ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
海外の近くに住むことに憧れはありませんか?特に山あいの地域にお住まいの方は、海に対する強い憧れを持っている方も少なくないのではないでしょうか。しかし、海沿いの地域に住む際には「塩害による建物被害」に注意しなければなりません。
そこで今回は、このような塩害による被害を防ぐメンテナンス方法や、塩害に強い屋根材について解説します。海外近くへの引っ越しや別荘の購入を検討している方は、ぜひ最後まで目を通してください。
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塩害とは、海の塩分が風に乗って建物や植物などに付着することにより、被害を与えることの総称を指します。戸建て住宅では、屋根が最も塩害の影響を受けやすい傾向があり、塩害による屋根への被害が大きくなると、雨漏りの発生などにもつながってしまいます。
このように塩害地域に住む場合には、平地にある住宅に比べてメンテナンス時期を前倒しに計画するなどの塩害対策が欠かせません。
建物をメンテナンスする際には、メンテナンス時における塩害の被害状況や建物の築年数、今後の住まい方などを視野に入れて塩害に強い屋根材を採用するなどの適切なメンテナンスを実施しましょう。
塩害による建物への被害は、海岸からの距離に反比例します。一般的に、海岸からの距離が2km未満の地域は「塩害地域」と呼ばれ、塩害による建物への影響を受けやすいとされています。この塩害地域は、各地方自治体によって以下のように細かく区分されています。
海岸から建物までの距離 | 塩害地域区分 |
---|---|
200m未満 | 岩礁隣接地域 |
200〜500m未満 | 重塩害地域 |
500m〜2km未満 | 塩害地域 |
【例】塩害地域区分(神奈川県横浜市)
なお、台風などの強風時には、海外から2km以上の地域でも塩害の影響を受ける可能性があります。
また、普段の生活で塩害による被害がない地域に建物があったとしても、台風などの強風時には塩害の影響を受ける可能性があります。
そのため、海岸から2km以上あり塩害地域に該当しないからといって、塩害対策を怠ることは得策とは言えません。
海外から距離のある場所でも、建物をメンテナンスする際には塩害対策を視野に入れる必要があると言えるでしょう。
塩害による建物への被害が進行すると、室内に雨漏りが生じる可能性があります。
雨漏りは、建物に以下のような影響を及ぼすことが考えられます。
このような影響のほかにも、雨漏りが発生するとその修理にも費用がかかることも忘れてはいけません。
それでは、ひとつずつ簡単に解説します。
塩害により建物に雨漏りが発生すると、建物強度の低下が不安視されます。戸建て住宅では下地や構造体などに多くの木材が使用されているため、雨漏りによってそれらの木部が腐食してしまいます。
特に、木造住宅で雨漏りによる構造体の腐食が進んでしまうと、建物強度の低下に加えて建物の耐震性も低下するため、早急な雨漏り修理が必要です。
塩害による建物の雨漏りが進行すると、シロアリ被害の危険性も高まります。シロアリは湿気の高い場所を好み、建物の木部を食べるという性質を持っています。
一度シロアリに木部を食べられてしまうと、継続的に被害が進行するため建物全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。
このようなシロアリ被害によって、建物を建て替えるケースも散見されています。
塩害の被害により建物に浸入した雨水の経路によっては、漏電や火災を引き起こす可能性があります。
漏電は、身体への危険があるだけでなく、日常生活にも支障を及ぼします。
さらに漏電の影響で火災が発生すると、近隣への影響も出てしまうため、雨漏りを引き起こす塩害への対策が必要不可欠と言えるでしょう。
塩害で発生した雨漏りを放置して部屋全体にカビが発生すると、シックハウス症候群を発症する可能性があります。シックハウス症候群の発症原因は、カビの発生した環境でしばらく生活を続けること。雨漏りによるカビの発生は、シックハウス症候群のほかにもアレルギーの症状などを発症する可能性があるため、早期対策が望まれます。
塩害による屋根の被害を未然に防ぐためには、事前に適切なメンテナンス方法を把握する必要があります。塩害を防ぐ屋根のメンテナンスには、以下のような方法があります。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
日常的な塩害対策としては、定期的な屋根の洗浄が挙げられます。
定期的に屋根を洗浄し、屋根に付着した塩分を洗い流すことにより、屋根における塩害の危険性を下げることができます。なお、屋根の洗浄は高所作業で転落などの危険を伴うため、屋根の専門業者に依頼しましょう。
屋根に色あせが見られたら、屋根全体の塗装を実施しましょう。一般的に、屋根の塗り替えは10〜20年とされていますが、塩害地域で屋根塗装を計画する際は、少しメンテナンスサイクルを早める必要があります。
たとえば耐用年数が10年の塗料であれば、7〜8年前後で塗り替えを計画しましょう。また、屋根塗装に耐候性の高い塗料を採用することで、屋根塗装のメンテナンスサイクルを長くすることも可能です。
屋根への塩害をしばらく放置して塗装によるメンテナンスが不可能な場合には、屋根の葺き替えやカバー工法を視野に入れましょう。
屋根表面の劣化だけでなく雨漏りが発生している場合には、屋根下地の野地板が腐食している可能性があります。
このような場合には、屋根下地の修理も必要なため、カバー工法ではなく屋根の葺き替えを選択しましょう。屋根の葺き替えやカバー工法を検討する際には、事前に専門業者による屋根の点検を実施し、屋根の被害状況を正確に把握することが大切です。
塩害対策を目的とした屋根の葺き替えでは、塩害に強い屋根材の採用も有効です。塩害に強い屋根材の代表格として「SGL鋼板」という屋根材があります。
SGL鋼板とは、多くの屋根材に採用されているガルバリウム鋼板を改良したメッキ鋼板のことをいいます。ガルバリウム鋼板のおよそ3倍の耐久性を誇り、塩害にも強いという
特徴を持つため、近年塩害地域の屋根材として主流になりつつあります。
SGL鋼板には多くのラインナップがあるため、各商品の特徴を把握することが必須になります。そこでここでは、以下のような塩害対策におすすめのSGL鋼板を紹介します。
それでは、順に解説していきます。
「スーパーガルテクト」は、アイジー工業が販売しているSGL鋼板。
屋根材と断熱材が一体成形されていることによる抜群の耐久性が大きな特徴です。また、優れた断熱性や遮音性を持っているため、夏場の暑さや梅雨時期のうるさい雨音を軽減できます。
屋根材自体が軽量なため、屋根を葺き替えることにより建物への負担軽減や、建物の耐震性向上が期待できます。
屋根の表面材に超高級ガルバを採用し、穴あきについては25年の保証が付与されています。海岸から500m以上離れていれば、塩害地域であっても保証が適用になるため、比較的海の近くにある建物でも安心です。
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▼スーパーガルテクトを使った雨漏り・屋根修理施工実績
「横暖ルーフ」は、ニチハ株式会社が販売しているSGL鋼板。
断熱材と一体成形された遮熱鋼板が特徴として挙げられます。高い耐久性はもちろんのこと、軽量で地震に強いため、一年を通して安心・快適な生活を送ることができます。
横暖ルーフとはどんな屋根材?メリットやデメリットを解説
▼横暖ルーフを使った雨漏り・屋根修理施工実績
「スマートメタル」は、ケイミュー株式会社が販売しているSGL鋼板。
40%以上ある日射反射率の高さが特徴で、紫外線などによる外部からの熱を反射させることができます。
屋根材が軽量であることはもちろん、耐風性や耐食性の高さにも定評があるため、塩害地域に適した屋根材と言えます。メーカー試験で風速60m/sの強風にも耐えていることからも、塩害だけでなく台風やハリケーンなどによる屋根被害も安心です。
「千鳥葺き」「階段葺き」「乱葺き」という3通りで施工可能なため、メンテナンスと同時に屋根の意匠性向上も期待できます。
スマートメタルとはどんな屋根材?メリットとデメリットを解説
今回は、塩害による被害を防ぐメンテナンス方法や、塩害に強い屋根材について解説しました。
塩害とは、海の塩分が風に乗って建物や植物などに付着することにより、被害を与えることの総称を指します。海に近い地域で生活する上で、住まいと塩害は切っても切り離せない関係。塩害により発生した雨漏りを放置すると、建物に甚大な影響を及ぼす可能性があるため、事前の塩害対策が必要不可欠です。
塩害による屋根の被害を防ぐためには、適切なメンテナンス方法を把握することが大切です。定期的な洗浄や塗装で対応できない場合には、屋根の専門業者で塩害に強いSGL鋼板の屋根材を用いた屋根の葺き替えやカバー工法を検討しましょう。
多数の雨漏り専門業者が登録している「雨漏り修理の達人」では、職人の写真や会社情報から自分に合った優良業者を探せるため、信頼できる業者をすぐに見つけられます。
屋根の塩害対策を検討する際には、ぜひ「雨漏り修理の達人」を活用しましょう。
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