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雨漏り修理の基礎知識
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積もった雪も雨漏りの原因に!?事例元に実際の症状をご紹介

桜も咲いて、春になってきたので雪が降る心配は少なくなりましたが、実は雪の日は雨漏りの報告が非常に多くなります。
雨と違い外気の状況で雪の性質が変わり想定のなかったトラブルを引き起こします。なぜ、雪の日だと雨漏りが起きやすいのでしょうか?
今回は雪が直接もたらす雨漏りの原因と雪が解けて水となった状態がもたらす原因に注目してご紹介をします。

雪が雨漏りの原因になる理由とは

屋根に長い時間とどまる

まず、単純に雨に比べて雪が屋根の上に長時間残る、という理由があります。
雨であれば、屋根に降り注いだ雨は屋根の勾配を伝ってすぐに下に流れ落ちます。しかし、雪の場合は、屋根の勾配にもよりますが、積もってしまい、長時間屋根の上に居座ります。
仮に、屋根の防水層にほんの僅かな亀裂があったとしましょう。勢いよく流れる雨であれば、ほんのわずかの亀裂であれば、通り過ぎてしまうことも考えられますが、雪が亀裂の上に積もってしまったら、そこから雪解け水が中へ浸入する可能性は高くなります。

屋根の勾配と雨漏りの関係性については、こちらのコラムで解説しています。
併せて参考にしてみてください。

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すが漏れ

上記の現象をすが漏れといいます。

すが漏れは雪が多く降る地域でおこる現象で、屋根や軒先、樋などの箇所に積もった雪が原因となります。雪が溶けて凍結してできるつららも良く見られる現象で凍結した雪が水の流れをせき止め屋根上で行き場の無くした水が水たまり状態となり内部へ浸透してしまいます。

 

雪の重み

次に考えられるのが、雪の荷重などによる理由です。降り積もる雪はかなりの重さになります。
もちろん、積雪に耐えられるように設計されていますが、まったく影響が無いわけではありません。屋根に雪が積もり、その重みで屋根の部材がたわんでしまったり、雪の荷重で押しつぶされて、屋根の一部が歪んでしまうようなことはあり得ます。
そうなると、通常は隙間なく密閉されていた場所にわずかな隙間が出来てしまい、そこから水が浸入してしまうという可能性はあり得ます。
雪が解けて荷重が取り除かれれば、また元通りに戻ればいいですが、破損してしまい建材の交換や修繕の為の施工をしないと雪解け後も直らない可能性もあるので、大雪の後は地震や台風などと一緒で、しっかりと点検して雨漏りを事前に防いだ方がいいでしょう。

ウェザーニュースHPで、雪の重さについて分かり易く解説していました。
ご興味があれば参考にしてみてください。
【意外と知らない事実】1mの積雪の重さは約1トン/坪

 

建物の構造的に水の侵入を許す場合も・・・

そして最後に、珍しい事例ですが、雪が降り積もることが理由で雪の日に雨漏りが起きることがあります。
これはどういうことかと言うと、通常、建物は上から降る雨を建物内に入れないように出来ています。逆に言うと上からじゃなく、下や横から水が吹き付けた場合は雨漏りしてしまうことがあります。
例えば、家の換気扇の排気口などを見てみてください。ガラリと言って、横桟の斜めに隙間を作った通気口があるはずです。よく見ると、上から降る水が建物の内部に侵入しないように外側へ向けて斜め下に横桟が付いています。そのため、下から水が吹き付けた場合は建物内部に水が浸入することになります。よほどの強風でなければ下から吹き付ける雨はありませんが、雪が降り積もり、下から建物内へ侵入してくるという事例は稀にあるんです。

このように、雪は雨以上に雨漏りの原因になりやすいんです。雪の日はいつも以上に雨漏りに注意しましょう。

雪災で火災保険は適用される?

火災保険は火災だけではなく、地震や台風、雪災なども自然災害が原因で建物や家財に損害が出た場合適用されるケースがあります。ただ、工事費用に保険が適用されるかどうかは条件によります。
もし雪災が原因で雨漏りが発生し工事が必要でしたら、一度ご加入の保険会社にご相談されてはいかがでしょうか。

こちらの記事で雨漏りは火災保険でどこまで補償されるか詳しく解説しています。
是非参考にしてみてください。

まとめ

雪の影響は地域によって多い、少ないにかなり差があると思います。そして普段被害に遭っている地域の業者だからこそ問題の解決や対策できる事も多くあると考えられます。雨漏りは早急な対応を行うが必要です。原因を理解してトラブル防止に備えましょう。
当サイトはお客様の地元の業者に無料で工事の相談、依頼をすることができます。家のトラブルを未然に防ぐために一度メンテナンスの相談をしてみてはいかがでしょうか。

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