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屋根材の種類別に見る雨漏りの原因と傾向、修理方法

PROFILEこの記事は私が監修しました

京都市右京区の雨漏り修理の達人「株式会社Re.ルーフ」

株式会社Re,ルーフ代表 竹村 督史(たけむら とくし)

平成27年に株式会社Re,ルーフを創業。

一級瓦葺き技能士、産業廃棄物収集運搬建設業許可

ハウスメーカー、マンション、アパート、一般住宅、ゲストハウス、京町屋など。改修メインに経験多数。

お客様の要望に寄り添うご提案、丁寧な仕事は当たり前!
プラスアルファをお届けできるように努めています。

詳細プロフィール 公式HP

家の屋根は、雨風や紫外線から建物を守る重要な役割を果たしています。しかし、屋根材の種類や経年劣化、施工不良などによって雨漏りのリスクが高まることがあります。雨漏りは放置すると、建物の内部構造に深刻なダメージを与え、修理費用も高額になりがちです。

特に屋根の雨漏りは「一箇所だけを修理しても再発する」ケースが多く、原因をしっかりと特定し、根本的な対策を行うことが重要です。そのため、信頼できる業者選びが不可欠です。

本記事では、屋根材ごとの雨漏りの原因や傾向、修理方法について詳しく解説し、適切な対応方法をご紹介します。

屋根材の種類と雨漏りの傾向

屋根材によって雨漏りの原因や発生しやすい部分は異なります。屋根の形状や施工方法によっても変わりますが、屋根材の特性を理解し、適切な対策を講じることが重要です。ここでは、代表的な屋根材ごとに、雨漏りの原因や修理のポイントを詳しく見ていきます。

瓦屋根について

特徴

瓦屋根は日本の伝統的な屋根材として長年愛用されてきました。粘土を高温で焼き上げて作られており、しっかりとメンテナンスを行えば50年以上もの長期間、家を守り続けてくれます。日本の四季折々の気候に適しており、断熱性や耐火性にも優れています。

瓦屋根のメリット

  • 自然素材を使用しており、環境への負担が少ない
  • 年月が経っても劣化が少なく、塗り替えの必要がない
  • 丈夫で長持ち、雨音も気になりにくい

瓦屋根のデメリット

  • 重量があるため、地震の際は建物への負担に注意が必要
  • 設置にかかる費用が比較的高め
  • 定期的な点検・メンテナンスが大切

雨漏りが起きやすい原因

瓦のズレや割れ

強風や地震で瓦がずれると、その隙間から雨水が入ってきてしまいます。- 瓦に衝撃が加わったり、長年の使用で割れが生じると、そこから水が染み込んでしまいます。

漆喰の傷み

瓦と瓦の間を埋めている漆喰が古くなると、雨水が入り込む原因になります。- 漆喰から侵入した雨水により、屋根裏の木材が傷んでしまう可能性があります。

防水シートの劣化

瓦の下に敷いてある防水シートが傷むと、雨水が直接室内に染み込んでしまいます。- 長年の風雨や日光により、徐々に防水性能が低下していきます。

雨漏りの特徴と予防のポイント

瓦屋根の雨漏りは、目視だけではなかなか気づきにくいものです。特に小さなズレやひび割れを放っておくと、知らないうちに雨水が染み込んで屋根裏の木材を傷めてしまうことがあります。早めの対策が大切ですね。

瓦屋根のメンテナンスについては、年1回の定期点検を行い、瓦のズレは早めに補修することが重要です。また、漆喰は5〜10年、防水シート(ルーフィング)は20〜30年を目安に交換や塗り直しを検討する必要があります。

スレート屋根(コロニアル)について

コロニアル屋根の特徴

特徴

スレート屋根は、セメントを主な材料として作られた屋根材です。重さが軽く、取り付けも比較的簡単なため、多くのご家庭で採用されています。特に、価格と性能のバランスが良いことから、新築住宅でも人気の屋根材となっています。

スレート屋根のメリット

  • 価格が手頃で取り入れやすい
  • 軽い屋根材なので地震に強い
  • デザインの種類が豊富で好みに合わせやすい

スレート屋根のデメリット

  • 定期的な塗装のお手入れが欠かせない
  • 衝撃に弱く、年数とともに劣化が進みやすい
  • 雨漏り防止は表面の塗装に大きく依存する

雨漏りが起きやすい原因

ひび割れや欠け

長年の雨風や日光により、スレートに細かいひび割れが生じることがあります。- 強い風で飛んできた物がぶつかって破損することも。

コーキングの劣化

屋根材の接合部分のコーキングが古くなると、防水機能が低下してしまいます。- コーキングの劣化部分から雨水が侵入するケースが多く見られます。

防水塗装の劣化

スレートは表面の塗装で雨水を防いでいるため、この塗装が剥がれてくると雨水を吸い込んでしまいます。

雨漏りの特徴と予防のポイント

スレート屋根の雨漏りは、初期の段階では見つけにくい特徴があります。気づいたときには屋根の内部に水が溜まっていることも多いため、早めの点検と対策が大切です。

メンテナンスとしては、10年ごとの防水塗装、ひび割れの早期補修、コーキングの定期的な打ち替えなど、計画的なメンテナンスを行うことが重要です。

金属屋根(ガルバリウム鋼板)について

特徴

ガルバリウム鋼板は、軽くて丈夫な現代的な屋根材です。雨や紫外線に強く、錆びにくい特性があるため、最近の住宅でよく見かけるようになりました。特に、スタイリッシュな外観を求める方々に好まれています。

金属屋根のメリット

  • 建物への負担が少なく、地震にも強い
  • 錆びにくく、長持ちする
  • お手入れがしやすい

金属屋根のデメリット

  • 冬場に結露が気になることがある
  • 夏は暑く、冬は寒くなりやすい
  • 雨の日は音が気になることも

雨漏りが起きやすい原因

錆びが出てきたとき

塗装が古くなると錆びが出始め、そこから穴が開くことも。- 特に端っこや継ぎ目から錆びやすいです。

継ぎ目のシール材が劣化したとき

年月とともにシール材が硬くなり、そこから雨水が入ってきます。

取り付けに問題があるとき

ネジの締め方が適切でないと、そこから雨水が入ることがあります。

雨漏り対策のポイント

金属屋根の場合、特に継ぎ目からの雨漏りに注意が必要です。定期的な点検と適切な補修で、長く安心して使えます。

メンテナンスについては、定期的な防錆塗装による屋根の保護、シール材の適切なタイミングでの交換、そしてネジ部分の定期点検が重要です。

このように、屋根材それぞれに特徴があり、対策方法も変わってきます。適切なお手入れを行うことで、雨漏りのリスクを減らすことができます。
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雨漏りの原因

雨染み

雨漏りは、屋根材が古くなったことだけが原因ではありません。施工の仕方や防水層の状態など、目で見えにくい部分に問題があることも少なくありません。そのため、専門家による点検と適切な修理が大切になります。

ここからは、雨漏りが起きる主な原因について詳しくご説明します。

施工の不具合による雨漏り

新築やリフォームの際に、施工方法が適切でないと、比較的早い段階で雨漏りが起きてしまうことがあります。ここでは、よく見られる施工上の問題点についてご説明します。

こんな施工の不具合に要注意

屋根材のズレや隙間

瓦やスレートの固定が不十分だと、風や地震の影響で少しずつズレが生じ、そこから雨水が入ってきてしまいます。

防水シート(ルーフィング)の取り付け不良

屋根材の下に敷く防水シートは、重ねる幅や固定方法が不適切だと、雨水が建物の中まで染み込んでしまう原因になります。

板金部分の取り付け不良

屋根の継ぎ目などに使う板金部分。これがしっかり固定されていないと、強い風で浮き上がり、雨水が入り込む原因になってしまいます。

施工不良を防ぐポイント

実績のある信頼できる業者を選び、工事の前後でしっかりと確認を行うことが重要です。また、屋根材に適した施工方法で工事が進められているか確認し、施工後も定期的な点検を行うことで、問題の早期発見と対応が可能となります。

防水シートの劣化

屋根の下に敷かれている防水シート(ルーフィング)は、雨漏りから家を守る大切な役割を担っています。この防水シートが経年劣化すると、屋根材自体は問題なくても雨水が建物内に染み込んでしまうことがあるのです。

防水シートが傷む原因

自然な経年劣化

防水シートは太陽の光や気温の変化の影響を受けて、10〜20年かけてゆっくりと劣化していきます。すると少しずつ防水性能が低下して、雨水が染み込みやすくなってしまいます。

施工時の重ね合わせが不十分

防水シートは決められた幅でしっかりと重ねて取り付ける必要があります。この重なりが足りないと、その部分から雨水が侵入してしまう可能性があります。

屋根材の損傷による影響

瓦やスレートにヒビが入ってしまうと、直接雨水が防水シートに当たるため、通常よりも早いペースで劣化が進んでしまいます。

メンテナンスのポイント

防水シートは15〜25年程度で交換が必要となるため、定期的な点検が重要です。屋根のリフォームの際には必ず防水シートの状態を確認し、天井のシミや屋根裏のカビといった劣化のサインにも注意を払いましょう。

雨樋の不具合による雨漏り

お家の屋根に降った雨水をスムーズに流すための「雨樋(あまどい)」。この雨樋がうまく機能していないと、屋根に水が溜まってしまい、雨漏りの原因になることがあります。

雨樋でよくある3つの不具合

詰まりによる排水不良

落ち葉やゴミが雨樋に詰まると、雨水が溢れ出して屋根や外壁を傷めてしまいます。特に落ち葉の多い秋から冬にかけては要注意です。

適切な傾斜(勾配)がない

雨樋は水がスムーズに流れるよう、適度な傾斜をつけて設置する必要があります。地震や経年変化で傾斜が変わってしまうと、水が溜まりやすくなってしまいます。

雨樋本体の損傷

強風や積雪の重みで雨樋が変形したり破損したりすると、正常な排水ができなくなります。

日頃のお手入れのポイント

雨樋のメンテナンスとして、定期的な清掃を行い、5〜10年ごとに傾斜や固定状態の点検を実施することをお勧めします。また、大雨の際には雨樋からの溢れがないか確認することで、早期に問題を発見することができます。

自然災害による屋根材の損傷について

台風や地震といった自然災害の際には、屋根材が動いたり外れたりして雨漏りの原因となることがあります。特に瓦やスレートは比較的動きやすい材質なので、災害の後はしっかりと点検することをお勧めしています。

よくある被害のパターン

屋根材の浮きや位置のズレ

地震の揺れや強い風の影響で屋根材が動き、そこにできた隙間から雨水が入ってしまうことがあります。

固定部分の緩み

長年の揺れなどで釘やビスが緩んでしまい、そこから雨水が侵入する可能性があります。

飛来物による損傷

台風時に飛んでくる物が屋根にぶつかり、傷や穴ができてしまうケースもあります。

対策のポイント

台風や地震の後は必ず専門家による点検を依頼し、特に瓦屋根の場合は漆喰での補強や固定金具の設置を検討することをおすすめします。また、建物の耐久性を保つためには、定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。

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信頼できる業者の選び方

雨漏り修理は、適切な業者を選ばなければ、再発や不要な追加費用が発生する可能性があります。特に、安価な修理を謳う悪徳業者によるトラブルも少なくありません。ここでは、信頼できる業者を選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

施工実績が豊富であるか

実績が豊富な業者は、さまざまな屋根材や雨漏りの原因に対応した経験を持っているため、最適な修理方法を提案できます。

確認方法

  • 施工事例やビフォー・アフター写真の掲載があるか
  • 口コミや評判(Googleレビュー、SNSなど)が良好か
  • 過去の修理実績を具体的に説明できるか

信頼できる業者の特徴

  • 屋根の種類に応じた最適な施工を提案
  • アフターフォローの実施

詳細な診断と見積もりを提示するか

適切な修理を行うためには、正確な診断が不可欠です。現場調査を丁寧に行い、修理内容を分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。

確認すべきポイント

  • 現地調査時に写真や動画を撮影し、説明してくれるか
  • 修理の必要性について根拠を明確に示してくれるか
  • 細かい見積もり項目を提示してくれるか

信頼できる業者の特徴

  • 無料で詳細な調査を実施
  • 必要な工事と不要な工事を明確に区別
  • 追加費用が発生しないよう事前に説明

極端に安い価格を提示しないか

相場より極端に安い見積もりを提示する業者は、手抜き工事や質の低い材料を使用するリスクがあります。適正価格で、品質の高い修理を行う業者を選ぶことが大切です。

注意すべき点

  • 「今だけ割引」など、過度な値引きを強調する業者
  • 追加工事を後から請求されるケース
  • 工事内容を曖昧にして価格を提示

悪徳業者に注意!こんな手口に要警戒

雨漏り修理では、以下のような悪徳業者による手口が多発しています。被害に遭わないためにも、事前に知識を身につけましょう。
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よくある悪徳業者の手口

「すぐに修理しないと危険です」と不安を煽る

すぐに契約を迫る業者は要注意。冷静に判断し、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

訪問営業での「無料点検」を強調

無料点検を口実に、不要な工事を勧めるケースがあります。信頼できる業者か慎重に見極めることが大切です。

「キャンペーン価格」で安価な見積もりを提示

一見安く見えても、工事内容が不明瞭だったり、追加費用が発生する場合があります。

被害を防ぐためには、複数の業者から見積もりを取得して比較検討し、契約内容を慎重に確認することが大切です。

まとめ

雨漏りは、一か所を直しただけでは完全に解決できないことが多いんです。そのため、お家全体をしっかりと調べて、雨漏りの本当の原因を見つけ出し、適切な対策をきちんと計画することが大切です。私たち『雨漏り修理の達人』では、豊富な経験を持つベテラン職人が、最新の機器を使って丁寧に調査し、長く安心できる解決方法をご提案させていただきます。

雨漏りは早めに見つけて対処することで、建物を長持ちさせ、修理費用も抑えることができます。少しでも「もしかして雨漏り?」と感じられましたら、建物の傷みが進まないよう、お早めにご相談ください。まずは無料見積もりをご利用いただき、専門家による適切な診断と対策について、ご提案させていただきます。

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