ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
Tags:雨漏りの原因
家の外観が四角いキューブ型の住宅は、その洗練されたスタイリッシュのデザインから人気のある家の形です。軒がほとんどなく余計なものを可能な限りそぎ落としているので、見た目がおしゃれですよね。また、建材や施工のコストを抑えることができるといった点も人気の理由の一つです。
今回のコラムでは、ゼロキューブなどの軒がほぼないもしくは軒のないキューブ型住宅の特徴と、雨漏りのリスクについて解説していきたいと思います。
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住宅メーカ大手の株式会社ベツダイから販売されている住宅ブランド「ゼロキューブ」もキューブ型住宅の一つです。ゼロキューブのようなキューブ型住宅を「軒ゼロ住宅」、「箱型住宅」などと呼ばれています。
キューブ型住宅のはっきりとした定義は特にありませんが、一般的にボックスタイプで軒がない住宅のことを指します。10~20cmと短い軒があるものもありますが、このコラムでは軒がほぼないゼロキューブのようなボックスタイプの住宅について解説していきます。
なお、軒の短い住宅については以下の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。
まずは軒がないゼロキューブ型住宅のメリットからご紹介します。
ゼロキューブ型住宅は軒がないことから、見た目がすっきりとしていることから洗練された印象があります。他の住宅と差別化できますので個性的でおしゃれな外観を好む方におすすめです。
凹凸がなくシンプルな構造のため、一般的な住宅にある屋根や外壁より面積が少なくなることから建材や部材も少なくて済みます。また建築が容易なので工期が短く、大工さんの人数も多くいらないので、費用を抑えることができます。
例えば、日本で一般的な切妻屋根の住宅だと軒がでていてその分居住スペースが少なくなります。複雑な構造をしているとデッドスペースができてしまいがちですが、ゼロキューブ型住宅の場合は箱型なので無駄な空間がなく、室内をそのまま居住スペースとして利用することができます。
ゼロキューブ型住宅は何度もお伝えしていますが、構造がシンプルです。
そのため、梁や柱などのつなぎ目が少ないことから気密性があり、また外壁はフラットな構造のため外気温と接触する面積が少なくなり断熱性を保てます。
次にゼロキューブ型住宅のデメリットをご紹介します。
ゼロキューブ型住宅の屋根は勾配のない「陸屋根」がほとんどです。フラットで傾斜がないため、雨水がたまりやすくなります。更に軒がないことから、直接外壁に雨が当たってしまい劣化が起こりそこから雨漏りを引き起こすこともあります。また、屋上の屋根面には防水加工が施されていますが、日々太陽の紫外線や雨風にさらされていることから劣化が進行しやすく、防水加工が切れてしまうとそこから雨水が建物内部に侵入してしまいます。
陸屋根とは?メリットやデメリット、メンテナンス費用などを解説
軒は雨を直接外壁に当たらないようにしてくれる役割があるわけですが、ゼロキューブ型住宅は軒がありませんので直接外壁に雨が当たります。雨風や紫外線といった外部からの刺激により、つなぎ目に施工されているシーリングや外壁の劣化が進行しやすくなります。
軒があると夏場の強い日差しを遮ってくれますが、ゼロキューブ型住宅は軒がないため日差しがもろに家の中に差し込みます。そのため、室内の温度が上昇しエアコンがききにくくなり光熱費も高くなってしまいます。
雨が降った際、雨粒が直接外壁に当たりますので音がうるさく感じることがあります。特に2階部分には屋根裏がないためダイレクトに音が響いてしまいます。
無駄なスペースがなく広々とした居住空間にできることはメリットの一つですが、逆に無駄がない分収納スペースが作りづらいといったデメリットがあります。家を建てた後に収納が足りず、家具を買わなければいけなくなることも。
前章のデメリットでもお伝えした通り、ゼロキューブ型住宅は残念ながら雨漏りのリスクが高いのは事実です。一般的な住宅には屋根には勾配があり、雨を適切に外に排出する仕組みである雨仕舞があるのですが、ゼロキューブ型住宅は陸屋根のため屋根の勾配がなく、雨仕舞がありません。そういったことから雨漏りを引き起こしやすい構造になっています。
雨漏りしやすいゼロキューブ型住宅ですが、仕方ないとあきらめることはありません。定期的なメンテナンスや事前に対策をしっかりと行っていれば雨漏りのリスクを下げることができます。
お伝えした通り、ゼロキューブ型住宅は軒がないため雨風や紫外線の影響をもろに受けていますので、外壁の塗膜の劣化やひび割れがあれば早めの補修を行いましょう。また、外壁のつなぎ目や窓枠・サッシ廻りのシーリングは劣化がしやすく割れや瘦せている場合、隙間ができてしまい雨漏りの原因になりますので、劣化症状があればシーリング補修を行ってください。
一般的な住宅に比べるとゼロキューブ型住宅の外壁は傷みやすくなっています。そのため、通常の塗り替え周期よりも早めの周期で塗装によるメンテナンスをおすすめします。各塗料によって耐用年数は違いますが、外壁が色褪せや、チョーキング現象があるなどといった症状があれば、塗り替えをご検討ください。
陸屋根は水はけが悪いので防水処理が行われています。もし防水層の劣化や塗膜にひび割れがある場合は、防水工事をしましょう。また、水を排出するための排水溝がゴミなどで詰まらないよう、定期的に掃除を行ってください。
もし雨樋がある住宅の場合は、不具合や故障していないか点検を行ってください。雨樋が正常に機能していないと、外壁が雨水の通り道となってしまい劣化を進めてしまいます。ご自身で確認できる場所にあればまめに点検を行うことをおすすめします。
ゼロキューブ型住宅はオシャレな外観に加え様々なメリットがあります。でも、安易に見た目がかっこいいからといって選んでしまうと後々後悔する可能性もあります。失敗しないためにも雨漏りしやすいなどといったデメリットとその対策方法を知っておくことが大切です。
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