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ミサワホームで雨漏り!修理の保証内容や費用について徹底解説

「大手ハウスメーカーの家なら雨漏りの心配はない」と思っていませんか?

実は、ミサワホームで建てた住宅でも、築10年・15年を過ぎた頃から雨漏りトラブルが発生するケースは少なくありません。

この記事では、ミサワホームの保証制度の内容と範囲、実際の雨漏り事例、修理費用の目安、保証外になった場合の対策まで、詳しく解説します。

ミサワホームの長期保証制度とは?

住宅を建てる際、「大手ハウスメーカーだから安心」と思っている方も多いでしょう。

ミサワホームでは、建物の品質を維持するために、長期保証制度を設けていますが、実は「保証がある=無条件で修理してもらえる」わけではないことを理解しておく必要があります。

初期保証20年(雨水の侵入防止保証)

ミサワホームの保証で最も重要なのが、「雨水の侵入防止保証」です。

これは、引き渡しから20年間、建物の主要な防水部分からの雨漏りに対し無償で修理対応してくれる制度です。

対象となるのは以下の箇所です。

  • 屋根や外壁の防水処理(シーリング・防水層)
  • 窓サッシやバルコニーまわりの雨仕舞い部分
  • 屋上防水層やドレン(排水口)周辺

つまり、建物の外部から雨水が侵入しうる“すべての部位”が対象ですが、当然ながら無条件ではありません。

3ヶ月・1年・2年・5年・10年・15年・20年という節目ごとの定期点検をきちんと受けることが、保証を維持する大前提となります。

この点検で不具合が発見された場合、メーカーが提案する有償メンテナンス(シーリング打ち替え、防水トップコートの再施工など)を施主側が適切に実施していることが保証継続の条件となります。

延長保証制度(最長60年保証)

ミサワホームでは、20年目以降も有償メンテナンスを行うことで10年ごとに保証を延長する「長期サポート延長制度」が用意されています。

これにより、最大60年目まで保証を継続できる仕組みです。

延長時には、以下のようなメンテナンスが必要になります。

  • 屋根・外壁シーリングの打ち替え
  • バルコニー・屋上の防水層再施工(ウレタン防水やFRP防水など)
  • 屋根材の塗装メンテナンス
  • 外壁の再塗装や表面処理

これらのメンテナンスを、ミサワホームまたは指定の施工業者が行うことが条件です。

施主が独自にメンテナンスを行った場合や、業者選定を誤った場合には、延長保証が認められないケースもあります。

保証が適用されないケース

ミサワホームの長期保証制度でも、すべてのトラブルが保証対象になるわけではありません

具体的には以下のようなケースは保証対象外とされます。

定期点検・有償メンテナンスを受けていない場合

点検・メンテナンス履歴がないと、自然劣化と見なされ保証対象外となるリスクが高まります。

経年劣化による自然消耗

防水材やシーリング材の寿命に伴う劣化については、消耗品扱いとして施主負担での修理が求められる場合があります。

台風・地震・豪雨などの自然災害が原因

保証制度ではカバーされず、火災保険の「風災補償」や「地震保険」での対応が一般的です。

排水口詰まりや施主の管理不足による雨漏り

バルコニーの排水口がゴミ詰まりを起こし、雨水が逆流した結果の雨漏りなどは「施主の過失」と判断される可能性が高いです。

保証書・点検記録の管理がカギ

特に大切なのは、保証書・点検記録・メンテナンス実施履歴を施主自身がきちんと管理しておくことです。

「点検時に異常がない」と言われた場合でも、その記録を残しておくことで、後々のトラブル時に重要な証拠となります。

【参考】ミサワホーム 公式保証ガイド

実際に報告されている雨漏りトラブル事例

ミサワホームでの雨漏りトラブルは、「大手ハウスメーカーならではの保証制度があるから安心」と考えていた施主が、「保証外対応」に直面して初めてリスクを実感するケースが多く見られます。

以下に、実際にネット上で報告されている事例をご紹介します。

事例1:築12年目、外壁目地シーリング劣化による雨漏り

ある施主は、築12年目で外壁の目地シーリング(コーキング)が劣化し、壁内に雨水が浸入。クロスの浮きやカビ臭さで異常に気付きました。

この方は、10年目の定期点検でシーリング打ち替えのメンテナンス提案を受けていたものの、費用面から施工を先延ばしにしてしまったとのこと。その結果、保証対象外と判断され、シーリング打ち替えと内部補修を施主負担で行うことになり、最終的に30万円以上の修理費用がかかっています。

事例2:バルコニー防水層の劣化による雨漏り

別のケースでは、築15年目でバルコニーからの雨漏りが発生。雨が降った後にリビング天井にシミができ、調査の結果、バルコニーの防水層トップコートが劣化しており、排水口まわりから浸水していたことが判明しました。

ミサワホーム側では、保証延長時の有償メンテナンス(防水層再施工)が行われていなかったため、「施主管理不足」として保証対象外に。防水層の全面再施工費用として約50万円が施主負担となったとの報告があります。

共通するトラブルの傾向

上記のようなトラブルには共通点があります。

  • 定期点検で「劣化リスク」指摘を受けていたにも関わらず、費用負担を理由に後回しにした結果、保証適用外に
  • バルコニーや外壁など「目に見えない部分」の劣化は、施主が気付きにくく、雨漏りが発生して初めて重大さに気付く
  • 「保証延長制度」は、あくまでも「適切なメンテナンス履歴」があって初めて成立するもの

特にシーリングや防水層といった消耗部材は、10年〜15年で劣化が進行するため、「定期メンテナンス=保証継続の条件」であることを施主側も強く認識しておく必要があります。

雨漏りが発生した際の対応フロー

雨漏りを発見したとき、多くの方が「どこに連絡すればいいのか」「どんな準備が必要なのか」で迷います。

適切な初動対応を取ることで、修理までの流れがスムーズになり、無駄な費用やトラブルも防ぐことができます。

以下の5ステップを意識して行動しましょう。

雨漏り箇所を写真・動画で記録

まず行うべきは「被害状況の証拠保全」です。

  • シミの広がり具合
  • 水滴が垂れている様子
  • カビの発生箇所
  • 雨の日・晴れの日の違い

これらをスマートフォンなどで写真・動画で残すことが大切です。

特に、雨が降っているタイミングでの映像は、雨水がどこから伝っているかのヒントにもなるため、後の調査がスムーズになります。

また、天井裏から水音がする場合はその音も録音しておくと効果的です。

ミサワホームのカスタマーセンターに連絡

記録ができたら、次に行うのがミサワホームのカスタマーセンターへの連絡です。

問い合わせ時には以下の情報が必要になります。

  • 契約者名
  • 物件住所
  • 築年数(引き渡しからの経過年数)
  • 保証書の有無(保証書番号が分かればベスト)
  • 雨漏りの状況説明(写真・動画があるとスムーズ)

ミサワホームでは、カスタマーサポートが保証状況の確認や現地調査の手配を行ってくれます。

現地調査(無償点検範囲内なら無料)

カスタマーサービスへ連絡後、日程調整のうえ現地調査が実施されます。

調査内容は以下のような流れです。

  • 屋根・外壁の防水層、シーリング劣化のチェック
  • バルコニー・排水口の詰まり確認
  • サッシまわり・外壁の隙間やクラック確認
  • 室内天井裏や床下の確認(必要に応じて)

【注意点】

保証期間(20年以内)であれば基本的に無償点検ですが、20年を過ぎた場合は「有償点検」となるケースが一般的です。

点検費用の相場は数万円〜となることもあるため、事前に確認しておきましょう。

保証適用可否の判定

現地調査が完了すると、調査報告書が作成され、「保証適用可否」が判定されます。

以下のように判断されるのが一般的です。

  • 保証内:雨水の侵入防止保証対象部位が原因であり、適切なメンテナンス履歴がある場合 → 無償修理対応
  • 保証外:経年劣化・施主側の管理不備・メンテナンス履歴不備・災害起因(火災保険対応) → 有償修理対応

「保証対象外」と判定された場合でも、諦めずに火災保険の活用や**第三者診断(雨漏り診断士による調査)**を検討するのも一つの手段です。

修理内容と費用の確認・施工開始

保証適用の有無が決まったら、いよいよ修理に向けた具体的な打ち合わせに入ります。

  • 修理範囲(屋根・外壁・サッシなど)
  • 使用する補修材料(シーリング材、防水材の種類)
  • 工事日程と期間(仮養生が必要な場合も)
  • 施工後の保証内容(再発時の対応について)

提示された見積もり内容をしっかり確認し、疑問点はその場でクリアにすることが重要です。

納得したうえで正式に契約し、修理工事がスタートします。

保証対象外の場合の修理費用目安

コスト
修理内容 費用目安
屋根材補修(瓦差し替え・スレート補修) 3〜10万円
外壁シーリング打ち替え 20〜50万円
バルコニー防水層再施工 30〜70万円
内装クロス張り替え(雨染み補修) 10〜30万円
大規模修繕(カバー工法・屋根葺き替え) 100万円〜

放置すれば被害範囲が広がり、最終的に高額なリフォーム工事が必要になるケースもあります。

火災保険や第三者診断の活用方法

火災保険

雨漏りが発生した際、メーカー保証が適用されない場合でも、施主が取れる「次の一手」はいくつかあります。

ここでは、火災保険の利用第三者診断の活用について詳しく解説します。

火災保険の「風災補償」を利用

多くの住宅火災保険には、「風災・雹災・雪災補償」が標準で付帯されています。

例えば以下のようなケースで保険適用が可能です。

  • 台風の強風で屋根材や棟板金が飛ばされた
  • 雹(ひょう)によって外壁やサッシが破損し、そこから雨水が侵入
  • 強風でバルコニーの防水層に亀裂が入り、雨漏りが発生

【火災保険を適用する際の流れ】

①発見次第、すぐに被害箇所を撮影・記録する

屋根や外壁、室内のシミや水滴の状況など、できるだけ多くの角度から記録。

②修理業者に被害状況の調査・見積書作成を依頼

火災保険申請に必要な書類(見積書・被害写真・事故状況報告書など)を揃えてもらいます。

③保険会社に連絡し、申請手続きを行う

申請期限は「被害発生から3年以内」ですが、時間が経つと認められにくくなるため、早期申請が鉄則です。

④保険会社の調査員による現地確認(必要時)

⑤認定後、保険金が支払われ修理開始

【ポイント】

保険適用の可否は、「自然災害が直接の原因かどうか」が基準になります。

経年劣化や施主の管理不足が原因と判断されると、適用外となるケースもあるため、修理業者による正確な被害診断が重要です。

第三者診断の活用

メーカー側が「保証対象外」と判断してきた場合でも、第三者機関による診断で覆ることもあります

特に以下のようなケースでは、第三者診断が有効です。

  • メーカーが「経年劣化」と説明してきたが、施主側では納得できない
  • 原因箇所が明確に説明されず、不信感がある
  • 修理見積りが相場より高額で適正価格か判断がつかない

【おすすめする第三者診断の依頼先】

  • 雨漏り診断士が在籍する専門業者
  • 建築士による第三者住宅診断(ホームインスペクション)
  • 外装・防水専門業者によるピンポイント調査

これらの専門家に依頼することで、メーカーと利害関係のない立場から原因特定と適正価格での修理プランが提示されます。

また、「雨漏り修理の達人」では、第三者診断が得意な専門業者の紹介も行っていますので、トラブル時には一度相談してみるのも賢明です。
雨漏り修理の達人問い合わせフォームへ

雨漏りを防ぐために施主ができること

ポイント

雨漏りトラブルを未然に防ぐためには、メーカー任せにせず、施主自身が主体的に管理・メンテナンスを行う意識が重要です。

具体的な施主の行動ポイント

  • 5年ごとの定期点検は必ず受ける点検の際は「報告書」を書面で受け取り、保管しておきましょう。
  • 外壁シーリングやバルコニー防水層のメンテナンス周期を把握一般的に10〜15年で劣化が進む部分なので、適切な時期にメンテナンスを実施。
  • バルコニー排水口・雨樋の掃除を怠らないゴミ詰まりや落ち葉の放置が雨漏りリスクを高めます。
  • 点検時の補修提案は「不要」と断らず、慎重に判断断った場合、その記録が残り、後の保証適用に不利となる場合もあります。
  • 異変があれば、すぐに写真・メモで記録し、メーカーへ相談

「雨漏りは、施主とメーカーの連携があってこそ防げる」という意識が、長く安心して暮らせる住まいを守ります。

まとめ

ミサワホームの保証制度は充実していますが、「定期点検の未実施」や「メンテナンス提案の断り」によって保証対象外となるリスクもあります。

万が一の雨漏りに備え、施主自身が履歴管理・メンテナンスを積極的に行うことが大切です。

また、保証外とされた場合でも火災保険や第三者診断を活用することで、修理費用を抑えられるケースがあります。

「雨漏り修理の達人」では、雨漏り調査・修理に実績のある優良業者を比較・相談できるサービスを提供しています。

初めての方でも安心して相談できる環境が整っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

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