ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
Tags:塗装
「屋根や外壁に発生している錆は、すぐに対処したほうがいいのかな‥‥」と悩んでいませんか?屋根や外壁で発生した錆を放置すると、家の強度に影響してしまうので、できるかぎり早めに対処しなければなりません。とはいえ、「錆を放置すると、具体的にどうなるのか」「錆止め塗料はどう選べばいいのか」など、疑問が多く浮かんでくるでしょう。
そこで今回は、錆止め塗装の必要性や塗料の種類、選び方について詳しく紹介します。また、塗装業者を選ぶポイントについてもお伝えします。
長く住み続けるためにも、メンテナンスに関する不安を払拭して、大切な家を守りましょう。
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錆止め塗装とは、金属の腐食を防ぐ塗料を塗り、錆の発生を抑えることをいいます。錆止め塗装で錆を抑えられる理由は、金属の表面に膜をつくって雨や湿気を遮断することができるからです。
錆止め塗装の効果を十分に発揮するには、塗料と相性のいい下地であることに加え、下地の状態を適切に処理する必要が欠かせません。錆が発生している状態だと、そのまま塗料を塗っても効果は発揮されないので注意が必要です。
なお、錆止め塗装は外壁塗装や屋根塗装を同時に行うのがベストなので、8〜10年をサイクルの目安として考えるといいでしょう。
錆止め塗装は適切な箇所に施すことで、より大きな効果を発揮します。錆止め塗装が必要な箇所は、主に以下のとおりです。
屋根(トタン、ガルバリウム鋼板、金属瓦など)
外壁(サイディング、トタンなど)
また、以下のような箇所にも錆止め塗装は有効です。
・雨戸(シャッター)
・雨樋
・庇、軒
・鼻隠し
・屋外階段
・ポスト
・フェンス など
家の構造部分に金属が使われている場合はもちろん、エクステリアの部位にも金属が使用されている場合は、屋根や外壁とあわせて錆止め塗装するのがおすすめです。
家の屋根や外壁に錆止め塗料を塗らないと、露出した金属があっという間に錆びていきます。錆が発生する原因は、金属が空気や水、湿気の影響を受けて酸化することです。錆は赤色や茶色の薄片として現れ、適切に処理しないとみるみるうちに広がっていきます。
酸化が進み錆が進行すると、金属である屋根や外壁に穴が開き、雨漏りの原因になりかねません。雨漏りが起きてしまうと、シロアリの発生により家の強度は著しく低下し、建物が倒壊するリスクさえ高まります。
また、雨漏りが起こることで「カビ」や「ダニ」が増殖し、健康被害を招くかもしれません。さらに、雨漏りは漏電事故を引き起こす可能性もあるので、さまざまなリスクを回避するためにも、錆止め塗装は必要であるとわかります。
一方、錆が発生してしまうと、塗装が変色し、青白くて古く見えるなどの「美観」にも影響を及ぼすでしょう。
錆を放置したことによる雨漏りの記事は下記をご参照ください。
家を錆から守るには、適切な種類の塗料を塗る必要があります。ここでは、一般的に錆び止めに使われる「油性系」と「エポキシ樹脂」の2種類を紹介します。
油性塗料は、錆止めのために使われる最も一般的な塗料のひとつです。金属の表面に保護膜を作り、酸化するのを防ぎます。この塗料は非常に厚く、乾燥に時間がかかるのが懸念点としてあげられます。とはいえ、防錆力に優れているほか、施工費用がリーズナブルである点がメリットとして知られています。
エポキシ樹脂塗料も、防錆塗料として使用されているひとつです。油性系よりも、さらに耐久性に優れていて、密着性も高いのが特徴といえます。ただし、紫外線や雨水といった温度変化に対して弱く、仕上げ材と併用して使われることが多いので注意しましょう。
錆止め塗装で使う塗料の選び方
錆止め塗装の効果を十分に発揮するには、最適な塗料を選ばなければなりません。最適な塗料を選ぶには、以下3つの要素を考慮することが大切です。
・用途
・地域
・色
ひとつずつ簡単に見ていきましょう。
錆止め塗料を選ぶ際は、屋外で使うのか、もしくは屋内で使用するのかという「使用用途」にとって、最適な塗料が変わります。
もし屋根や外壁などの屋外で使うのであれば、耐久性に優れた「油性系」を使用するのがおすすめです。「エポキシ樹脂」も耐久性に長けているものの、紫外線や雨水などによる温度変化に強くないという点が懸念されます。
一方、屋内で使用する場合は、臭いのきつくない塗料を選ぶといいでしょう。臭いの強い塗料を選んでしまうと、健康被害を受けるリスクがあります。そのため、臭いが比較的弱い「エポキシ樹脂」の水性を選ぶことがおすすめです。
錆止め塗料は、その地域における天候の特性にあわせた塗料を選ばなければなりません。たとえば、海沿いにある家の屋根に錆止めを塗布する場合、塩害に強く耐久性の高いものを選ぶ必要があります。この場合は、耐久性に長けている「エポキシ樹脂」を塗った上で仕上げ材を塗る方法が最適であるとわかります。
錆止め塗料の色はホワイトやブラック、グレーといった無難な色のほか、ブルーやレッド、グリーンなど、豊富なバリエーションから選べます。錆止めは下塗りのため、あまり外に露出するケースはないものの、外壁や屋根と同じような雰囲気の色を選んでおけば安心です。
錆止め塗装の手順
錆びを防ぎ、塗料を長持ちさせるためには、表面の適切な下地処理と正しい塗布が不可欠です。適切な錆止め塗装の手順は、次のとおりです。
・高圧洗浄
・ケレン作業
・錆止め塗装
・中塗り、上塗り
では、順を追って見ていきましょう。
高圧洗浄は、塗装前の下地処理として重要なステップです。高圧洗浄をするにあたり、圧力洗浄機を使って汚れやほこり、緩んだ塗料や錆の粒子など、表面の汚れを除去します。表面が完全に乾いていることを確認してから、次のステップに進みます。
表面が乾いたら、次は洗剤を使って、残った汚れやホコリなどを落とします。その後、化学クリーナーやワイヤーブラシを使って、残っているサビを取り除くケースも少なくありません。錆の粒子を除去した後、表面をすすぎ、すべての汚染物質がなくなっていることを確認します。
次のステップは、適切に処理した表面に錆止め塗料を塗布します。錆止め塗料を塗る際は、スプレーやローラー、ブラシで行うことがほとんど。錆止めは、金属表面と外気の間に膜を作ることで効果を発揮します。膜の生成により、金属と接触する酸素と水の量を減らすことで錆の発生を防ぎます。
最後に、雨風から表面を保護するために、上塗りと中塗りを行います。上塗りと中塗りは、雨風からの保護を強化し、仕上がりを長持ちさせるためのものです。一般的には、まず中塗りを行い、その後に上塗りを行います。
錆止め塗装を検討しているなら、塗装業者に依頼することがベストです。業者に依頼すれば、下地の状態や性質から適切な塗料を選ぶことができる上、適切な塗り方で塗料を長持ちさせることが可能です。
とはいえ、どの業者を選んだらいいのかわからないと悩んでしまうのではないでしょうか。ここでは、塗装業者を選ぶときのポイントを以下の3つに厳選して紹介します。
・塗装工事の実績・評価を比較する
・工事金額を比較する
・アフターケアーの有無を確認する
それぞれを簡単に解説します。
塗装業者を選ぶときは、業者の施工実績をチェックしましょう。ホームページを見ても施工実績を確認できない場合は、「経験が浅い」「実績に自信がない」ということが可能性として考えられます。
また口コミサイトを見て、各業者の評価をチェックしておくことも必要不可欠です。口コミサイトを見れば、その業者の「技術力」や「対応」について、ある程度わかることがあるかもしれません。
なお、口コミサイトを調べる際は、その口コミの「投稿者」もあわせて確認しておきましょう。投稿者のわからない口コミは、信ぴょう性に欠けるので要注意です。
塗装業者を見極めるなら、工事金額の比較も忘れてはなりません。金額を比較する際は、複数の業者から「相見積もり」を取りましょう。相見積もりとは、A社に見積りを依頼して、その見積書をB社やC社など複数の業者に提示して価格の交渉をすることです。
相見積もりで金額を比較できれば、金額の相場も把握できるので、高額な費用を騙し取られる「詐欺のリスク」を回避できるでしょう。
塗装業者を選ぶなら、業者の「アフターケアの有無」も調べておく必要があります。アフターケアのない業者の場合、依頼した塗装工事に不具合が生じても対応してもらえません。そのため、万が一の施工不良に備えて、アフターケアのある業者を選ぶ必要があると覚えておきましょう。
また、アフターケアのある業者の場合、「保証期間」「保証内容の詳細」もあわせて聞いておくと安心です。
雨漏りを防ぐには塗装がとても大切になります。下記コラムには塗装の重要性を紹介しています。
今回は、錆止め塗装の必要性や塗料の種類・選び方、業者の選び方などをくわしく解説しました。
家の屋根や外壁、エクステリアにおいて、錆止め塗装は錆を抑制するために欠かせない作業です。もし錆止め塗料を塗布せずに錆を放置した場合、雨漏りが発生することで、家の強度が著しく低下するリスクが高まります。また、雨漏りによる健康被害や漏電事故といった二次被害を受けるかもしれません。
大切な家を守るためにも、最適な錆止め塗料を選び、適切に処理する必要があります。ただし、錆止め塗装をする際は、悪質な業者に依頼してしまわないよう注意が必要です。業者を選ぶ際は、施工実績や見積書の金額、アフターケアの有無などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
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