ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
「瓦屋根から雨漏りしているので、自分で何とか修理したい」と考えている方はいませんか?業者に修理を依頼するとなれば、高額な費用がかかるほか、どの業者を選べば良いかわからないなど、不安に思うことが多々あるでしょう。
そこで今回は、瓦屋根から雨漏りした際の修理方法や注意点のほか、業者選びのコツまでわかりやすく解説します。
「瓦屋根を自分で修理できるかどうか知りたい」「業者選びまでサポートしてほしい」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
瓦屋根の雨漏り修理を自分ですることは可能ですが、修理できる範囲がかぎられています。また、高所作業による落下リスクや、慣れない作業による他の箇所の損傷など、あらゆるリスクが伴うため業者に依頼することが得策です。
自分で修理すると、他の箇所で雨漏りが発生するほか、作業中にケガをするリスクが考えられます。また、雨漏りの根本的な解決には至らず、下地材や内装材の腐食が進み、シロアリ被害に遭うかもしれません。したがって、よほどの理由がないかぎりは自分で修理することは控えましょう。
瓦屋根からの雨漏りは、どういったことが起因しているのでしょうか。雨漏りが起こる原因は、主に以下の6つが考えられます。
瓦の割れや破損
防水シートの劣化
野地板の腐食
棟部分の傷み
釘の浮きやズレ
瓦の色褪せ(セメント瓦の場合)
それぞれの原因に対する修理方法についても詳しく見てみましょう。
台風による飛来物が屋根にぶつかったり、地震が発生したりすると、瓦の割れや破損が生じます。また、積雪の重みにより瓦にひびが入ることも。特に、経年劣化している瓦屋根は、耐久性が低下するので、ちょっとした衝撃でひび割れする恐れがあります。
瓦にひびが入ったり、破損したりすると、その隙間から雨水が侵入して、雨漏りを引き起こしてしまうでしょう。
割れてしまった瓦は、瓦の部分的な差し替えや、コーキング処理で隙間を埋める修理が効果的です。
瓦屋根の寿命は30年〜100年といわれている一方、瓦屋根と野地板の間に設置されている防水シートは、10年〜20年で耐用年数を迎えます。要するに、瓦屋根の外観がきれいな場合でも、下地材の防水シートの傷みは進行しているわけです。防水シートが傷むと、下にある野地板の腐食が進み、室内へ雨漏りする恐れがあります。
防水シートは定期的な交換が必要となるため、瓦屋根を修理するときや定期点検のときに防水シートの交換を検討しましょう。
野地板は瓦屋根と防水シートの下にある屋根の基礎部分を指し、「コンパネ」とよばれることもあります。瓦や防水シートの傷みが著しい場合、基礎部分の野地板も腐食し始めます。野地板が腐食すれば、ほぼ間違いなく室内への雨漏りが発生しているといえるでしょう。
野地板が傷んでいる場合は、屋根材の傷みも著しいケースが多いので「葺き替え」を行う必要があります。その際、野地板も全面的に張り替えます。場合によっては、野地板の腐食した部分だけを撤去して、新しい野地板を張り合わせる「増し張り」が行われることもあります。
棟とは瓦屋根の頂上に位置する部分で、紫外線や雨風の影響を受けやすく、他の箇所よりも傷みやすいのが特徴です。特に、棟部分を支える「漆喰」が崩れると、棟瓦がズレてしまい雨漏りの発生リスクが高まります。また、地震によって棟瓦がズレるケースも。
棟部分は屋根の中心にあたる重要な部分なので、棟瓦のズレや傷みを発見したら、解体して新しく積み直す「棟の取り直し」を行いましょう。
瓦屋根は、釘を使用して固定されています。しかし、経年劣化や強風により、釘が浮いたり抜けたりすることがあります。もし釘の固定力が弱まると、瓦屋根がズレるほか、落下するケースも考えられます。瓦屋根が落下すると、雨漏り発生のリスクが高まるばかりか、通行人や隣家にも危険を及ぼしかねません。
釘の浮きやズレを発見したら、下地材の状態を確認した上で古い釘を抜き、新しい釘を打ち直すといった早急な対応が必要です。
セメント瓦の場合にかぎり、塗料の劣化による色褪せが発生します。塗料の劣化は紫外線や雨風が影響しており、屋根材の耐久性が低下する要因となります。
耐久性が低下すると衝撃に弱くなるので、瓦が割れたり破損したりするリスクが高まるでしょう。
塗装によるメンテナンスは、外観をきれいにするだけと思われがちですが、屋根材の耐久性を維持する重要な役割も果たしているので、定期的に塗り替えることをおすすめします。
雨漏り修理は、部分補修と全体工事とで修理費用が大きく異なります。ここからは、それぞれの修理方法の費用を紹介します。ただし、立地や劣化状況によって費用は変動するので、あくまで目安として認識しておきましょう。
工事内容 | 費用目安 |
瓦 差し替え | 1万〜3万円 |
コーキングの打ち直し | 5万〜10万円 |
漆喰補修 | 10万〜50万円 |
釘の打ち直し | 10万〜40万円 |
棟瓦の補修 | 50万〜170万円 |
塗装工事(セメント瓦) | 30万〜130万円 |
葺き替え | 150万〜300万円 |
部分補修であれば数万円〜数十万円で抑えられますが、全体工事を必要とした場合は数百万円と高額な費用がかかるケースもあります。予算の都合により「部分的な補修で済ませたい」と考える方も多いでしょう。
とはいえ、屋根材だけでなく防水シートや野地板などの下地の状態も把握したうえで、適切な修理方法を選択することが重要です。また、部分補修であったとしても、足場を組む必要がある場合は費用が追加で発生するので、ある程度の予算は確保しておきましょう。
前述したとおり、瓦屋根の修理を自分で行うことはあらゆるリスクが伴うため、業者に依頼するのがベストです。しかし「混み合っていて業者をなかなか手配できない」「業者とのスケジュールが合わない」といったときなど、自分で修理せざるを得ないケースもあるでしょう。
そこで、やむを得ず自分で修理する場合に役立つ方法を紹介します。自分で修理を行う方法は、次の3つです。
防水テープを使用する
パテを使用する
コーキング剤を使用する
ひとつずつ見ていきましょう。なお、あくまでも応急処置として実践するようにしてください。
瓦にひびが入っている箇所がある場合は、防水テープを使用して雨水の侵入を防ぐことができます。防水テープをきちんと貼るためには、貼り付ける箇所の水滴や汚れを取り除くことがポイントです。また、瓦下部の下地材に腐食がないかどうかも確認しましょう。
ちなみに、防水テープは2枚〜3枚程度重ねて貼ることで、雨水の侵入リスクを軽減できます。防水テープの使用なら特別な技術や工具は必要ないので、初心者でも簡単に扱えるでしょう。
破損した瓦部分をパテで埋めて補修する方法も有効です。パテで埋める際、はみ出したパテを拭き取る作業があるほか、平らに塗る必要があるので、防水テープを使用した方法と比較して多少難易度が高いでしょう。
パテを使用する際も、下地材の状態もチェックするようにしてください。
瓦のひび割れには、コーキングを使用した修理方法もあります。下地材の状態をチェックしたうえで、コーキングを充填する付近をきれいに拭き取ります。
コーキング剤できれいに仕上げるためには、乾く前に表面を滑らかにするのがコツです。
瓦屋根を自分で修理する際、具体的にどのようなリスクを伴うのでしょうか。やむを得ず自分で修理する必要がある場合は、これから紹介する注意点を必ず把握しておきましょう。
瓦屋根の修理は高所作業による落下リスクを伴うため、命に関わる重大事故を引き起こすことが十分に想定されます。また、瓦屋根は滑りやすいので足を取られる危険性もあります。
やむを得ず修理する場合は、最低でも2人体制で作業を行い、万が一のことに備えて対応できる状態を整えましょう。また、ヘルメットと安全帯の装着に加え、ゴムグリップの効いた靴を履いて作業しましょう。
一方、はしごを使う場合は、風に煽られて転倒する恐れもあるので、1人がはしごを下で支えて作業を行うように徹底してください。
素人が屋根に上がり修理すると、瓦屋根に負荷かかり瓦が割ってしまったり、ひびが入ったりするリスクがあります。元から割れている箇所を直したものの、知らぬ間に他の箇所を傷めてしまっていたら、思いがけない箇所で雨漏りが発生することも考えられます。
ちなみに、瓦にはふくらんでいる「山」と、凹んでいる「谷」があり、山と谷の中心部分は負荷がかかると割れやすい傾向です。したがって瓦屋根に上がるときは、瓦の「谷」の部分を「縦」に踏むようにしましょう。
自分で修理した後、本格的な修理を業者に依頼する場合は、業者施工に対する保証を十分に受けられない可能性があります。その理由は業者に修理を依頼した後に、万が一雨漏りが発生した場合、業者の施工不良なのか、それとも自分で修理したことが原因なのかどうかを特定しづらいからです。
十分な保証を受けるためにも、できるかぎり最初から業者に依頼するのがベストです。もし、自分で修理をした後に業者へ依頼する場合は、施工後の雨漏りに対する保証内容をあらかじめ確認しておくと安心でしょう。
本格的な雨漏り修理は、知識や技術を必要とするため、業者に依頼することが得策です。しかし、一部の悪徳業者による強引な訪問販売や詐欺手口が相次いでいるのが現状です。したがって、業者に依頼する際には、優良な業者かどうかを慎重に判断することが求められます。
ここでは、優良業者を選ぶコツを紹介するので、業者選びに不安がある方はぜひ参考にしてください。
昨今、訪問販売による詐欺被害が増えていることが問題視されています。よくあるパターンは「無料で屋根を点検します」「近所でリフォーム工事をするので挨拶に伺いました」と近寄ってくるケースです。
特に、前者の無料点検と名乗って屋根に上がろうとする業者には要注意です。無料点検という名目で屋根に上がり、意図的に屋根材を壊して、あたかも「以前から破損していた」と見せかけて修理を提案する業者も存在します。
また、やたらと値引きして顧客の判断を煽ったり、契約や足場組みを急かせたりする業者にも注意したいところです。
そもそも優良業者の場合は、口コミや評判をもとに顧客が集まるので、訪問販売を実施しない業者がほとんどです。そのため、訪問販売で営業を仕掛ける業者は疑うようにしましょう。
口コミや評判などの第三者の意見は、業者の良し悪しを見極めるための重要な材料となります。実際に修理を依頼したという知り合いがいたら、体験談や評価を聞いてみるのもありです。
なお、口コミや評判をインターネットで情報収集する場合は、良い評判ばかりではなく悪い評判にも目を向けるようにしましょう。あまりにも良い評判ばかりで、悪い評判がひとつもないというケースは、口コミや評判自体の信ぴょう性に欠けるので要注意です。
また、口コミや評判だけでなく、宣伝文句の根拠をチェックしておくこともポイント。「口コミNo.1」「お客様満足度第一位」といった宣伝をパッと見て鵜呑みにするのは危険です。実績にはきちんとした根拠があるのかどうかを、あらかじめ調べておきましょう。
業者を検討する際は、ひとつに絞らず複数の業者を比較することが重要です。たとえば、A社に見積もりをお願いして、その見積もりをB社に持ち寄って価格を交渉する「相見積もり」は、業者を比較する手段として有効です。
相見積もりを取ることで、修理費用の適正価格を見極められるほか、各業者の実績や対応を比べられるので、優良業者を見つける手段として実践してみてください。
今回は、瓦屋根から雨漏りした際の修理方法や注意点、業者の選び方について解説しました。瓦屋根の雨漏りを自分で修理することは可能ですが、修理できる範囲がかぎられるほか、重大な事故に繋がるリスクも伴うので、業者に依頼することが得策です。
もし「混み合っていて業者をなかなか手配できない」「業者とスケジュールが合わない」などの理由で、やむを得ず自分で修理する場合は、防水テープやパテを使用した応急処置で対応しましょう。ただし、安全に配慮したうえで必ず2人以上での作業を徹底してください。また、他の箇所を傷めてしまうことのないように慎重な行動をとりましょう。
一方、業者に依頼する際は、訪問販売による強引な営業や多発している詐欺に対して細心の注意を払う必要があります。優良業者を選ぶなら、口コミや評判などの情報を収集し、相見積もりで価格を比較すると良いでしょう。
「雨漏り修理の達人」なら、厳しい審査基準を満たした優良業者を検索できるほか、各業者の費用や特徴を知ることができます。「業者選びに不安がある」「雨漏り修理に精通している業者に直してほしい」という方は、ぜひ活用してみましょう。
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
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