根や外壁の全面改修といった大掛かりな工事が必要になることも。

少しでも不安がある場合は、遠慮せずに専門業者へ相談するのが賢明な判断です。
雨漏り修理の達人問い合わせフォームへ

応急処置をしておくと安心(あくまで一時的な対応)

雨漏りを発見したとき、すぐに専門業者に来てもらえない状況もあるかもしれません。そんなときは、被害の拡大を防ぐための応急処置が重要です。初期対応が早ければ早いほど、家の損傷を最小限に抑えることができます。

応急処置の具体的な方法

雨漏り箇所の下にバケツやタオルを置く

天井からポタポタと水が落ちてくるような場合は、まずは水を受ける容器を置き、床が濡れてしまわないように保護しましょう。タオルや新聞紙などで周囲を養生しておくのも有効です。

家具や電化製品を移動する

濡れることで故障や感電の原因となる電化製品や家具類は、できるだけ被害箇所から離れた場所に避難させましょう。

ブルーシートで屋根・バルコニーを覆う(安全な範囲で)

屋外からの雨の侵入が明らかで、かつ安全が確保できる範囲であれば、ブルーシートをかけて一時的に雨を遮る方法もあります。ただし、無理に屋根に登るのは非常に危険です。強風や雨天時は特に避けましょう。

電気のブレーカー周辺に水が及んでいる場合は使用を控える

水と電気が接触すると感電のリスクがあります。濡れた状態でのスイッチ操作や家電の使用は絶対に避けてください。状況によっては、ブレーカーを落とす判断も必要です。

応急処置は“つなぎ”と心得ることが大切

このような対応は、あくまでも「応急処置」であり、本質的な解決にはなりません。たとえその場しのぎで雨漏りが止まったとしても、建物の内部ではすでに被害が進行している可能性があります。

原因を正確に調査し、根本から修理を行わない限り、再発やさらなる劣化を招くリスクは消えません。

だからこそ、応急処置をした後は、なるべく早く信頼できる雨漏り修理業者に連絡することが不可欠です。

「雨漏り修理の達人」では、全国の優良業者からお近くの専門業者をスピーディーにご紹介しています。応急処置だけで済ませず、早期に専門家の対応を受けたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

雨漏り修理の流れとセルフチェックの関係

雨漏りの修理には、段階を追って進めていくことが重要です。慌てて工事を依頼するのではなく、正しい手順を踏むことで、無駄な費用やトラブルを防ぐことができます。

以下が、一般的な雨漏り修理の流れです。

雨漏り修理の5ステップ

【セルフチェック】で状況を整理する

室内外の状況、雨漏りの起きるタイミング、発生箇所などを自分で確認し、写真やメモを残しておきましょう。

【原因調査】を専門業者に依頼する

プロによる目視・散水調査・サーモグラフィ調査などで、雨水の侵入ルートを突き止めます。

【見積もり】を比較・検討する

修理内容、使用する材料、費用の内訳をしっかり確認。複数の業者に相談して比較するのも良い方法です。

【修理工事】の実施

調査内容に基づき、必要な箇所に的確な修理を行います。屋根、外壁、防水層などが対象となることもあります。

【保証・アフターサービス】の確認

工事後に不具合が発生した場合の対応や、保証期間の有無なども必ず確認しておきましょう。

セルフチェックが修理の精度と満足度を高める

このように、最初の「セルフチェック」は全体の流れの中でも非常に大切な役割を果たしています。被害状況が正確に整理されていることで、業者の調査もスムーズに進み、より的確で効率的な修理プランを立てやすくなるのです。

「雨漏り修理の達人」では、セルフチェックの方法や相談のタイミングについても詳しくご案内しています。

初めての雨漏りで不安な方も、セルフチェックの結果をもとにプロのアドバイスを受けたい方も、ぜひ一度ご活用ください。

【チェックリスト】雨漏り前のセルフ確認項目まとめ

雨漏りが疑われる場合、まずは以下のチェックリストを参考に、ご自宅の状況を整理してみましょう。セルフチェックを行っておくことで、被害の拡大を防ぐだけでなく、修理業者への正確な情報提供にもつながります。

雨漏りの発生場所・時刻・頻度

  • どの部屋で雨漏りしているか?
  • 雨が降り始めてから何分〜何時間後に漏れたか?
  • 毎回雨が降るたびに漏れるのか?それとも特定の条件のときだけか?

こうした情報は、雨水の侵入経路を推測する手がかりになります。できるだけ具体的にメモしておきましょう。

被害の程度(しみ・カビ・腐食など)

  • 天井や壁に変色(茶色、黒ずみ)があるか?
  • 壁紙や天井材が膨らんでいる、剥がれている箇所は?
  • カビが生えていたり、木部が腐っている形跡は?

見た目だけでなく、においや触感も大事な判断材料です。カビ臭やじっとりとした湿気を感じたら、その周辺を重点的に観察しましょう。

被害箇所の写真を撮影・保存する

  • 室内のしみやカビ、外壁のひび割れなどをスマートフォンで撮影
  • 雨が降っているときの状態がわかるよう、タイミングを変えて記録するのも有効

後から状況を説明するときに、口頭だけで伝えるよりも、写真があるほうが業者との意思疎通がスムーズです。

屋根材・外壁の目視確認

  • 屋根の瓦やスレートにズレ・割れ・落下がないか
  • 外壁にひび割れ・塗膜の剥がれがないか
  • 棟板金や雨どいに浮きや外れ、ゴミ詰まりがないか

脚立などで確認する場合は、必ず安全を確保し、無理は禁物です。見える範囲で構いません。

バルコニーの排水状況

  • 排水口が詰まっていないか?
  • 水たまりができていないか?
  • 防水層にひび割れがないか?

バルコニーや屋上は雨水が溜まりやすく、そこからの浸水が雨漏りの原因になることも少なくありません。

出窓・天窓・換気フード周辺の状態

  • シーリング(防水材)がひび割れていないか?
  • サッシの隙間やガラス周辺に濡れ跡がないか?
  • フードやダクトの取り付け部からの水の侵入がないか?

これらの部位は、構造上どうしても隙間が生じやすく、雨漏りが集中しやすいポイントです。

カビ臭・湿気の感覚にも注意

  • 「なんとなくジメジメしている」
  • 「以前より空気が重たい、変な臭いがする」

といった感覚も重要なサインです。壁や天井内部で雨水が広がっている可能性もあるため、違和感があれば早めにチェックしましょう。

まとめ

雨漏りが発生したとき、最初の行動で結果が大きく変わります。

慌てて業者に任せる前に、自分でチェック・記録・整理をすることで、無駄な出費を防ぎ、適切な対応へつなげることができます。

「雨漏り修理の達人」では、セルフチェックの後に役立つ「的確な原因調査」と「確かな修理対応」で、多くの住宅トラブルを解決してきました。

まずは自分でできるところまで確認し、わからない場合はお気軽にご相談ください。住まいの安心は、正しい第一歩から始まります。

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