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雨漏り修理の基礎知識
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屋上緑化のメリット・デメリットと雨漏りの防ぎ方

自宅の屋上や所有するビルの屋上を庭園にして屋上緑化したいとお考えの方も多いのではないでしょうか?
最近、商業施設や、オフィスビル、マンションなど集合住宅の屋上を活用して屋上緑化を取り入れる方が増えています。

屋上庭園

エコ志向の高まりとともに、庭がとれない密集地でも植物を植えて癒しの空間を作れることや、省エネルギー対策として国や自治体が助成金などを出して推進しているという背景があります。
東京都では平成13年4月から敷地面積1,000㎡以上の民間施設(公共施設は250㎡以上)には新築や増築等の際に一定基準以上の緑化を義務づけています。大阪府や京都府では推進制度を設けて制度の対象となる屋上緑化時に補助金を設定しています。
しかし屋上緑化すると雨漏りするという声もあります。
こちらのページでは、屋上緑化のメリットデメリット、そして雨漏りする原因や防水対策をご紹介いたします。

屋上緑化のメリット

庭として使えるスペースが得られる

東京、大阪、京都など都市部の住宅密集地などでは、庭がほしくても十分なスペースがとれないケースが多くあります。
その際に屋上を庭園にすることで、庭として活用できるスペースが生まれます。
芝生を植えたり、ガーデニングを楽しんだり、家族や友人とパーティも楽しむことができます。

省エネ効果

夏季の日差しの強いときに屋上に緑や土壌があることで室温の上昇を抑えて、冬場には暖かい室内の空気を逃がさない保温効果があるため、エアコンに使用する電力を抑える効果があります。
さらに植物のもつ蒸散作用によって周りに空気を冷やす効果もあると言われていることから、ヒートアイランド現象の緩和効果や二酸化炭素の低減効果も期待されています。
また樹木の葉や幹には音の一部を吸収して散乱させ、騒音を低減する働きがあり、騒音対策としても期待できます。
ガーデニングで野菜などを育てれば安心安全な野菜を安く手に入れることができるだけなく、経済的にも助かります。

憩いのスペースの創出

ガーデニング

殺風景な屋上よりも芝生に覆われ、季節の花がさく空間の方が心が癒されるのは言うまでもありません。
公園にいかずとも、自分の家の屋上に緑のスペースが得られることは大きなメリットです。
植物の緑は目に優しく、緑に触れることで安らぎを得ることができます。
観葉植物の中には、ホルムアルデヒド・キシレン・トルエンなどの空気中の有害物質を吸収して代わりに酸素を排出するという空気を清浄にしてくれる能力をもつものもあります。
芝生を植えて裸足で楽しんだり、屋上から景色を楽しんだりと家族の憩いの場を作ることができます。

建物の保護

屋上に土や緑を敷くことで、建物の劣化の原因となる酸性雨や紫外線の影響を緩和し、日光による建物の膨張・収縮を軽減することができます。

屋上緑化のデメリット

耐荷重制限と耐震性が下がるリスクがある
車と同じように建物にも、どのくらいの重さに耐えられるかという耐荷重が建物によって決まっています。
この耐荷重によっては、設置できる植物の種類や施工できる工法に制限がかかる場合があります。積載荷重について施工店とよく相談してください。
耐荷重の範囲で施工するのはもちろんですが、屋上に土壌や植栽を盛ると当然その分重くなるため、耐震性が下がるリスクもあります。

コストがかかる

屋上緑化は、雨漏りを防ぐため防水工事をしっかりと行う必要があります。さらに植物の根が躯体に影響を与えないために防根シートを貼る必要があります。こうした屋上緑化のための工事に加えて、緑化工事用の費用も別途必要です。
屋上緑化を行うことで耐荷重を超えないかどうか、排水溝が詰まらないかどうかということも含めてプランニングは建築設計士に依頼し、さらに軽量土の購入と搬入などは緑化工事専門業者にお願いする必要があります。
屋上の広さが10~20坪程度場合、安ければ100万円前後、プランに凝る場合は150~200万円前後が目安です。
また施工費用だけでなく定期的な散水や清掃の他に、防水工事の補修などメンテナンスの費用も考慮する必要があります。
義務化された東京や、大阪、京都など、自治体によって内容や対象は異なりますが、屋上緑化にたいして補助金を設けているところもあります。

排水詰まりや雨漏りリスク

排水口の詰まり

植栽する植物の種類にもよりますが、落ち葉や土壌から雨などによって流出した土が排水口に堆積することで詰まりが発生する可能性があります。
屋上の排水口(ドレイン)の詰まりは雨漏りの理由にもつながり、定期的な清掃が必要です。
植物の根の力は強く、コンクリートやアスファルトを突き破るほどの力があります。
根がのびて防水層を突き破ることを防ぐために、通常は防水層の上に防根シートを施工してその上保水・排水のための層、そして人工軽量土壌を入れることで根が防水層を破るのを防いでいます。しかしこの防根シートの継ぎ目の施工が甘いと地下茎や根が侵入してきてしまいます。
また防水層が経年劣化すると雨漏りの原因となります。

屋上緑化で雨漏りを防ぐには

防水工事をしっかりと

屋上緑化には特に強固な防水層が必要です。水密性、耐荷重性、耐根性、防水層の耐久性が求められます。
一旦緑化した後に防水層を補修や点検するには多くのコストがかかります。そのため耐久性の高い防水工事を選ぶことがコスト削減にもつながります。
柔らかいウレタン塗装防水を行うのは雨漏りの元になります。
一般的にはアスファルト防水が採用されることが多く、その上を保護モルタルを打設する工法が多く用いられています。
さらに、最近では亀裂の心配がない鋼鈑を用いた金属防水も採用されています。
金属防水は一般の防水工事よりも耐用年数が長く、ドレーンなどの手入れをしていれば基本的にメンテナンスフリーだと言われています。
防水工事について詳しくはこちらをご覧ください。

耐荷重を考慮した設計を

上にもあるように、建物には耐荷重が定められており、この耐荷重を考慮して設計を行うことです。
土壌の積載荷重が重かったために、屋上の下の天井がたわんでしまったというケースもあります。自然土壌よりも軽く設計された人工軽量土壌を用いることで荷重を軽くすることができます。

植物を植えている場所と植えていない場所の温度差を考慮する

植物を植えている部分と植えていない部分では温度が異なり、それによって防水層の膨張や収縮に差が発生して防水シートの境目部分などに亀裂や破断を起こすことがあります。
屋上全面を植栽にして通路を上から設け、屋上全体にデッキプレートなどで屋根を設けて直射日光が当たらないようにするなど、日当たりのいい部分には植栽部分とそうでない部分の境目ができないようにするなど配置を考慮する必要があります。

屋上庭園で雨漏りしないためのメンテナンス

防水工事には種類によってそれぞれ耐用年数があります。
屋上緑化が施工された屋上の防水工事の改修は大規模な工事となりますが、耐用年数が来る前に修繕を行うことが雨漏りを防ぐために重要です。
雨漏りの原因になりやすい排水ドレーンはごみや落ち葉が溜まらないように定期的に掃除を行う必要があります。
特に台風や大雨などの後には早めに状況確認を行い、周辺部材の飛散や倒壊がないかどうか確認してください。
防水層の表面に異常が見られた場合には管理会社や防水業者に連絡しましょう。

まとめ

省エネに貢献し、日常に安らぎをもたらす屋上庭園ですが、雨漏りのリスクなどデメリットもあります。
メリットとデメリットを考慮した上で、施工の際は専門業者に相談しましょう。
雨漏りを起こさないためにも、適切な防水工事や設計プランが重要です。

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