ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
スレート(コロニアル)屋根は価格も安く耐震性・耐久性に優れていることから、多くの住宅の屋根に利用されている屋根材です。
ただ、ひび割れや劣化しやすいのに加え、軽量なので台風や強風で屋根材が飛んでしまうこともあります。いざ、修理となるとどんな工法があってどのくらいの費用がかかるのか心配ですよね。
この記事では、比較的リーズナブルに施工できるカバー工法(重ね葺き)の費用をご紹介します。
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スレート屋根は、外壁材・屋根材・雨といなどの販売をしている大手メーカーのケイミュー株式会社(前クボタ松下電工外装株式会社)のスレート材の商品名です。
人気があり普及率が高いことから、スレートといえばコロニアルと言われ屋根材の名称として使われるようになりました。ちなみに、カラーベストもスレート材の商品名です。
コロニアル屋根は、セメントを主材として繊維質を混ぜた屋根材です。他の屋根材と比較して安価であるという点が大きな特徴で、高度経済成長期の住宅不足の時代に安価で施工が簡単であるという点から広く流通しました。
厚さは5mm程度で非常に薄いため瓦に比べると約半分の重量であり、軽量化にも適しています。
さらに種類も豊富でカラーバリエーションも豊富なため、好みに合わせたものを選ぶことができます。
しかしセメントが主な成分であることから、コロニアル(スレート)そのものに耐水性がないため塗装によるメンテナンスが欠かせません。
またアスベストの健康被害が注目されはじめた2000年より前に製造されたスレート屋根材にはアスベスト含有のものがあります。
2000年前後に製造されたスレート屋根の中には、アスベストにかわる十分な耐久性をもつ素材ではないものがあり、ほかの屋根材に比べて耐久性が著しく劣るものがあるため注意が必要です。
スレート屋根についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
カバー工法の費用の一般的な施工費用の計算方法としては、屋根面積1㎡×単価です。
単価は業者によって差がありますが、平均で10,000円~15,000円ほどです。屋根材の種類によっても単価は異なりますが、例えば78㎡の屋根面積にガルバリウム鋼板でカバー工法の施工をした場合の相場は、780,000円ほどです。それに加え足場設置など、工程により費用が追加されます。
下記の表は、その参考費用例です。
内容 | 単価 |
---|---|
施工費用 | ¥10,000~\15,000/㎡ |
足場費用 | 500~1,500円/㎡ |
板金板費用 | ¥3,000~¥11,000/㎡ |
防水シート費用 | ¥1500~¥1,500/㎡ |
管理費 | 工事金額の5~10% |
屋根面積、形状や破損の状態などによって変動しますが、最終的には合計で60~200万円ほどになると考えておいてよいでしょう。
スレート(コロニアル)屋根のカバー工法を行う際に、下記のような要因によって費用が高くなります。
当然ながら施工する屋根の面積が広くなればそれだけ使用する屋根材も増え、工期も長くなるため費用が高くなります。
さらに屋根の形状が複雑な場合も費用は高くなります。
例えば切妻屋根よりも寄棟屋根の方が形状が複雑であり、その分隅棟など板金の施工や雨仕舞の手間が増える分費用が高くなる傾向が見られます。
ドーマーなどがついている場合も同じように費用が上がる傾向があるため一度屋根の形状を確認しておきましょう。
カバー工法は上から新しい防水シートと屋根材を被せる工法です。
その時に使用する屋根材の種類やグレードによって大きく費用が変わってきます。
コロニアルにも遮熱機能をもつものなど優れた機能を持つ屋根材があり、一般的に高い機能をもつものほど高額になります。
また、最終的に雨漏りから守る防水シートにもグレードがあります。こちらはあまり安いものを使ってしまうと耐用年数が短く、耐久性にも劣り、防水シートが劣化すると雨漏りに直結するためある程度コストをかけることがおすすめです。
立地条件も費用を左右する予想です。
例えば道が狭い住宅地では離れたところに車を止めて搬入する必要があり、その分工期が延びるなどコストがかかる可能性があります。
同じ工事内容であっても、依頼する業者によって金額は異なります。
例えば大手の工務店では下請けに工事を出してマージンがかかり、その分工事が高くなることがあります。
そのため工事の相見積もりをとって、見積り内容を比較検討して決定するようにしましょう。
相見積もりは2~3社に出すのが理想です。
カバー工法とは、屋根をまるごと取り換える(葺き替え)をするのではなく、古いコロニアル屋根の上から新しい屋根材を施工する工法です。そのため施工費用と工期も圧縮できるのがよいところです。
屋根にアスベストが含まれている場合、葺き替えではアスベストの処分費用がかかりより高額になります。
カバー工法は屋根が二重になるため、遮音性と断熱性が向上します。
古い屋根の上に屋根を被せるため、現在よりも屋根が重くなってしまいます。使用する屋根材によっては耐震性に影響がでることも。
優良な業者なら、現在の屋根材と新しく使用する屋根材のそれぞれの重量を考慮して耐震性に影響がない適切な屋根材を提案してくれます。
カバー工法は一度行った屋根には行えないため、次の屋根リフォームの際には必然的に葺き替え工事になります。
その際に二重になった屋根の解体費用がかかります。さらに屋根にアスベストが含まれている場合には、アスベストの処分費用もかかってきます。こうした費用が将来に先送りになります。
また、屋根で雨漏りが起こった際には屋根が二重構造のため調査が難しく、調査費用や修理費用も高額になる恐れがあります。
カバー工法についてさらに詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
コロニアル屋根のカバー工法に使用される屋根材はどのようなものが使われているのか紹介します。
ガラス繊維の基盤にアスファルトを融合し石の粒子を吹き付けた屋根材。耐震性に優れ、シート状なので加工がしやすいのが特徴。
アルミニウムと亜鉛合金のメッキ鋼板の屋根材。非常に軽量であり耐震性に優れ、さらに耐久性優れていることから、コロニアル屋根のカバー工法で非常によく利用されています。SGL鋼板はガルバリウム鋼板をさらに改良した金属屋根材で、約3倍の耐食性があります。スーパーガルテクトなど金属屋根の主な屋根材の基材として使用されています。
ガルバリウム鋼板と同じ組成の金属の上に石の粒子を突き付けたものをジンカリウム鋼板と呼びます。表面の石粒によって紫外線や雨の影響を受けにくくまた錆も発生しにくいことが特徴です。さらに色褪せにも強く、屋根材自体も軽量であるといメリットがあります。
こちらの特徴を知ったうえで、どの屋根材が適切か施工業者の方と相談の上検討してみてください。
屋根のリフォーム方法には葺き替えとカバー工法があります。葺き替えは現在の屋根材を撤去・解体する工事です。
葺き替え工事はカバー工法と比べると高額で工期も延びますが、屋根材を撤去するため野地板という下地の状態が確認でき、必要な補修が行えます。
そのため雨漏りを起こしていて野地板の腐食など下地まで傷みがある場合には葺き替え工事が必要であり、逆にカバー工法は適していません。
腐食している下地の上にさらに屋根材を被せてしまうとさらに腐食が進んで、最悪の場合屋根が崩れてしまうこともあります。
現在の屋根の状態をしっかりと調査してくれて適切な屋根工事を提案してくれる業者に依頼しましょう。
葺き替え工事では屋根を一新するため最もリフォーム効果が高く、次のメンテナンスまでの期間を延ばせるという利点もあります。
今の家の屋根がコロニアル屋根だった場合、その特徴をよく知っておかないと状況によっては後々のリフォーム費用が高額になることもあります。定期的に屋根の状態を確認して、劣化症状があればメンテナンスをおすすめします。もし、コロニアル屋根のカバー工法をご検討される際は、こちらの記事の費用相場を参考にして頂き、信頼できる屋根業者さんに依頼してみてください。
雨漏り修理の達人ではコロニアル屋根の施工実績が豊富な腕利きの職人が多数登録されています。もちろん紹介料などは無料。お近くの職人を簡単に検索ができて、実績や会社概要を見られるため、ぜひ理想の職人さんを探してみてください。
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