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雨漏り修理の基礎知識
KNOWLEDGE

勾配のない陸屋根は雨漏り修理をしっかりと!快適な屋上ライフはメンテナンスが大事!

みなさんは自宅の屋根が何屋根かご存知ですか?
屋根の形は大きく分けても10種類以上あり、地域や特性によって使い分けられています。
例えば、一般的な△屋根は切妻屋根と呼ばれ、屋根に降った雨は傾斜に沿って2方向に流れますね。
切妻屋根の妻側(短辺側)にも勾配のある屋根を掛け、雨水が4方向に流れるようにしたものを寄棟屋根と言い、上から見ると「>―<」こんな形に見えます。
他にも、片側にだけ勾配を取った片流れ屋根や工場の屋根などに多いのこぎり屋根など、その形状によって10種類以上に分類されるのです。

陸屋根の雨漏り修理について

陸屋根ってどんな屋根?

その中でも陸屋根(ろくやね、りくやね)というのは、字のごとく屋根が陸になっている形状、つまり屋根にまったく勾配が無く平らになっているものを言います。
勾配が無い(正確には水が溜まらない程度には傾斜がある)ので、屋上に人が出て歩くことができます。
学校の屋上などを想像してもらえるといいかもしれません。
今回は、そんな陸屋根の雨漏り修理について紹介します。

陸屋根が使われるメリットとは

ほとんど勾配が無い特殊な形状の陸屋根はビルや学校、病院など大型建築物に多く見られますが、最近は個人のお宅でもあえて陸屋根を取り入れるケースも珍しくなくなってきました。

屋上を活用できる

地域によっては庭のスペースを十分にとることが難しい場合もありますが、屋上を活用してガーデニングや家庭菜園などを楽しむこともでき、洗濯物を干すなど屋外での活動に便利な空間になります。
また、最近注目されている太陽光パネルの設置にも適した形状であるため、実際に多くの建物に設置されています。
しかし、太陽光パネルに限らず何らかの機械を設置する際は施工の段階から屋上をどのように使いたいのか目的を明確にし、しっかりプロの専門家に相談した上で対策をするなどの注意が必要です。
設置後にトラブルが起こる可能性も否定できないからです。

メンテナンスが簡単

先述した『切妻屋根』などは雨を流すために傾斜をつけております。
日常生活において一般の方が傾斜のある自宅の屋根に上ることは滅多にないと思いますが、プロの屋根修理業者さんでも誤って転落する事故も発生するほどなので、細心の注意が必要です。
その点、陸屋根は傾斜がほとんどないので屋根(屋上)に出る入口さえあれば素人の方でも簡単に立ち入りができ、注意をすれば定期的に樋や排水口のゴミ掃除を行うなど簡単なメンテナンスはしやすいでしょう。
また、プロの屋根修理業者に依頼をする際も、足場の設置が不要な場合もあるので、工事費のコストを抑えることができるかもしれません。

室内空間を広く取りやすくなる

切妻屋根のように傾斜のある屋根の場合、屋根裏はどうしてもデッドスペースになりがちです。
一方、陸屋根の場合はそもそも屋根裏が存在しないため、室内空間を広く確保することができるのです。

屋上ライフはメンテナンス必須!勾配のない陸屋根の雨漏り修理について

要注意!陸屋根にもデメリットがあります!

屋上を活用できるのはとても魅力的ではありますが、陸屋根にもデメリットはいくつかあります。
施工後のトラブルを防ぐためにもよく調べてから検討しましょう!

夏は室内温度が上がりやすい

前述しましたが、陸屋根の場合は屋根と室内の間の屋根裏がありませんので、そのために発生する不具合もあるのです。
屋根は建物の中でも特に日光にさらされますのでとても熱くなりますが、屋根裏があると室内と屋根の間に空間があるので、屋根からの熱が伝わりにくくなります。
しかし、屋根裏のない陸屋根は屋根からの熱がほぼダイレクトに室内に伝わってしまい、室温が下がりにくくなるため屋根に直射日光が当たらないようにするなどの対策が必要になります。

収納スペースが少ない場合も

屋根裏を収納スペースにすることで、室内の収納を少なめにして室内空間を広くしているケースも近年人気があるようです。
その点、屋根裏がない陸屋根は屋根裏収納スペースを作ることが不可能なのでその選択はできません。
何らかの形で屋根裏を有効活用したい方には陸屋根はオススメできませんね。

陸屋根は雨漏りがしやすい!?

陸屋根は傾斜が殆どなく、切妻屋根などに比べるとはるかに水はけの悪い形状です。
そのため、しっかりと防水対策をしておく必要があるのです。
防水シートと防水塗装でしっかりと屋根をコーティングし、定期的なメンテナンスが大切です。

 

陸屋根の雨漏りは特殊で厄介

屋根の最も大きな役割は雨から室内を守ることです。
そのため、降った雨水を地面に流せるよう、多くの屋根には適切な勾配が設けられていますが、陸屋根の場合は雨水が適切に流れる程度のわずかな勾配しか設けられておりません。
屋上に人が出る場合は人が落ちないように陸屋根の周りには屋フェンスを設置するため、陸屋根自体がプールのような水を溜める形状になっています。
普通の屋根は、水を下に流すのに対し、陸屋根は水を溜めるような形状なのです。
水はけの悪い陸屋根の防水対策についてご案内します。

陸屋根の防水対策とは

では陸屋根はどうやって雨水を処理しているのでしょうか。
建物の屋上に出たことがある人ならなんとなく想像できると思いますが、屋上の床(屋根)はつるつるのシートが張られており、これが防水シートと呼ばれるものです。
これは、陸屋根に降った雨水が建物内に侵入しないようにするためのシートです。
これにより雨漏りを防いでいます。
さらに、陸屋根にはほんの数%の水勾配という水が流れるだけの傾斜が付いています。これにより陸屋根に降った雨水は流れていき、最終的にはドレン管から雨どいへ流れていくようになっています。
この辺の形状は自宅のベランダやバルコニーなどと一緒です。
バルコニーの端っこには雨水を外へ流す排水管(ドレン管)があるはずです。
こういった仕組みにより陸屋根に雨が降っても雨漏りすることなく、適切に雨水を外部に流しているのです。

陸屋根で雨漏りが起こるメカニズム

しかし、防水シートを張っていても陸屋根ではトラブルが起きやすいです。
では陸屋根でどのように雨漏りが引き起こされるのか、ご説明します。

防水シートの劣化による浸水

太陽の熱や紫外線、人の歩行、経年劣化でシートに亀裂が入ってしまうことがあります。
ごくわずかなひび割れでも水が入り込むこともあり、劣化したシートの雨漏り箇所を特定するのはプロでも困難です。
防水シートの下は建物の素材になりますから、シートが壊れてしまえば簡単に浸水し、建物内部に雨水が染み込みやすくなります。
そのため、陸屋根の木造建築は殆どなく、多くはコンクリート製の建築物となります。
防水シートの内側のコンクリートは、築年数が長くなると様々な理由から多少なりともひび割れが生じます。
このひび割れ部分から雨水が浸水し、建物の内部に染み込んでいく可能性があるのです。
コンクリートの内部には鉄筋が埋まっているわけですが、鉄と水は相性が良くありませんから、鉄筋が錆などで劣化した場合は建物の耐久性にも影響が出るかもしれません。

排水がうまくできていない

さらに、いくらドレン管から雨水を流すとは言え、ドレン管のキャパシティ以上の大量の雨が一気に降った場合は、一時的に陸屋根はプールになることも考えられます。
また、あまり頻繁にメンテナンスや掃除をしない場合には落ち葉などでドレン管が詰まってしまう恐れもあります。
溢れた水は行き場を失い、
そのため、通常の屋根に比べるとトラブルが起こりやすい屋根形状と言えるでしょう。

陸屋根の雨漏り修理の方法は

実際に雨漏りしてしまった場合はどうしたら良いでしょう。
発見から修理までの手順をご説明します。

雨漏りを発見したら

雨漏りを発見したら、まずは水がどこから室内に侵入してきているのかを確認しましょう。水の流れている跡がないかを調査します。
見つけたら、なるべく状況がわかりやすいように工夫してスマホで撮影しておきます。
これは、屋根修理業者に依頼する際にすでに雨漏りが止まっていた場合、状況説明を簡単にわかりやすくするためです。

屋根修理のプロに相談しましょう

雨漏りに関する記事が記載されているブログなどを拝見すると、防水テープを使用したDIYでの応急処置の方法について紹介されていますがこれはリスクが高いのでやめましょう。
雨漏りの修理は、たとえ屋上に上がれる陸屋根であっても簡単ではありませんし、高所の作業は非常に危険です。
必ずプロの屋根修理業者に修理を依頼しましょう。
雨漏り修理を行う会社は沢山ありますが、地域密着型の業者をオススメしております。
地域密着型の業者は下請けを使わず自社の職人が作業する場合が多く、屋根の直し方をしっかり把握したうえでお客様とお話ができるうえ、その地域に適した施工を熟知しているためです。

陸屋根の雨漏り修理の方法

まずは劣化してしまった防水シートの交換です。
穴があいたり、亀裂が入ったシートではそこから水が侵入し、防水の意味がないため新しいものに取り換えます。
古い防水シートを取り外した際に、コンクリートの劣化部分を補修し、コーキングが劣化している部分はコーキングを打ち直します。
屋根の広さによっても施工の内容が変わり、塗料による防水を施しているところもあります。

 

雨漏りの起こる前にしっかり対策をしましょう

屋上を使える陸屋根のメリットは大きいです。
適切にメンテナンスすることで、雨漏りしにくい状態をキープすることはできます。

陸屋根に落ち葉などが溜まっていないか、水が流れにくくなり水溜まりができる場所が無いかなど、常日ごろから確認しましょう。
通常のシート防水であれば10年以上は耐用年数があります。
また、防水シートの耐用年数に達する前にプロに点検を依頼することをオススメします。
防水工事は職人さんの腕がでやすい工種で、経験豊富な業者に依頼することで、雨漏りの発生確率もかなり減るはずです。
万が一雨漏りが生じた場合は、原因を特定し、補修する必要があります。
不親切な業者では簡単な補修で安く済ませ、雨漏りが再発することも多いです。
しっかりと点検し、適切な改修方法を提案してくれる業者に依頼することが雨漏り修理の必須条件です。

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