ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
Tags:雨漏り修理
物置はガーデニング用品や資材、あるいは普段使わないものをしまっておくのに便利ですね。
しかし屋外に設置するため、風や雨、紫外線の影響を受けやすい設備でもあります。
もしも雨漏りを起こしてしまうと大事な資材や保管物が濡れてしまうと困ります。
毎日使う場所ではないため、雨漏りになかなか気が付かない場所でもあります。
物置には、素材によって大きくプラスチック製、木製、金属製の3種類があります。
またサイズも小さな倉庫や小屋から小さな棚タイプなど様々です。
こちらでは屋根のついた小屋タイプの雨漏り修理の屋根タイプや補修方法や、DIYで応急処置する方法などをご紹介します。
★「現在物置から雨漏りが発生している」という方は『物置の雨漏り修理のDIYの方法』からお読みください。
★また、「すぐに相談したい」「様子を見て欲しい」「修理をして欲しい」という方はこちらからお問い合わせください。専任スタッフが迅速に対応いたします。
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物置の屋根の種類には大きく分けて二種類があります。それぞれの特徴と劣化症状をご紹介します。
一つは金属製の屋根です。
以前から多くみられ、広く流通しているトタン屋根。
トタンは明治に始めて日本で採用され、軽くて安価で加工しやすいことから全国に広まっていきました。トタンは鋼鈑を亜鉛メッキで覆ったもので、正式には亜鉛メッキ鋼鈑といいます。耐久性はそれなりにあるものの錆びやすいという欠点があります。
特に沿岸部では風によって運ばれてくる塩によって通常よりも金属が錆びやすくなる塩害が発生するため、トタンの劣化も早くなってしまいます。
トタンは耐用年数が10~20年程度です。施工後10年以内なら表面を保護する塗装が色あせる現象や触れると手に白い粉が付くチョーキング現象が発生します。この症状が出たときには再塗装でメンテナンスを行いましょう。
錆が発生して放置していると穴が開いてしまいます。この状態では塗装によるメンテナンスではなく張り替えで屋根そのものを交換することをおすすめします。
トタンについて詳しくは以下の記事もあわせてご覧ください。
1972年にアメリカで開発されたガルバリウム鋼鈑は、トタンの錆びにくいという欠点をカバーした比較的新しい素材です。
ガルバリウムは鋼鈑にアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%のアルミ亜鉛メッキを施した鋼鈑です。トタンのメッキにアルミニウムを添加することで錆に強い特性を得ています。トタンの約3~6倍の錆びにくく、耐久性も高いため最近ではトタンに変わって採用されることも多くなりました。
ガルバリウム鋼鈑の耐用年数は25~30年とされており、錆にも強い素材ですが、衝撃に弱いというデメリットがあり、表面に傷がついて中の鉄が露出するとそこから錆びてしまいます。10年~15年ごとに塗装によるメンテナンスを行うことで長持ちさせることができます。
ガルバリウム鋼鈑について詳しくは以下の記事もあわせてご覧ください。
既製品ではなく手作りの物置には波板など安価で施工しやすい樹脂製の屋根が多く用いられます。
「塩ビ」と呼ばれるポリ塩化ビニル樹脂は、日本で1941年に工業化され、価格の安さや加工性から非常に多くの製品に使用されています。合成樹脂の中でも最も一般的な素材です。
塩ビは衝撃や熱に弱いため、太陽光や風雨、昼夜の温度変化などによって劣化していきます。劣化症状としては色が白や黄色になる変色、硬くなる、変形する、ひびが入るなどがあげられます。これらの症状がでてくると強度が落ちるため、風によってひびが入るなど破損しやすくなり、強風時には飛散することもあります。
劣化症状が出ている場合には屋根全体を葺き替える必要があります。
ポリカーボネートは略してポリカとも呼ばれ、合成樹脂の中でも高い耐衝撃性を持ちます。また透明度も高く、車のライトや高速道路の透光板にも使用されています。
紫外線を通さない性質がありますが、紫外線に長期間浴びつつけると変色などの劣化症状が発生し耐衝撃性も低下します。
劣化したポリカは張り替えで対応します。
ポリカーボネートとは?特徴や屋根に使用するメリット・デメリット
イナバ物置は株式会社稲葉製作所のブランドで丈夫なことをメリットとして謳っており、全体が鉄骨造りになっています。
屋根材は0.5㎜のアルミニウム合金メッキ鋼板を使用。塗装はアクリル塗装で仕上げをしています。
アルミニウム合金メッキ鋼板はガルタイト、ガルファンとも呼ばれ、溶融亜鉛に5%のアルミニウムを加えた合金をめっきした鋼鈑です。
耐食性はガルバリウムには劣るものの、アルカリへの耐食性に優れています。
▷イナバ物置公式ホームページはこちら
ヨド物置は、元々鉄鋼板・鉄鋼材製造業として創業した株式会社淀川製鋼所が製造販売しています。現在はカラー鋼鈑の製造が主流となっています。ヨド物置は自社で生産したガルバリウム鋼鈑を使用しており、屋根材もガルバリウム鋼鈑です。
鋼鈑を製造しているメーカーである利点を活かして、物置業界で唯一鋼鈑から製品の製造まで一貫生産を行っています。
ガルバリウム鋼鈑はめっき鋼鈑の中でもっとも耐食性に優れています。
▷ヨド物置公式ホームページはこちら
タクボ物置は、田窪工業所が製造販売する物置です。上の二社に比べると価格帯が比較的安めとなっています
屋根材はガルバリウム鋼鈑が多く使用されています。仕上げには100度以上の高温で塗料を密着させる焼き付け塗装が施されており、耐久性や耐候性が高められています。
▷タクボ物置公式ホームページはこちら
物置の屋根に穴やヒビが発生して雨漏りした時、自分でどうにか修理できないかと考えられる方も多いかと思います。
放置していると雨が降るたびに中の資材などが濡れてしまうため、応急処置を行う必要があります。
こちらでは物置が雨漏りしているときに行える、状態別のDIYの方法をご紹介します。
物置の屋根に小さな穴やひび割れがあり、そこから雨漏りしている場合には、コーキング材で応急処置できます。
コーキング材はホームセンターで数百円から入手が可能です。
手順としては錆があれば最初に錆を落とし、また汚れもきれいに落とします。しっかり乾燥させた後で必要に応じて下地材(プライマー)を塗り、コーキングでヒビなどを充填します。
この際に素材に合ったコーキング材を選ぶ必要があります。
また防水性のある補修でも応急処理が行えます。こちらもテープを貼る前にしっかりと補修箇所の錆や汚れを落とす必要があります。汚れや錆が残っていると粘着力が発揮されず、下地をしっかり覆うことができません。
テープよりはコーキング材の方が長持ちしますが、あくまでも一時的な応急処置のため、雨漏りが再発する可能性があります。
どこから雨漏りが発生しているのかわからない場合や補修箇所が広範囲に及ぶ場合には、物置の屋根全体をブルーシートで覆う方法があります。
ブルーシートが捲れたり飛ばされないように、四隅を土嚢などで固定してください。
高所ではしごなどを使用する場合には安全に十分注意してください。
錆が発生している場合には、まず錆を落としてから補修を行います。錆を放置しているとそこからどんどん錆は広がってしまいます。
ただし錆の範囲が広い場合や屋根全体に広がっている場合や、錆によって大きな穴が開いている場合には屋根全体を葺き替えた方がいいでしょう。
これらの方法はあくまでも一時的な応急処置です。屋根から雨漏りしているということは、物置全体が劣化している可能性もあります。
部分的な補修を行っても他に不具合が起きている可能性もあります。
ブルーシートの応急処置にも限界があり、雨漏りが直るわけではありません。放置していると物置そのものが劣化する可能性もあるため早めに本格的な補修をご検討ください。
物置屋根の本格的な補修方法には素材や状態によっていくつか種類がありますのでご紹介します。
物置の屋根の傷みが下地にまで及んでおらず、傷みがそこまでひどくない場合には現在の屋根の上から新しい屋根をかぶせるカバー工法を行います。
カバー工法は重ね葺きともいい、現在の屋根の新しい野地板や防水シートを張り、その上から新しい屋根材を施工します。
カバー工法について詳しくは以下の記事もあわせてご覧ください。
屋根全体の傷みが大きく、下地にまで及んでいるような場合には古い屋根を撤去して新しく張替えを行います。
屋根を張り替えることで雨漏り問題は解決し、下地にも問題がある場合には耐久性が向上します。
既存のトタン屋根をガルバリウム鋼鈑や、ガルバリウム鋼鈑よりもさらに耐久性と錆びにくさに優れたSGL鋼鈑に張り替えることでより耐久性がアップします。
葺き替え工事について詳しくは以下の記事もあわせてご覧ください。
塩ビやポリカの物置屋根は、特に塩ビ性は劣化が早いため変形やひび割れが起こりやすくなります。
劣化症状がでてくると強風時に飛散することもあるため、状態によっては部分的、もしくは全体的に張り替えを行います。
必要に応じて屋根を支える骨組みの補強も行います。
既存の物置屋根が塩ビの場合はポリカに葺き替えることで耐用年数も向上します。塩ビよりは高価ですが耐用年数を考えると長い目でみればローコストになります。またガルバリウム鋼鈑などの金属製に変更することでより強度が高くなります。
物置の屋根の雨漏りや葺き替えでできるだけ価格を抑えたいという方もおられると思います。
現在加入されている火災保険の対象に物置や車庫が含まれており、「台風の強風で屋根が飛散した」「雹が降ってきて屋根が壊れた」など、屋根が傷んだ原因が明確に自然災害である場合には、火災保険が適用される場合があります。
火災保険は火災のみでなく、風災という台風などの自然災害による損害も補償対象となります。しかし経年劣化や施工不良など人為的な原因は対象にならないため注意が必要です。
そのほかにも損害を受けてから三年以内に申請する必要がある、損害が免責金額を下回る場合などには補償対象外となります。
対象となるかどうか、まずは契約している保険会社に相談してみましょう。
屋根修理業者によっては申請サポートをしてくれるところもあります。
物置は使う頻度の低いものを保管する場所であることが多く、普段あまり気に留めない場所でもあります。
そのため雨漏りが気づかないうちに発生し、あまり使わないからこそお金をかけずに修理したいという方も多いかと思います。
コーキングやブルーシートでの補修はあくまでも一時的なものであり、雨漏りの原因にあわせて適切な処理を行わないと根本的な解決には至りません。
何度も補修する手間や、高所作業での危険性を考えると一度にしっかりとした修理をプロに依頼した方が安心感があります。
いつか寿命がくるものなので、耐久性が衰えたときに適切に屋根をリフォームすることで、物置そのものを長持ちさせることができます。
物置屋根の雨漏りでお困りの方、屋根修理業者をお探しの方は、一度近くの業者を雨漏り修理の達人で検索してみてください。
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
※営業電話は一切いたしませんのでご安心ください。
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