ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
こちらのお客様はご購入された中古住宅が瓦屋根だったことから、耐震性に不安があるとのご相談をいただきました。
お客様は8社見積をとられており、弊社を選んでいただいた理由が、現地調査の際に雨樋が比較的きれいなので留め金交換のみで雨樋本体は交換不要であること、そして下屋の勾配が1.5寸なためガルテクトは施工できないので立平を使用することなど具体的な提案があったからとのことでした。
瓦屋根は丈夫ですが、屋根材の中では最も重いため耐震性という点は劣ります。そのため軽い屋根材に葺き替えたいとのことでした。
弊社から「カラーベスト」、「軽量瓦」、「スーパーガルテクト」の三種類の屋根材をご提案いたしました。
カラーベストは価格が最も安く、粘土瓦の約1/3の重さです。軽量瓦は見た目は瓦そっくりでありながら重量は約半分で耐風性にも優れています。
スーパーガルテクトは金属製で重さは瓦の約1/10。非常に軽量で耐久性にも優れています。
色々吟味された結果、他の屋根材よりも高価ですが、耐久性や意匠性、そして軽量性からスーパーガルテクトをお選びになられました。
今回瓦の大屋根の葺き替えとともに、カラーベストの下屋の葺き替えもご希望されたため施工いたしました。
大阪市泉大津市にて中古住宅の瓦屋根葺き替え工事を行った様子をご紹介いたします。
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こちらが工事前の様子です。
新築では瓦屋根のお宅は減ってきましたがここ大阪でもまだまだたくさん見られます。
まずは、既存の瓦を撤去します。こちらは瓦の下に土がある土葺きという工法で作られていました。
昭和初期に建造されたお家ではよく用いられており、瓦の下に大量の土を置くことで瓦を固定し、建物に重量を出すことで安定を出す目的がありました。
しかし関東大震災など大きな地震が相次いだことで今は土葺きで新しく屋根を葺くことはありません。度葺きの屋根は瓦だけではなく、土の重さも加わるため建物に負荷がかかり、地震の際に揺れが大きくなってしまいます。
瓦とともにこの土も撤去していきます。
撤去したあとに、専用の掃除機できれいにしていきます。
長年の重みや劣化によって下地に傷みや歪みが生じているため、傷みを補修してかさ上げを行い、高さを合わせていきます。
軒先から屋根がはみでる部分には防腐剤入りのオイルステンを塗装します。
高さが揃ったら上から合板を張っていきます。
そして防水シート(ルーフィング)を張ります。防水シートは屋根の隙間から雨水が入り込んだ時に最終的に雨漏りを防いでくれます。
あと半面は次の日に持ち越しですが、棟部分に雨が降った時に雨水が侵入しないようにブルーシートをかぶせておきます。
後日、もう半面を同じ工程で施工します。
雨樋を固定している留め金具が劣化していたため、ついでにさびにくいステンレス線に交換いたしました。
軒先板金、ケラバ板金といった板金を取り付けていきます。
そして新しい屋根材であるスーパーガルテクトを施工します。
スーパーガルテクトは瓦の1/10という軽さだけではなく、耐久性や断熱性にも優れた高機能屋根材です。
塗膜15年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証という長期のメーカー保証もついており、やや高価ではあるものの耐久性が高いためランニングコストも抑えられ、断熱機能により冷暖房費の削減も期待できる屋根材です。
スーパーガルテクトとはどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
棟換気取り付けのために屋根材に開口部をあけておきます。メーカーの仕様にしたがって換気棟用捨水切を仕込みます。
棟換気は、湿気がこもりやすい小屋裏の換気を行うことで内部結露を防ぐことができます。
屋根材の開口部をあけるため雨漏りを心配される方もおられますが、取り付けの際の雨仕舞を確実に行えば雨漏りすることはありません。
また棟の部分は屋根材を立ち上げておき、吹き込みによる雨の侵入を防ぎます。
棟の下地材を施工し、上から棟板金と換気棟をパッキン付きビスで取り付けます。
清掃を行って大屋根の葺き替えは完了です。
次は下屋の施工に入ります。
大屋根は瓦でしたが下屋はカラーベストが葺かれています。
屋根は屋根材ごとに勾配が決まっており、カラーベストは3.5寸の勾配が必要ですが、こちらの下屋の勾配は1.5寸しかありません。
必要な勾配が足りないとうまく雨水が排水されず、屋根材の内部に侵入する、水が溜まるなど不具合を起こしてしまいます。
さらに写真のように釘穴が見えてしまっており、下地に雨が張り込んでいる可能性が非常に高いです。
おそらく現在は下の防水シートで雨が防いでいると思われ、雨により防水シートが劣化する速度が早まり雨漏りする危険性は非常に高い状態です。
下屋根のカバー工法を行っていきます。
まずはケラバ板金、壁際の板金を撤去し、軒先唐草を新しく取り付けます。
そして新しい防水シートを敷きます。
壁際の取り合い部分の立ち上げ用の木材も設置。
上から屋根材を施工します。
使用するのは「立平333」。ガルバリウム製の高防水性をもつ縦葺きの屋根材です。
立平葺きは横方向に遮るものがなく排水性が高いため、低い勾配でも葺くことが可能。
また接合部分も嵌合式というはめこみタイプなので防水性に優れます。
壁と接する取り合い部分は雨漏りしやすい場所のためしっかりと板金を立ち上げて水が入り込まないように施工しておきます。
そして壁押さえ板金を上から施工し意匠性と防水性を高めます。
この壁押さえ板金は現場に合わせて作成した自社製のオリジナル。そのため雨水が入り込む余地なく隙間なく仕上がっています。
最後に清掃をして完了です。
今回の工事では瓦屋根と下の土を撤去し、傷んでいた下地も補修しました。
新しい防水シートと軽くて耐久性のあるスーパーガルテクトに葺き替えすることで重量が約2.8トンから300kgへと大幅軽減。
耐震性、防水性が向上しました。
葺き替え工事では屋根を撤去する際に急な雨が降ると雨漏りしてしまいます。
そのため瓦の撤去時には反面ずつ施工することで急な雨に備え、日をまたぐ際には棟部にブルーシートを置くなど工夫しました。
また壁の取り合い部など雨もりしやすい場所には自社加工の板金を施工し、雨が入り込む可能性を可能な限り少なくしています。
お客様にも屋根が軽くなって安心した、具体的な提案があって正直な印象を受け、施工がイメージしやすかったとお喜びいただけました。
弊社も大変うれしく存じます。
この度は、株式会社エーストラストにご依頼いただき誠にありがとうございました。
今後また何かございましたらどうぞお気兼ねなくご相談くださいませ。
株式会社エーストラストではなんでも交換するのではなく、現場に合わせて必要な工事をご提案いたします。
大阪市の雨漏り修理・屋根葺き替え・カバー工法は株式会社エーストラストにお任せください!
現場住所 | 大阪府泉大津市 |
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施工内容 | 大屋根瓦葺き替え工事、下屋カバー工法 |
施工箇所詳細 | 大屋根、下屋 |
使用屋根材1 | 大屋根:スーパーガルテクト |
使用屋根材2 | 下屋:立平333 |
工事金額 | ¥771,200 |
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