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鉄骨造の建物は雨漏りしやすいといわれており、その理由に外壁のみで防水処理をしていることにあります。外壁には外壁塗装やコーキングをして雨水の浸入を防いでいますが、外壁が劣化すると雨水が浸入しやすく雨漏りにつながります。
雨漏りを放置すると鉄骨の錆につながり、建物に甚大な影響を及ぼす可能性があるため迅速な対応が求められます。
そこで今回は、鉄骨造の建物の雨漏りを放置するリスクや対処法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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鉄骨造の建物の雨漏りを放置した場合、建物だけではなく人体へも影響を及ぼす可能性があります。放置した場合のリスクは以下の5つです。
一つずつ解説します。
鉄骨造の建物は柱や梁に鉄骨を使用しているため錆が発生します。経年劣化でも錆は発生しますが、錆は鉄と空気・水の化学反応によって表面に腐食が起こります。
雨漏りが起こると建物へ雨水が浸入しやすくなってしまうため、腐食が起こりやすい環境を作ってしまいます。室内の湿度も高くなり、腐食の進行を早めてしまうのです。
鉄骨は建物を支える骨組みのひとつであり、建物全体を支える重要な役割をしています。鉄骨が腐食すると強度が著しく低下し、耐久性が下がります。
建物の耐久性が低下すると、床が抜けたり天井が落ちてきたりするリスクが高くなります。耐久性が低下すると崩落の危険性も高まり、大きな事故につながりかねません。鉄骨が腐食すると建物の耐久性が失われ、人への危害を及ぼす重大な事故につながってしまうのです。
雨漏りを放置すると、建物に雨水がたまり室内の湿度も高くなります。湿度が高くなるとカビやダニが発生し、アレルギー症状や呼吸器症状などの人体への健康被害の影響があります。
さらに、雨漏りが発生すると建物の強度が低下する不安、修理費用などの金銭面でのストレスが出ます。ストレスをためてしまうと、めまいや不眠症、頭痛などの症状も発症します。
雨漏りは建物の耐久性や安全性に影響を与えるため、建物の資産価値が著しく低下するリスクがあります。上述の鉄骨が腐食し耐久性が低くなると耐震性も低いと判断され、最悪の場合、資産価値がなくなる可能性もあります。
住宅を売却する際には雨漏りなどの不具合を告知する義務があります。売却するとなった場合は売却までに修理するか、修理費用相当の値引きで対応します。しかし、雨漏りがある状態ではなかなか買い手がつかず長期化が予想されるでしょう。
雨漏りは漏電の危険性があります。建物にはコンセントやブレーカーなどの電気配線が張り巡らされています。通常電気配線には絶縁処理がされているため、普通の状態では漏電は起きません。
しかし、経年劣化によって絶縁処理も穴あきやはがれなどの症状も起きます。そのような状態で雨水が浸入してくると漏電がおき、感電する恐れもあります。また、漏電によって周辺に熱を持つこともあり、火災が発生する場合もあるため注意が必要です。
▼雨漏りを放置するリスクについてはこちらの記事でも詳しく解説しております。
鉄骨造の建物の雨漏りのリスクについて説明しましたが、鉄骨造の仕組みもあわせて知っておくことで、よりしっかりした雨漏りの対策ができます。
まず、鉄骨造とは柱や梁などの骨組みに鉄骨を用いた建物のことです。表記としてSteel(スチール)の頭文字を取って「S造」と記載されることもあります。マンションやアパート、ビルなどの大きな建物に用いることが多いのですが、一戸建て住宅でも鉄骨造ものは数多くあります。
鉄骨造の中でも軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類があり、使用する鋼材の厚さの違いがあるため、それぞれの特徴を以下の章でかんたんに解説します。
鋼材の厚みが6mm未満のものを軽量鉄骨造、6mm以上のものを重量鉄骨造といいます。それぞれ建物の規模によって使い分けられ、2階建てまでの一戸建てやプレハブ住宅、アパート、小規模店舗などは軽量鉄骨造を使用しています。
3階建て以上の集合住宅やマンションやビルなどの強度を必要とする建物は重量鉄骨造が使われることが多いです。
鉄骨造住宅の工法についてもかんたんに解説します。採用される工法として軽量鉄骨ブレース工法と重量鉄骨ラーメン工法の2種類があります。
軽量鉄骨工法は軽量鉄骨で骨組みを作り、対角線をブレースで補強しボルトで連結して組み立てる工法です。木造住宅でいう木造軸組工法と同じような工法になります。軽量鉄骨造は建材を工場で生産し建築現場で組み立てる「プレハブ工法」を採用して建てるのが一般的です。木造に比べて工期が短くできるのが特徴です。
重量鉄骨ラーメン工法は、線をつなげる工法ではなく、額縁のような枠組みで組み立てていく工法です。ボルトで連結していた部分を溶接して連結させるため強度が高くなります。枠の内側は自由にできるため、開口部や間取りの自由度が高いのが特徴です。
鉄骨造のALC板には二次防水の概念がありません。木造住宅では外壁材や板金、コーキングなど目に見える部分が一次防水です。二次防水は目に見えない下地材、防水シート(ルーフィング)によって雨漏りを防いでいます。
しかし、ALC板は木造住宅と異なりALC板の一次防水仕様になっており、外壁塗装とALC板のつなぎ目のコーキングのみで防水しています。ALC板にひび割れやコーキングが劣化すると室内に雨水が浸入しやすくなるため注意が必要です。
ALCパネルの特徴や雨漏りに関する内容は、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
ここでは鉄骨造の建物の雨漏りにつながる5つの原因について解説します。5つの原因は以下のとおりです。
一つずつ解説します。
鉄骨造の建物の外壁にはALCという建材が使用されています。ALCは鉄筋やスチールの金網が組み込まれているため軽量でありながら高い強度を持っているのが特徴です。しかし、一枚のパネルを何枚も外壁に貼り付けていく必要があるため継ぎ目が多くなります。
継ぎ目にはコーキング剤を充填して雨水の浸入を防ぎますが、コーキングが劣化するとひび割れを起こします。そのひび割れの隙間から雨水が浸入し雨漏りにつながります。
ALCパネルのもうひとつのデメリットは水を吸いやすいことです。ALCパネルには気泡が設けられています。この気泡は断熱性を高めるために設けられたものですが、逆に水を吸いやすくなっています。
水を吸ったパネルは膨張と伸縮を繰り返し、年数が経ち劣化してくるとひび割れを起こします。ひび割れが生じるとそこから雨水が浸入してきて雨漏りにつながります。
取り合いとは建材同士の接続部分です。屋根と外壁の継ぎ目などさまざな箇所があります。接続部分には雨水が浸入しないようカバーをしますが、経年劣化や不具合によってネジやビスが外れたり浮いてしまったりすることで、隙間が発生し雨漏りにつながります。
窓のサッシ周辺は雨水が浸入しないようコーキングをしますが、15年程度で劣化してきます。コーキング施工後はゴムのような弾力性がありますが、年数が経つと次第に硬くなりひび割れを起こします。
また、コーキングは経年劣化で小さくなり隙間も発生してくるため、そうした隙間から雨水が浸入し雨漏りにつながるのです。窓の下や周辺に水が溜まっていたり、水滴が付いているようであれば雨漏りの可能性があります。
鉄骨造の住宅で採用される割合が多い屋根に陸屋根があります。陸屋根は傾斜のない平らな屋根です。鉄骨造は強度の高さから屋根に人が乗っても問題ないよう設計されており、メンテナンスのために階段でもいけるように陸屋根にしています。
しかし、陸屋根はたまった雨水を排水溝へうながす仕組みがありますが、傾斜がないためうまく排水できない場合があります。雨水が排水されないと部屋に流れ込んだり、水がたまりやすくなったりします。
陸屋根には防水塗装もしていますが、塗膜が劣化すると水がたまりやすくなるためひび割れなども起きやすくなり雨漏りにつながります。
ここでは、鉄骨造のメリット・デメリットについてかんたんに解説します。メリット・デメリットは以下のとおりです。
鉄骨造のメリットは以下のとおりです。
鉄骨は鉄がしなることで地震の揺れを吸収しています。木材に比べて材質の違いによる強度のバラツキがなく安定しているのが特徴です。また、鉄骨一つひとつの造りが頑丈なため建物を支える柱や壁が少なくでき、吹き抜けや窓も広く取れるため開放感のある間取りができます。
また、鉄骨住宅で使用される材料はすべて工場生産のため品質が安定しているのもメリットのひとつです。鉄骨は工場で一部組み立てをして出荷しているため、現場職人の技量に左右されることも少ないです。鉄骨は木材に比べて木の腐食がなく、シロアリ被害も少なくなります。
鉄骨造のデメリットは以下のとおりです。
鉄骨造は木材に比べて材料費が高くなる分、建築コストも上がります。また、重量もあるため地盤の状態によっては地盤改良が必要になり追加費用が発生する可能性もあります。
鉄は高温に弱く、火事が発生すると木造住宅に比べて倒壊するスピードが早くなる恐れがあるため、迅速な避難が求められます。
鉄骨造はシロアリ被害の影響が少なくできる反面、錆の問題が発生します。鉄骨造でよく使われるALCパネルは外壁塗装やコーキングに防水を頼っており二次防水がありません。
素材の性質上、湿気を通しにくく結露も発生しやすくなります。そのため、錆対策していないと内部に湿気がたまってしまい、錆の腐食が進行してしまいます。
ここからは、鉄骨造の建物から雨漏りした場合の対象について解説します。主な対象は以下の4点です。
それぞれ解説します。
雨漏りを確実に止めるには発生箇所の特定と適切な対処が必要です。その発生箇所の特定には雨漏り調査が必要です。
雨漏り調査には目視調査や散水調査、赤外線調査、発光液調査などがあります。雨漏りの症状が出ている場合は1箇所とは限らず、複数の箇所に及んでいることも多いため、しっかりと調査をして元を絶たないと解決しません。
コーキングは外壁材の目地、窓サッシ周辺など雨水が浸入しやすい箇所に施工されます。コーキングが劣化することでひび割れたり、収縮して隙間ができたりして雨水が浸入します。
コーキングが劣化した場合は打ち替えで雨漏りを防ぎます。打ち替えは古いコーキング剤を一度すべて撤去し新しく施工することです。ほかの補修方法に「打ち増し」がありますが、既存のコーキングの上への施工は剥がれやすくなるためおすすめしません。
鉄骨に錆や穴あきが見られるようであれば補修が必要です。穴あきがなければ錆をケレン作業という塗装が密着しやすいよう下地処理を行ってから塗装します。穴あきがあればパテや溶接を行い補修をします。仕上げは錆止めを上塗りとして塗ることで錆の進行を抑えられます。
雨漏りしている場合、早急に防水工事が必要です。また、屋根に浮きや剥がれ、めくれが発生している場合、前回の防水工事から10年以上経過している場合も改修が必要となる時期です。
防水工事の種類としてウレタン防水・アスファルト防水・シート防水の3点があります。シート防水は陸屋根の多くで採用されており屋根に専用のシートを貼るだけのため、工事費や維持費が安いのが特徴です。
ウレタン防水は防水工事の中では一般的な工法で材料費や工事費が安く済みます。アスファルト防水はアスファルトルーフィングを重ねて施工する方法です。公共施設や大型マンションでよく採用されています。
今回は、鉄骨造の建物の雨漏りを放置するリスクについて解説しました。雨漏りを放置すると、鉄骨の腐食が進み建物の耐久性が失われ、建物の資産価値も低下します。加えて、雨漏りが進行するとカビも発生し、アレルギー症状など人への健康被害にも影響を及ぼします。
雨漏りが発生してしまったら、しっかりと調査を行い発生箇所と原因を特定しなければ解決しません。雨漏り修理は実績豊富な雨漏り修理専門業者への依頼がおすすめです。
雨漏り修理の達人は、厳しい審査基準にクリアした職人のみが在籍しているため、確実な調査と修理が可能です。全国の雨漏り専門業者をかんたんに見つけることができますので、あなたにぴったりな業者を見つけてみてください。
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