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サンヨーホームズで雨漏り!修理の保証内容や費用について

「サンヨーホームズで建てた家が雨漏りしてしまった…」「30年保証があるはずなのに、実費修理が必要と言われた」このようなトラブルは実際に少なくありません。

サンヨーホームズは「構造躯体30年保証」「防水保証20年」など、長期保証を掲げるハウスメーカーですが、実際の運用では「保証を維持するための条件」や「施主負担のメンテナンス」が前提となっている点に注意が必要です。

この記事では、サンヨーホームズの雨漏り保証の仕組みや、実際に起きているトラブル事例、施主が押さえておくべき対応フローや注意点について詳しく解説します。

サンヨーホームズの保証制度|雨漏りはどこまでカバーされる?

サンヨーホームズでは「構造躯体30年保証」「防水保証20年」などを標準で付帯しています。しかし、すべての施主が無条件でこれらの保証を受けられるわけではありません。

無償保証期間は「引き渡し後5年間」

初期保証として、構造躯体・防水部に関して「5年間の無償保証」が付帯します。

5年目以降も保証を継続するには、「定期点検」と「有償メンテナンス工事」の実施が条件です。

参考記事

10年目以降は「有償メンテナンス」を行うことで保証延長

10年・15年・20年・25年・30年の節目で定期点検が行われます。

その際に必要と診断された有償メンテナンス(シーリング打ち替え、防水再施工など)を施主が実施することで、保証を延長できます。

つまり、「保証期間30年」と謳われていても、施主側が費用負担してメンテナンスを行わない限り、5年目以降の保証は付与されません。

延長保証が適用されないケース

以下のケースでは、保証が無効となるリスクが高くなります。

  • 定期点検を受けていない
  • メーカーが提案した有償メンテナンスを実施しなかった
  • 経年劣化による自然消耗(消耗品扱い)
  • 台風や地震などの自然災害(火災保険対応)
  • 排水口のゴミ詰まりなど、施主管理範囲の不備

実際に報告されているサンヨーホームズの雨漏りトラブル事例

サンヨーホームズの住宅でも、特に「後付のサンルーム」に関して繰り返し雨漏りトラブルが報告されています。実際の施主ブログからわかる内容をもとに、具体的な事例とその背景を詳しく解説します。

事例1:サンルームで8回以上の雨漏りを経験

ある施主のブログによると、入居後まもなくサンルームで雨漏りが発生し、その後も8回以上、同一箇所から漏水が繰り返されたとの報告があります(例えば2021年4月の記事では「2度目の雨漏り発生」とタイトルが付けられており、構造的な雨漏り対応の難しさが綴られています) 。

このブログでは、シーリング材を塗り重ねるだけの対処が続き、構造的な改善がされなかったことや、施主からの指摘への対応が不十分だったことが強く非難されています。

参考記事

事例2:設計上の問題による構造的な漏水

別の記事では、サンルームと建物本体の接合部に構造的な問題があるとの指摘があります。外壁との接続部や前枠まわりから雨水が入り込みやすい設計で、排水の設計不良が根本原因の可能性があるとしています 。

この構造的な問題によって、補修を繰り返しても効果が得られず、結果的に長期間の漏水トラブルを引き起こしたようです。

参考記事

問題点と特徴

これらの体験談から読み取れる共通の問題点は以下の通りです。

  • 同じ箇所からの繰り返す雨漏りが継続していた
  • シーリング補修だけの対症療法で根治に至っていない
  • 構造や設計そのものに問題がある可能性が高い
  • 施主側が補修対応を続けているにも関わらず改善されないという事態

特にサンルームは、住宅本体とは別設計の後付け構造であるため、防水処理や排水ルートの設計が雑だと、比較的早期に漏水トラブルが発生しやすい構造になっていると考えられます。

ポイント

同一箇所で雨漏りが継続する場合は、構造的な原因を疑って早急に専門診断を受けるべきです。 表面的なコーキング処理だけでは根本解決につながらないケースが多くあります。

施主自身による記録(写真や動画)を残しましょう。 メーカー側の補修対応との齟齬を防ぎ、補修内容の妥当性を判断する材料になります。

第三者による調査依頼も一つの選択肢です。 メーカー対応に納得がいかない場合は、客観性のある雨漏り診断士や外装専門業者の調査を活用しましょう。

雨漏り発生時の対応手順

雨漏りが確認されたら、慌てずに冷静に以下の手順で対応してください。正しい対応が、被害拡大や保証対象外のリスクを大きく減らします。

1. 被害状況を詳細に記録する

雨雨漏り箇所、雨染みの広がり、カビの有無、雨天時の水滴やしずくなど、スマホや動画で記録することが非常に重要です。

撮影する場面の例

  • 雨漏りしている天井や壁の広い範囲
  • 室内に垂れた水滴や濡れた木部/家具
  • 被害が再現しやすい雨天後の状況

記録は、メーカーへの報告や第三者診断時に重要な証拠となります。

2. サンヨーホームズのカスタマーセンターへ連絡

記記録が取れたら、速やかにサンヨーホームズのカスタマーセンターに連絡しましょう。無料点検の対象か、費用負担が発生するかを確認できます。

  • 契約者名や住所、築年数を準備して伝えるとスムーズです。
  • 雨雨漏り場所や日時、状況(例:台風後、応急処置済みなど)も併せて説明しましょう。

3. 現地調査の依頼(無料/有償の判断)

ササンヨーホームズでは、雨漏りが5年目以内または点検・メンテ履歴ありの場合は無償で現地調査を受けられます。一方で、

  • 保証期間外
  • 定期点検未実施
  • 指定の有償メンテナンス未実施

のケースでは、調査そのものが有償になることがあります。

4. 保証適用可否の判定

調査結果に基づき、以下のような判断が行われます。

  • 保証対象と認められた場合:無償で必要な修理が実施されます。
  • 保証対象外と判断された場合:見積提示され、自費修理となります。例えば、
  • 「定期点検時に補修を提案され、それを受けなかった」
  • 「排水口管理など施主責任とされる部分で不備があった」

という場合は、保証適用対象外となることがあります。

5. 見積内容の確認と修理契約、保険適用の検討

保証が適用されない場合は、見積内容を慎重に確認したうえで合意が必要です。

  • 修理内容の詳細確認:補修範囲、使用材料、段階的対応など。
  • 火災保険の「風災補償」利用:台風や雹など自然災害が原因の場合、被害発生から3年以内の申請で適用可能な場合があります。

対応フローまとめ

ステップ やるべきこと
1. 状況を記録 写写真・動画で雨漏りの場所・範囲を記録する
2. 連絡 契約情報と雨漏り状況をカスタマーセンターへ報告
3. 現地調査 無償または有償の調査対応か確認する
4. 判定 保証適用の可否を判断し、結果を通知される
5. 修理 or 保険 修理見積を確認し、必要であれば火災保険も活用する

注意すべきポイント

定期点検と有償メンテナンスの履歴を保持することが保証適用の大切な条件になりますので、しっかり押さえておきましょう。

排水口のゴミ詰まりや雨樋の手入れ不足は、ご自宅の所有者様の管理責任と判断されることが多く、保証対象外になりやすい点にご注意ください。(サンヨーホームズの公式手引きでもこの点について特に注意喚起されています) サンヨーホームズのカスタマーセンターは、トラブル発生時にも対応体制が整っています。万が一の際は、早めの連絡が被害を最小限に抑える重要なポイントとなります。

このような対応の流れを事前に把握しておくことで、雨漏りが発生した場合でも落ち着いて対処でき、誤った対応による保証適用外のリスクを減らすことができるでしょう。

保証対象外の場合に取れる対応策

サンヨーホームズで雨漏りが発生した際、保証が適用されないケースも少なくありません。しかし、そこで諦めずに取れる対応策はいくつかあります。正しい知識を持ち、冷静に対処することで、修理費用の負担を軽減できる可能性があります。

火災保険の活用

台風や強風、雹(ひょう)といった自然災害が原因で屋根や外壁が破損し、それが雨漏りに繋がった場合、火災保険の「風災補償」で修理費用がカバーされることがあります。

火災保険を活用する際に重要なポイントは次の通りです。

被害発生から3年以内に申請すること

火災保険には時効があり、被害が発生した日から3年以内に申請しなければ、補償対象外となります。雨漏りが確認できた時点で早急に保険会社へ連絡し、手続きを進める必要があります。

自然災害による破損と証明することが必要

保険適用の判断では、「経年劣化」ではなく「突発的な自然災害による損傷」であることが求められます。そのため、現場の被害状況を示す写真や、修理業者による被害調査報告書、見積書を保険会社に提出することが大切です。

自己負担がゼロになるケースもある

火災保険の契約内容によっては免責金額が設定されている場合もありますが、免責がゼロの場合、自己負担なく修理できるケースもあります。まずは保険内容を確認し、該当するかを調べましょう。

第三者診断の依頼

メーカー側が「保証対象外」と判断しても、その結論に納得がいかないこともあるでしょう。そういった場合は、雨漏り診断士や外装専門業者に「第三者診断」を依頼することが有効です。

第三者診断を受けることで得られるメリットは以下の通りです。

中立な立場で原因を特定してもらえる

メーカー側の調査結果だけでなく、客観的な視点から建物全体を診断してもらうことで、見落としていた根本的な原因を突き止めることが可能です。

必要以上の工事を回避できる

中には、必要以上の範囲で大規模修繕を提案してくる業者もありますが、第三者診断を受けることで本当に必要な修繕箇所を明確にし、無駄な出費を抑えることができます。

火災保険申請時のサポートも受けられる

保険会社への被害報告用の調査書を作成してくれる業者もあり、スムーズな申請手続きを進める助けになります。

「雨漏り修理の達人」を活用すれば、信頼できる第三者診断士を探し、相談することができます。
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施主ができる雨漏り予防と注意点

雨漏りを未然に防ぐためには、サンヨーホームズの定期点検に依存するだけでなく、施主自身が日常的に管理する意識を持つことが何よりも重要です。

5年ごとの定期点検を欠かさず受ける

サンヨーホームズでは、5年ごとの定期点検が推奨されています。定期点検を受けることで、目に見えない劣化部分や潜在的なリスクを早期に発見でき、トラブルを未然に防ぐことが可能です。点検を受けていない場合、保証の適用外とされるリスクが高まります。

外壁シーリングやバルコニー防水層のメンテナンスは10〜15年を目安に実施

雨漏り原因として非常に多いのが、外壁シーリングの劣化やバルコニー防水層のひび割れです。これらは築10年〜15年が劣化の目安とされており、適切なタイミングでのメンテナンスが必須となります。点検時にメンテナンスの提案を受けた場合は、先送りせずに対応することが将来的な修理費用の抑制に繋がります。

排水口・雨樋のゴミ掃除は施主の責任範囲

バルコニーの排水口や雨樋の詰まりが原因で発生する雨漏りは、保証適用外とされることが非常に多いです。これは「施主の日常管理範囲」と見なされるためです。月に1回程度の簡単な清掃を習慣化するだけでも、雨漏りリスクを大幅に軽減することができます。

点検時に受けたメンテナンス提案は早期に対応

「まだ大丈夫だろう」と考えてメンテナンス提案を放置してしまうと、保証対象外となるリスクが高まります。特にシーリング劣化や防水層トップコートのひび割れは、雨漏りの直接的な原因になりやすいため、提案された時点での迅速な対応が重要です。

点検記録や修繕履歴は必ず書面で保管

定期点検の記録、修繕履歴(見積書・請求書・施工写真など)は、すべてファイルにまとめて保管しておきましょう。いざ雨漏りが発生した際、これらの記録があることで保証適用可否の判断時に有利に働きます。

まとめ

サンヨーホームズでの雨漏り修理対応は、「定期点検」と「適切なメンテナンス実施」が前提条件です。「最長30年保証」とはいえ、実際には10年ごとの有償メンテナンスが義務付けられており、施主側の管理意識が求められます。

保証対象外となった場合は、火災保険や第三者診断の活用を視野に入れ、適切な対応を進めましょう。

「雨漏り修理の達人」では、メーカー保証の範囲外でも確実に対応できる専門業者をご紹介しています。まずはお気軽にご相談ください。
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