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雨漏りを防ぐ屋根の「貫板」とは?役割や種類、メンテナンス方法を解説

PROFILEこの記事は私が監修しました

京都市右京区の雨漏り修理の達人「株式会社Re.ルーフ」

株式会社Re,ルーフ代表 竹村 督史(たけむら とくし)

平成27年に株式会社Re,ルーフを創業。

一級瓦葺き技能士、産業廃棄物収集運搬建設業許可

ハウスメーカー、マンション、アパート、一般住宅、ゲストハウス、京町屋など。改修メインに経験多数。

お客様の要望に寄り添うご提案、丁寧な仕事は当たり前!
プラスアルファをお届けできるように努めています。

貫板

屋根からの雨漏りは、住まいの快適性を損なうだけでなく建物全体の耐久性を低下させる深刻な問題です。しかし、その原因は必ずしも屋根点検で目視できるとはかぎりません。たとえば屋根における雨漏り原因のひとつである屋根の「貫板」は、屋根点検では目視できない代表的な部位のひとつです。

そこで今回は、雨漏りを防ぐために重要な役割を果たす屋根の貫板についてくわしく解説します。貫板の特徴から適切なメンテナンス方法まで網羅しているので、適切なメンテナンスで貫板からの雨漏りを未然に防ぎましょう。

屋根の貫板とは?

屋根の貫板とは、屋根の頂点部分に設置される板状の部材のことをいい、棟板金と呼ばれる金属板を固定するための下地材です。屋根の形状などに合わせて、長さや幅などを調整して使用します。

貫板の役割

屋根の貫板は、以下のような役割を果たしています。

  • 棟板金の固定
  • 屋根の頂部を覆い、雨水の浸入を防ぐ
  • 屋根の換気を促進する

貫板の種類

屋根の貫板には、木製と樹脂製の2種類があります。

木製の貫板

  • 杉やヒノキなどの木材を使用
  • 安価で入手しやすい
  • 腐食や虫害に弱いため、定期的なメンテナンスが必要
  • 幅6~9cm、厚さ9~1.5cm程度

樹脂製の貫板

貫板
  • プラスチック樹脂を使用
  • 腐食や虫害に強く、耐久性に優れている
  • 木材製貫板よりも高価
  • メンテナンスの手間が少ない

このように木製に比べて樹脂製の貫板の方が、耐久性に優れていることを頭に入れておきましょう。

木製貫板の特徴

貫板

貫板は、屋根から雨漏りを防ぐために重要な役割を果たす部材のひとつです。しかしその一方で、木製の貫板は水に弱く腐食しやすいという特徴を持っています。そこでここでは、木製貫板の特徴について解説します。

  • 水に弱い
  • 雨漏りのリスクがある
  • 劣化状況を目視できない

それではひとつずつ見ていきましょう。

【特徴1】水に弱い

木製貫板は、水に弱く腐食しやすいという特徴があります。さまざまな原因によって雨水や雪解け水などが棟包み内部まで浸入すると、木材が膨張したり収縮したりして徐々に劣化していきます。貫板の腐食が進行すると、棟板金の固定力が弱くなり雨漏りの原因となってしまいます。

【特徴2】雨漏りのリスクがある

木製貫板は水に弱いため、腐食によって雨漏りのリスクが高まります。貫板の腐食が進行すると、以下のような問題が発生します。

【リスク1】棟板金の浮き

腐食によって貫板が変形すると、棟板金が浮き隙間が生じます。隙間は雨水の侵入経路となり、雨漏りのリスクを高めます。

【リスク2】雨水の浸入

隙間から浸入した雨水は貫板内部に染み込み、さらに屋根内部へと伝っていきます。

【リスク3】雨漏りの発生

屋根材の下に浸入した雨水は、雨漏りの発生をもたらします。このような雨漏りは建物における構造体の腐食をはじめ、カビやシロアリの発生原因になるなど建物全体に深刻な被害をもたらします。

【特徴3】劣化状況を目視できない

木製貫板は、屋根の頂点部分に設置されているだけでなく棟板金に覆われているため、地上からはもちろん屋根点検時も目視することが困難です。そのため、定期的な屋根点検やメンテナンスが欠かせません。

貫板のメンテナンス方法

貫板

貫板は定期的にメンテナンスすることで、雨漏りを防ぎ建物の耐久性を維持することができます。そこでここでは、貫板のメンテナンス方法について解説します。貫板のメンテナンス方法は、以下のとおりです。

  • 貫板の交換
  • 屋根のカバー工法
  • 屋根の葺き替え

それぞれのメンテナンスについて、メリット・デメリットも合わせて見ていきましょう。

【方法1】貫板の交換

腐食が進んだ貫板は、新しい貫板に交換が必要です。屋根の形状や材料によっても異なりますが、一般的に貫板の交換は以下の手順で行われます。

  1. 既存の棟板金と貫板を撤去する
  2. 新規貫板を設置する
  3. 棟板金を設置する

メリット

  • 貫板からの雨漏りリスクを低減できる
  • 施工期間が短い

デメリット

  • 費用負担が少ない
  • 足場が必要
  • 屋根全体のメンテナンスが別途必要

【方法2】屋根のカバー工法

既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せるメンテナンス方法です。屋根のカバー工法では貫板の交換は必要ありませんが、屋根下地の状態によっては貫板の交換や屋根の葺き替えも視野に入れましょう。

メリット

  • 貫板の交換が不要
  • 屋根の葺き替えに比べて安価
  • 施工期間が短い

デメリット

  • 屋根の重量増加に伴い、建物への負担が大きくなる
  • 足場が必要
  • 貫板の劣化状況を確認できない
  • 構造計算の結果によって施工不可の場合がある

【方法3】屋根の葺き替え

貫板だけでなく、既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材に葺き替えるメンテナンス方法です。屋根の葺き替えと同時に貫板も交換されます。

メリット

  • 根本的な解決策となる
  • 屋根の雨漏りリスクを大幅に低減できる
  • 屋根のデザインを変更できる

デメリット

  • 費用負担が大きい
  • 施工期間が長くなる
  • 足場が必要となる

貫板のメンテナンスにかかる費用の相場

コスト

貫板のメンテナンスにかかる費用の相場は、メンテナンス方法によって大きく異なります。急な雨漏りでも慌てることのないように、あらかじめ貫板のメンテナンスにかかる費用相場をあらかじめ把握しておきましょう。そこでここでは、貫板のメンテナンスにかかる費用相場をメンテナンス方法別に解説します。

貫板のメンテナンスにかかる費用の相場は、以下のとおりです。

メンテナンス方法 費用相場(1㎡あたり)
貫板の交換 10,000〜20,000円
屋根のカバー工法 15,000〜25,000円
屋根の葺き替え 15,000〜30,000円

なお、上記の費用相場はあくまで目安です。仮設足場などに付帯工事の費用は含まれていません。屋根の形状や新規屋根材、施工業者などによって大きく異なり、実際の費用は現地調査によって決定されることを覚えておきましょう。

貫板のメンテナンスを検討する際は、複数の業者から見積を取得することをおすすめします。

貫板からの雨漏り修理における業者選びのポイント

ポイント

貫板が原因で雨漏りが発生した際には、信頼できる業者に修理を依頼しましょう。そこでここでは、貫板からの雨漏り修理における業者選びのポイントについて解説します。貫板からの雨漏り修理における業者選びのポイントは、以下のとおりです。

  • 屋根修理の専門業者である
  • 建物全体を視野に入れたメンテナンスを提案してくれる
  • お客様の評価が高い
  • 保証内容やアフターサービスが明確
  • 複数の業者から見積を取得する

それぞれのポイントで確認すべき点も踏まえて、簡単に見ていきましょう。

【1】屋根修理の専門業者である

雨漏り修理の業者は数多くいますが、貫板からの雨漏り修理は屋根修理の専門業者に依頼しましょう。屋根修理の専門業者であれば、屋根や雨漏りに関する専門的な知識を持っていることが期待できます。

確認ポイント

  • 屋根における雨漏り修理の実績
  • 資格の保有状況
  • 屋根修理の施工実績

【2】建物全体を視野に入れたメンテナンスを提案してくれる

雨漏り修理における業者選びでは、建物全体を視野に入れたメンテナンスを提案してくれる業者を選びましょう。雨漏りの被害状況によっては、屋根だけでなく室内のメンテナンスが必要になるケースもあります。このように雨漏りの修理が広範囲に及ぶ場合には、雨漏り被害のない箇所も踏まえてメンテナンスした方が経済的なこともあります。

確認ポイント

  • 調査方法
  • メンテナンス箇所の範囲
  • 経済面のメリット

【3】お客様の評価が高い

実際にサービスを利用した人の口コミや評判は、業者選びで欠かせないポイントのひとつです。評価の数字よりもお客様の声に耳を傾けて信頼できる業者を選びましょう。

確認方法

  • インターネット上の口コミ
  • 業者への直接の問い合わせ
  • 知人や友人からの紹介

【4】保証内容やアフターサービスが明確

雨漏り修理は、工事完了後に再発する可能性を秘めています。そのため、保証内容やアフターサービスが明確な業者を選ぶことが大切です。

確認ポイント

  • 保証期間
  • 保証内容
  • アフターサービスの内容

【5】複数の業者から見積を取得する

貫板の雨漏り修理における業者選びでは、複数の業者から見積を取得しましょう。複数の見積を比較することで、各業者の強み・弱みが見えてきます。「営業マンが気に入った」などの理由で、依頼する業者を即決するのは避けましょう。

比較ポイント

  • 見積もり内容
  • 担当者の対応
  • 費用
  • サービス内容

【まとめ】貫板のメンテナンスは信頼できるプロにおまかせ!

今回は、雨漏りを防ぐために重要な役割を果たす屋根の「貫板」についてくわしく解説しました。

屋根の貫板とは、屋根の頂点部分に設置される板状の部材のことをいい、棟板金と呼ばれる金属板を固定するための下地材です。屋根の貫板には木製のものと樹脂製のものがあり、木製の貫板には雨漏り発生のリスクがあります。

屋根の貫板は棟板金に覆われているため、点検で劣化状況を目視することができません。そのため雨漏りを予防するには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

そんな貫板の雨漏り予防には、信頼できる業者選びがポイントです。業者選びで大切な5つのポイントを頭に入れて、屋根修理のプロに貫板のメンテナンスを依頼しましょう。

今現在、信頼できる専門業者がいないという方は、雨漏り修理の専門サイト「雨漏り修理の達人」を参考にするのがおすすめです。雨漏り修理の達人なら、全国の雨漏り修理の職人の中からあなたに合った信頼できる業者を見つけられます。

貫板の状況は目視では確認できません。もし貫板の劣化が不安なら雨漏り修理の達人をチェックして、今のうちから信頼できる業者を見つけておきましょう。

雨漏り修理の達人による貫板修理の施工実績



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よくあるご質問
FAQ

どうして無料で紹介してもらえるのですか?

弊社では掲載業者様から月数千円の会費をいただいております。
他社の業者紹介サイトのように、月数万円や年数十万の会費に加えて案件紹介1件につき数万円や成約につき受注金額の2割〜5割の仲介手数料などは一切いただいておりません。
そのため、お客様にもご負担なくご利用いただけます。

雨漏りを直す達人なら、数万円で確実に雨漏りを止められるのですか?

どれだけ熟練の雨漏り修理職人であっても、葺き替えやカバー工法が必要なケースでは、コーキングだけで雨漏りを完全に止めることはできません。

「雨漏り修理の達人」に登録している職人たちは、まず丁寧な点検・診断を行い、雨漏りをきちんと止めるために本当に必要な修理内容と、その場合の適正価格をお伝えします。
また、直らないとわかっていながら「2〜3万円で直ります」といった不誠実な提案をするようなことは一切ありません。

そのうえで、最終的な工事内容やご予算のご判断は、もちろんお客様のご意思を最優先にしています。無理におすすめするようなことは一切ありませんので、まずはお気軽にご相談ください。
ご相談だけでも歓迎ですので、「まずは話を聞いてみたい」という方もお気軽にご利用ください。

小さなシミ程度ですが、本当に直さないとだめなのでしょうか?

「このくらいの小さな雨染みなら大したことないから大丈夫かな」と思われるお気持ちはわかりますが、初期の段階こそ対処されることをおすすめします。

なぜなら雨漏りの場合、放置しても自然に直ることがないからです。
雨漏りして室内に症状がでている時にはすでに家の内部に雨が侵入しており、放置してしまうと雨のたびに水が入り込んで、住宅の内部で広がってしまい、放置すればするほど修理の費用が高くなってしまいます。

最初は瓦のズレ直しや漆喰補修など部分的な補修で済んでいたものが、放置してしまうことで、葺き替えなど大がかりな工事が必要になるリスクが高まります
まずはどんな状態なのか、相談されて状態を把握されることをおすすめします。

【参考記事】
雨染みを見つけたら要注意!放置するリスクと正しい修理方法を解説
相談だけでも大丈夫ですか?

はい、ご相談だけでも大歓迎です。
「雨漏りかどうかわからない」「修理するかどうか決めていない」「まずは被害の状態や費用の概算を知りたい」といったご相談も承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。

DIYで直す人もいますが、それでも業者に依頼するべきですか?

雨漏り修理で最も重要なのは正確な原因の特定です。
雨漏りは屋根だけでなく、外壁や板金、コーキング、ベランダ、笠木など様々な小さな隙間や劣化から発生します。天井からの雨漏りなので屋根からだと思ったら違う場所だったということは珍しくありません。また原因が一か所だけとは限らず複数のこともあります。

DIYで一時的に対処できる場合もありますが、自分で行った場合、雨漏りの原因を見落としたままになることも多く、あとで余計な工事や出費につながるリスクがあります。また水の流れを理解した上で正しい施工を行わないと余計に悪化してしまうケースもあります。
長期的に安心して住まいたい方には、原因の正確な特定と原因に合った工事を正しく行える業者の依頼を推奨いたします。

【参考記事】
雨漏り原因をDIYで探る!修理前にできる5つの簡単チェック

DIYによる雨漏り修理は応急処置まで!おすすめできない理由と業者に依頼した際の費用
雨漏り修理をしたいのですがあまりお金がないのでなるべく費用を抑えたいです。

ご予算に不安があるなかでの雨漏り修理、とても悩ましいことと思います。
当サイトにご相談いただく方の中にも、「なるべく費用を抑えたい」というご要望は少なくありません。
とはいえ雨漏りを放置してしまうと、建物内部の腐食やカビの発生など、修理費用が大きくふくらむ可能性があるため、早めの対応が結果的にコストを抑えることにつながる場合もあります。

状態や職人によっては、応急処置での一時的な対処や原因箇所を絞った部分修理、必要な工事を段階的に行うご提案、必要なところだけお金をかけるご提案など、お客様のご事情やご予算に合わせてできるだけ負担を少なく済ませるための選択肢をご提案いたします。
ご相談や見積りは無料で、予算に応じた柔軟なご提案ができる職人をご紹介しますので、まずは状況をお聞かせください。
「修理が必要かどうか分からない」といった段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

【参考記事】
雨漏りしてるけどお金がない人必見!安く修理を行うためにすべきこと
雨漏り修理で「3万円で直ります」と書かれたところと何が違うのでしょうか。

雨漏り修理は商品ではなく、それぞれのお家によって原因も築年数などの状態も異なるため、一律で価格をだすのは難しい工事です。
雨漏りの原因が一か所のひび割れだけであり、進行も少ないような場合には3万円のコーキング工事で直る事例ももちろんあります。

しかし屋根や外壁などの劣化が進んでいたり、複数箇所から雨漏りしているような場合は、根本的な工事(葺き替え・カバー工法など)が必要になることもあります。そのような場合にはコーキング工事など3万円の工事だけでは直しきれず、また雨漏りが発生してしまうのです。
実際に「2〜3万円で直ると言われてコーキングだけ打ってもらったが、結局直らなかった」というご相談が当サイトにも寄せられています。
雨漏りが発生しているということは、経年劣化によって屋根などの外装が修繕の時期を迎えているサインである場合が多いです。コーキングだけで済ませてしまうと、一時的には止まっても、別の場所から再発したり、内部劣化が進んでしまうことも少なくありません。

重要なのは雨漏りの原因や状態をしっかり見極めた上で、今のお家の状態を知り、そしてどんな工事が必要なのかを知ることです。
当サイトでは、調査を行って状況をご説明した上で、お客様から費用面や希望をうかがいながら、お客様やお家に合わせた「最適な工事」をご提案できる職人をご紹介しています。
無理に高額な工事をすすめることはなく、お客様の状況に合わせた最適な提案を行いますので、まずはお気軽にご相談ください。

修理費用の目安はどれくらいですか?

雨漏り修理は、雨漏りの原因や進行の度合いよって必要な工事が大きく異なります。大体の目安は以下になります。
コーキング補修(窓・外壁):一か所あたり5〜10万円
バルコニー防水補修:10〜50万円
天井・屋根下地交換:5〜50万円
屋根全面葺き替えを伴う場合:数十万円〜100万円以上
シロアリ補修・躯体補修:10〜100万円以上
まずは被害の状態を調査することが重要です。見積りをご依頼ください。

【参考記事】
雨漏り修理の費用相場を徹底解説!
これまでに何社か雨漏り修理を依頼したのに雨漏りが直りません

雨漏りがなかなか直らない大きな原因は、雨漏りの特定が行えていないことや、残念ながら依頼された業者の施工不備などが考えられます。
雨漏り修理においては、雨漏り箇所を正確に突き止めることが最も重要なポイントとなります。雨漏り箇所を正確に突き止めないまま場当たり的に工事を行っていたり、雨漏りに対して適切な施工が行えていないと雨漏りは再発してしまいます。

雨漏りが止まらないとストレスも大きく、何度も工事を依頼すると工事費用もかさんでしまいます。雨漏り修理の業者を選ばれる際には、雨漏りの経験が豊富であり、アフターフォローもしっかりしている業者に依頼すると安心です。
雨漏り修理の達人では雨漏り修理の経験が豊富な厳選された業者をご紹介しています。

【参考記事】
雨漏りが直らない‥‥修理業者選びに失敗していませんか?

雨漏りの再発は手抜き工事が原因?実例と業者選びのポイントを解説

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