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雨漏り修理の基礎知識
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縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?ガルバリウム銅板の施工方法について

縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?ガルバリウム銅板のイメージ

ガルバリウム銅板は、軽量で耐震性に優れていて金属製なのに錆びにくく、更にコストパフォーマンスよいことから、最近人気のある屋根材の一つです。また耐久性や防水性が高いのもメリットの一つですが、その施工方法によって更に雨漏りに強い屋根にできることをご存じでしょうか?
今回の雨漏り基礎知識では、ガルバリウム銅板の2種類の施工方法についてその特徴などをご紹介していきます。

ガルバリウム銅板の特徴について

縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?ガルバリウム銅板の特徴

アメリカにあるスレヘムスチール社が開発したアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板でその名称をガルバリウム鋼板と言います。
金属性の屋根材と言えば一昔前はトタンが主流でした。軽量で耐震性に優れ尚且つ価格が安いことから多くの住宅や倉庫などに普及しましたが、錆に弱く耐久性が劣るといった弱点がありました。それに代わって登場したのがこのガルバリウム鋼板です。金属製でありながら錆びにくく高い耐久性を持っていることから、住宅の他に店舗などのビルや工場や倉庫にも多く使用されています。また住宅やビルの屋根や外壁の建材としてはもちろん、高速道路の防音壁や電子レンジや冷蔵庫などの家電製品、造船や自動車にまで幅広く利用されています。

こちらの記事にガルバリウム鋼板について詳しく書かれていますので、あわせてご覧ください。

ガルバリウム鋼板の特徴やメンテナンス、修理方法についてご紹介

このように非常に優秀な屋根材ですので、葺き替え工事などの屋根修理や雨漏り修理などにぜひおすすめしたい屋根材です。ただ、屋根や環境に適していない工法や誤った施工をしてしまうと、ガルバリウム鋼板の性能を発揮することができませんので注意が必要です。

ガルバリウム銅板の2種類の施工方法

縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?ガルバリウム銅板の施工方法

日本の住宅では瓦屋根やスレート屋根が多くありますが、最近では優秀なガルバリウム鋼板を選ばれる方が多くなってきました。メリットの多い屋根材ですので、施工する際もその性能を十分に発揮できるように施工方法にもこだわってはいかがでしょうか。
ガルバリウム鋼板屋根の施工方法には以下の2種類がありますので、ご紹介していきます。

縦葺き工法について

1つ目は縦葺き工法と言います。長い1枚の銅板を屋根の天辺から軒先まで施工する方法を「縦葺き」と言います。屋根のデザインが縦縞になりますので、すっきりとした見た目になります。また、この縦葺き工法にも2つの種類があります。

瓦棒葺き

ガルバリウム鋼板を固定するため、接合部分に心木を使用する工法です。屋根の内部に木材が入っているので、もし屋根に隙間があれば雨水が入り込み腐食する可能性があり雨漏りを引き起こしてしまいます。

立平葺き

金属同士を折り曲げて結合させる工法です。木材を使用していないため腐食する心配がないため、この工法が現在は一般的となっています。
以下の記事に立平葺きについて詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

雨漏りに強いって本当?立平葺きのメリットデメリット

横葺き工法について

地上と平行して横に長いガルバリウム鋼板を軒先から施工する方向を「横葺き」と言います。
見た目はスレート屋根のように横縞になります。屋根材を重ねて施工するため段差が生まれますので、平坦な印象の縦葺きと比較すると立体感ありデザイン性を高めることができます。

縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?

縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?

縦縞と横縞といった見た目だけではなく、それぞれに特徴があります。
雨漏りに強いか弱いかはそれぞれのメリットとデメリットを合わせてご紹介します。

縦葺きのメリット

  • 雨漏りしにくい
  • 緩やかな勾配の屋根でも施工ができる
  • 横葺きよりコストが安い
  • 横葺きより工期が短い

屋根の頂点から軒先まで縦に線がありますので、屋根の上から下の軒先までスムーズに雨水を流すことができます。屋根の傾斜角度が低くても施工することができます。

縦葺きのデメリット

  • デザイン性がない
  • 屋根の形状によっては施工不可

先ほども説明しましたが、縦葺きに使用するガルバリウム鋼板は長い1枚の板を加工することなく使用します。ですので、複雑な屋根の形状の場合はサイズが合わなくなり施工を行うことができません。そして、板をそのまま張り付けるだけですのでシンプルな印象になりますが、凝ったデザインにはできません。

横葺きのメリット

  • 複雑な屋根の形状でも施工可能
  • デザイン性がある
  • 遮音性がある
  • スレート屋根が横葺きなら重ね葺き可能

縦葺きとは違い複雑な家の形状でも施工が可能です。また、商品のバリエーションが豊富なため家の雰囲気や好みによって屋根をデザインすることもできます。また、重ねて施工することから厚みも出て遮音性が高まります。

横葺きのデメリット

  • 雨漏りのリスクが高い
  • 縦葺きよりコストが高い
  • 縦葺きより工期が長い

地面と平行に葺いていますのでそこに段差が生まれます。その影響で屋根の上から流れ落ちてくる雨水をせき止めてしまう可能性があり、そこが雨漏りの原因になることも。屋根の構造上、水はけが悪いことから緩い勾配の屋根に施工するとはできません。

ガルバリウム銅板を施工する際の注意点

縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?その注意点

縦葺きと横葺きそれぞれにメリットやデメリットがありますが、施工方法を検討される際にあわせて注意してきたいポイントがあります。

屋根の勾配が適しているかどうか

先ほども少し触れましたが、横葺きの場合は緩勾配の屋根には施工ができず、3.0寸以上の勾配が必要です。その理由は繰り返しになりますが雨水が流れにくい構造になっていますので、劣化が進行しやすく雨漏りのリスクが高くなるからです。
なお、縦葺きの場合は0.5寸以上の勾配があれば施工可能です。

屋根の勾配については以下の記事を参考にしてみてください。

雨漏りに強い屋根の勾配とは?角度によって違いがあります

荷下ろしできるスペースがあるか

縦葺きの場合は大きな1枚板のガルバリウム鋼板を使用しますので、4トントラックで運びみます。そのためトラックが入れる道路環境で現場に積み下ろしできるスペースが必要になります。

まとめ

縦葺きと横葺きどちらが雨漏りに強い?まとめ

一口にガルバリウム鋼板屋根と言っても施工方法は様々です。見た目だけではなく、それぞれに特徴がありメリットやデメリットが存在します。もし、ガルバリウム鋼板で屋根の葺き替え工事やカバー工法などの屋根修理をご検討されているのであれば、お住まいの住環境や屋根の形状も考慮して雨漏りのリスクがない屋根づくりを目指してください。

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