ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
ALC外壁は「軽量気泡コンクリート」とも称され、その名の通り通常のコンクリートの約1/4の重量しかない素材です。しかし、軽量だけでなく、耐火性、耐震性、断熱性、遮音性、耐久性といった優れた性能を持つため、さまざまな建物で利用されています。
ALC外壁には高い耐震性や耐久性がありますが、その一方で雨漏りしやすいというデメリットがあります。そのため、すでにALC外壁の家に住んでいる方は、ALCの雨漏りリスクを頭に入れておかなければなりません。
そこで今回は、ALC外壁の特徴や雨漏りの原因、応急処置の方法などについて解説します。この記事を最後まで読めば、万が一雨漏りが発生した時も落ち着いて対処することができるでしょう。
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ALC外壁とは、気泡が多く存在する多孔質の外壁のことをいいます。
また、ALCは「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれており、軽量で高い耐久性を持っています。ALC外壁の耐用年数はおよそ60年といわれており、一般的な外壁に対しておよそ2倍の耐久性を誇ります。その高い耐久性から、住宅建築をはじめ多くの建物に採用されています。
また、ALCパネルは、この軽量気泡コンクリートを利用した素材で、珪石、セメント、石灰、発泡剤などを組み合わせて作られています。そして、高温で発泡させることで内部に気泡を作り出します。このパネルは、その名の通り軽量であるだけでなく、耐火性、耐震性、断熱性、遮音性、耐久性といった優れた性能を持つ外壁材として知られています。このパネルは、北極から砂漠まで、さまざまな環境に対応できるほどの強さを持っています。日本国内では、東京スカイツリーや東京都庁などでも使われています。
ALCパネルには、形状や厚さ、表面加工によって様々なバリエーションがあります。一般パネルやコーナーパネル、薄型パネルや厚型パネル、平パネルや意匠パネルなど、用途に応じて選べます。ALCパネルを使用した建物はスタイリッシュで落ち着いた雰囲気を放ち、都会的な住まいを目指す方におすすめです。
ALC外壁の特徴は、上記のものだけではありません。
そこでここでは、ALC外壁の特徴について解説していきます。
ALC外壁の特徴は、以下の3つです。
それではひとつずつ特徴を見ていきましょう。
ALC外壁の素材である「ALC」は、多孔質のため水分を吸水しやすいという特徴があります。
このため、ALC外壁が経年劣化すると、気泡に水分がたまってしまい、やがて外壁内部の鉄骨に錆が生じる恐れがあります。
このようなALC外壁の劣化を放置すると、室内の雨漏りにもつながりかねません。
ALC外壁は、非常に軽量で耐震性に優れているのも特徴のひとつです。
近年は、巨大地震に備えて住宅における屋根の軽量化ばかり注目されていますが、外壁の重量も建物の耐震性に影響します。
住宅の外壁にALC外壁を採用すれば、外壁の軽量化を図れるため、建物の耐震性をさらに向上させることができます。
ALC外壁は、パネルを一枚ずつ張りつけていく施工方法のため、外壁のパネル間に多くのつなぎ目が見られます。
これらのつなぎ目はコーキングで防水を行いますが、経年劣化によりコーキングが劣化すると雨漏りが発生する恐れがあります。
このようにALC外壁には多くのつなぎ目があり、決して防水性が高いとは言えないため、梅雨の時期や台風シーズンなどは特に雨漏りに注意しなければなりません。
ALC外壁は、気泡が水分を吸収しやすく、外壁パネルに多くのつなぎ目を持つという特徴があります。これらの特徴から、ALC外壁は雨漏りが発生しやすいため、日頃から外壁の状態に注意しなければいけません。
そこでここでは、ALC外壁から雨漏りが発生する原因について解説していきます。
ALC外壁から雨漏りが発生する原因は、以下の4つです。
雨漏りが発生する原因を理解すれば、日々のセルフチェックで外壁のどこを確認すればいいのかが明確になります。
それではさっそく見ていきましょう。
ALC外壁から雨漏りが発生する原因として、ALC外壁のクラック(ひび割れ)が挙げられます。
経年劣化によって外壁表面の塗膜が劣化すると、ALC外壁にクラックが発生するようになります。
このクラックに雨水が浸入すると、雨漏りの発生につながってしまいます。
雨漏りは、外壁パネルのつなぎ目のコーキング劣化でも発生します。
ALC外壁は、パネルを一枚ずつ張りつけていく施工方法のため、外壁のつなぎ目はコーキングによって防水しています。
しかし、経年劣化などによりコーキングに摩耗やクラックが発生すると、雨水が浸入し雨漏りが発生することが考えられます。
窓まわりのコーキング劣化も、雨漏りが発生する原因になります。
ALC外壁では、すべての外壁パネルを施工した後に開口部に窓を取り付けます。
つまり、窓まわりは外壁パネル間と同じコーキングによる防水になるというわけです。
これにより、窓まわりのコーキングからも雨漏りが発生する恐れがあります。
窓にシャッターを取り付けている場合には、シャッターボックスまわりのコーキング劣化によって雨漏りが発生する危険があります。
外壁パネルのつなぎ目や窓まわりとちがい、シャッターボックスのコーキングはセルフチェックが困難であるケースも多く見られます。
そのため、窓にシャッターを取り付けている場合には、専門業者による点検を定期的に実施し、雨漏りを予防しましょう。
ALC外壁から雨漏りが発生した際には、適切な修理が欠かせません。
ここでは、ALC外壁から雨漏りが発生した際の修理方法を、以下のように分けて解説していきます。
ALC外壁を修理する際は、今後のメンテナンスを見据えて修理方法を検討するのがポイントです。
それでは、順に見ていきましょう。
ALC外壁から雨漏りが発生した原因がクラック(ひび割れ)や欠けなど軽微な場合には、タッチアップ補修で対応しましょう。
タッチアップ補修は、雨漏りの原因箇所を部分的に補修するため、工事期間も短く、修理費用も少額で済みます。
しかし、補修箇所が高所になる場合には、必要に応じて部分足場が必要になることもあるため、工事期間の延長やまとまった費用が必要になる可能性もあるため注意しましょう。
雨漏りの原因が、ALC外壁のつなぎ目や窓まわり、シャッターボックスまわりにあるコーキングの劣化である場合は、コーキング補修で対応しましょう。コーキング補修では十分な乾燥が施工のポイントになるため、天候によって工事期間が延長になる可能性も考えられます。
また、雨漏りの原因となった箇所を補修するだけでなく、コーキング処理がされているそれ以外の箇所も事前に症状を確認しておきましょう。
修理費用はそこまで高額になりませんが、修理箇所や仮設足場の設置有無によっても費用は変動します。
なお、外壁がメンテナンス時期を迎えている場合には、コーキング補修だけでなく、同時に外壁塗装を検討しましょう。
雨漏りの原因となる箇所の外壁が著しく劣化している場合には、ALC外壁の部分交換で対応しましょう。
ALC外壁の部分交換は、材料の発注・納品に時間がかかるだけでなく、作業には職人が複数確保することが必要なため、修理までに期間を要します。
また、単に外壁を交換すればいいというわけでなく、外壁交換後は既存の外壁と色を合わせる目的で、外壁塗装が必要になることもあるでしょう。
なお、修理費用については、外壁塗装や仮設足場の有無、交換が必要な外壁の枚数によっても大きく異なります。
すでに外壁が廃盤になっている場合には、新築した業者に対応方法を相談してみるのも一つの手です。
雨漏りの原因となる箇所だけでなく、外壁全体に塗装の劣化が見られる場合には、外壁塗装で対応しましょう。
外壁交換と同じく、外壁塗装も修理までに時間がかかります。
また、工事には仮設足場がほぼ必須になるため、最低でも一週間程度は工事期間を見といた方がいいでしょう。
なお、外壁塗装にはまとまった費用が必要になるため、同時に屋根塗装を検討するとメンテナンスコストの削減につながります。
ここでは、ALCの雨漏り修理にかかる費用について解説します。
ALC外壁の雨漏り修理にかかる費用は、以下のとおりです。
雨漏りの修理方法 | 雨漏り修理の費用 |
タッチアップ補修 | 1〜5万円 |
コーキング補修 | 3〜50万円 |
ALC外壁の部分交換 | 15〜50万円 |
ALC外壁の塗装 | 30〜100万円 |
修理方法や雨漏り修理の費用は、雨漏りの原因や被害の範囲によって大きく異なります。
たとえば、タッチアップ補修やコーキング補修であれば比較的少額の費用負担で済みますが、外壁の部分交換や外壁の塗装が必要な場合には多くの費用が必要になります。
特に、雨漏りの修理に仮設足場が必要な場合には、コストが高額になってしまうため建物全体のメンテナンスを視野に入れて、修理方法を選択しましょう。
なお、上記金額に仮設足場の費用は含まれていないので、ご注意ください。
雨漏りの発生時に大切なことは、雨漏り箇所に適切な応急処置をすることです。
そうはいっても、雨漏りに対する応急処置の方法を知らなければ、万が一の時に対処できません。
そこでここでは、ALC外壁の雨漏りにおける応急処置の方法について解説します。
ALC外壁の雨漏りにおける応急処置の方法は、以下の4つです。
雨漏りにおける応急処置の方法を頭に入れて、いざという時に備えましょう。
それでは、順番に解説します。
防水テープとは、防水加工されたテープのこと。
防水テープは、軽量で柔軟かつ耐久性に優れているため、雨漏りの応急処置に最適のアイテムです。
ハサミやカッターで簡単にカットできるだけでなく、貼り間違えてしまっても一度剥がして貼り直すことができるので、DIY初心者でも安心です。
なお、屋外の場合は、アルミテープを利用しましょう。
コーキングとは、ALC外壁のつなぎ目や窓まわりなどにも使用されている雨水の浸入を防ぐゴム状の素材をいいます。
コーキングの耐用年数はおよそ10年程度ですが、劣化が進むと摩耗やひび割れが発生し、雨漏れの原因になります。
コーキングを行うには、コーキング材とそれを打つためのガンを購入し、さらに接続を強化するためのプライマーをいくつか購入する必要があります。
これらの材料は、インターネットやホームセンターで入手できますが、適切に作業を行うには、ある程度の知識や経験が必要かもしれません。
なお、コーキングを行う際は、天候の変化に注意して十分な乾燥時間を確保しましょう。
補修スプレーとは、防水性能を持つスプレーのことで、防水スプレーとも呼ばれています。
雨漏り箇所に補修スプレーを使用することで、雨水の浸入を弱める効果があります。
補修スプレーには豊富な種類があり、なかにはカビやコケの繁殖を妨げる効果を持つものもあるため、雨漏りの症状に合った最適なものを選びましょう。
クロス補修とは、雨漏りによって剥がれた天井や壁のクロス(壁紙)を部分的に補修したり、貼り替えたりすることをいいます。
クロスが部分的に破れたり膨らんだりした場合には、クロス専用の接着剤で補修が可能です。
しかし、補修範囲が広い場合や天井や壁の下地補修が必要な場合には、DIYによるクロス補修は難しいかもしれません。
特に、天井の下地である断熱材や石膏ボードなどに傷みが見られる場合には、迷わず専門業者に修理を依頼しましょう。
住宅の雨漏りは、未然に防ぐのに越したことはありません。
ここでは、ALC外壁の雨漏りを未然に防ぐポイントについて解説します。
ALC外壁の雨漏りを未然に防ぐポイントは、以下の2つです。
なお、ALC外壁の雨漏りを未然に防ぐには、自分ひとりでできることとできないことの線引きが大切です。
それでは、ひとつずつ簡単に解説していきます。
ALC外壁の雨漏りを未然に防ぐには、セルフチェックがポイントになります。
こまめにALC外壁をセルフチェックすることで、外壁やコーキングの劣化にいち早く気づくことができます。
このような外壁の傷みを早期に発見することで、修理範囲の拡大を防げるため修理にかかる費用を抑えることができます。
なお、セルフチェックは毎日実施する必要はありません。
普段から外壁を気にする気持ちを持つだけで、雨漏り予防につながります。
2階の外壁やシャッターボックスのコーキング劣化など、セルフチェックが十分にできない箇所は、専門業者に点検を依頼しましょう。
専門業者に点検を依頼すれば、これまでの経験に基づいてALC外壁の劣化状況を点検してくれます。
また業者によっては、今後のメンテナンスについても有益なアドバイスをもらえるかもしれません。
なお、専門業者に依頼する際には、雨漏り修理の経験が豊富な信頼できる業者を選ぶことが重要です。
今回は、ALC外壁の特徴や雨漏りの原因、応急処置の方法などについて解説しました。
ALC外壁とは、気泡が多く存在する多孔質の外壁のことをいいます。「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれ、軽量で高い耐久性が特徴です。
しかし、ALCは多孔質で水分を吸水しやすく、ほかの外壁に比べて雨漏りのリスクが高いというデメリットがあります。
このようなALC外壁の雨漏りを未然に防ぐためには、こまめなセルフチェックと専門業者による定期的な外壁の点検が欠かせません。
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