ピッタリの雨漏り修理の達人は見つかりましたか?
「どの雨漏り修理職人を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や雨漏りの症状などからピッタリの職人をご案内します。
屋根の種類、正確に言うと屋根の葺き方には様々なものがあります。
この日本にもっとも馴染み深いものが、瓦屋根ですよね。
さらには昨今最も人気の高い、ガルバリウム鋼板屋根などもご存知の方はおられるでしょう。
そんな屋根の種類のひとつ、スレート(カラーベスト)屋根を今回は取り上げたいと思います。
今ではとてもポピュラーな屋根ですが、瓦屋根やガルバリウム鋼板屋根よりは正確に知られていないかもしれませんね。
他の屋根と何が違う?メリット、デメリットは?それらの内容をご紹介していきます。
どの屋根材を選べば良いの?各屋根材のメリット・デメリットについて
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スレート(カラーベスト)屋根は、ケイミュー社が販売する屋根材の商品名です。
約5mmほどの薄い板状の形状をしています。
素材はセメントに繊維質を混ぜたもので、屋根材の名称としては「化粧スレート」と呼ばれています。
カラーベストと一般的に呼ばれていますが、会社によってはスレートやコロニアル、スレート瓦などと呼ばれたりします。
「コロニアル」も「カラーベスト」も商品名であり、同じものを指しています。
厳密にいうとカラーベストはケイミュー社の販売するスレート屋根材のシリーズ名であり、「コロニアル」はその中の商品名です。
カラーベスト屋根は勾配のある屋根に用いられます。一般的な工法としては、屋根の骨組みの上に板(野地板)を貼って、その上にルーフィングと呼ばれる防水性の高いシートを敷き、最後にカラーベストで覆うことになります。
デザインが豊富なため商品として取扱うメーカーも多く、現代でも新築や葺き替え工事など多くの家で使われています。
では、屋根材として普及しているカラーベストのメリットやデメリットについて見ていきます。
スレート(カラーベスト)屋根には下記のようなメリットがあります。
・ガルバリウム鋼板などの金属屋根に比べ価格が安い
・カラーバリエーションやデザインが豊富
・瓦と比較すると軽い
・施工業者が多い
まず価格についてですが、瓦は勿論のことガルバリウム鋼板といった他の材料に較べても価格は低く抑えられています。
・安価な屋根材
以下の表は、代表的な屋根材の相場です。
ほかの屋根材と比較すると、コロニアル屋根は安いので、リフォームする際に費用をなるべくコストを抑えることができます。
屋根材 | 施工単価 |
---|---|
コロニアル屋根 | ¥4,500~/㎡ |
セメント瓦 | ¥8,000~/㎡ |
ガルバリウム鋼板 | ¥10,000~/㎡ |
日本瓦 | ¥12,000~/㎡ |
銅板 | ¥20,000~/㎡ |
また豊富なカラーやデザイン性も、近年洋風化している日本の家屋にマッチしやすいでしょう。
多くのカラーバリエーションとデザインがあるので、家にあった色あいの屋根にすることができ、また他とは違った個性的なテイストのデザインにすることもできます。
そして重量。カラーベスト屋根は、厚さ5mmほどで非常に薄く軽量です。瓦屋根に較べるとカラーベストは約半分の重量であり、非常に軽い屋根材のため、建物の躯体にかかる負担が少なくなります。そのため、屋根全体の重量も軽くなるので、家への重量の負荷も少なくなることから、地震などで揺れを軽減できます。
また、軽いということは施工性においても他の材料より有利になるため、施工費を抑えることができます。
ただし金属屋根よりは重いため、より軽さを求める場合は金属屋根の方がおすすめです。
先ほど申し上げた通り、カラーベスト屋根は普及率が高い屋根材なのと、施工もそれほど難しくないため対応できる屋根業者も多くあります。また、それにともない技術面においても向上していることからトラブルが発生することが比較的少ないです。
スレート(カラーベスト)屋根のデメリットについてもご紹介します。
・経年劣化しやすい
・アスベストが含まれている可能性がある
・コケやカビが発生しやすい
・凍害等の恐れがある
屋根材が薄く軽量で耐震性に優れているものの、そのため台風や強風によって屋根が飛ばされる可能性もあります。また、塗膜が剥がれてしまうことや割れてしまうこともあり、それにより防水性が保てなくなり雨漏りの原因にもなる場合があります。
カラーベストはセメントが主材のため十分な防水性能が期待できません。そのため防水性のある塗装仕上げをすることでカラーベストは屋根材としての機能を発揮します。しかし塗装は、屋根表面に直接日光に晒され風雨に耐えるうちに劣化しやすいものなのです。
そのため定期的な塗装によるメンテナンスが欠かせません。
200年より前に製造販売されていたコロニアルにはアスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。人の身体への影響はないとされていますが、屋根の解体や撤去の際は飛散することもありますので、注意が必要です。その場合は、専門の業者でしか対応できず費用も掛かります。
コロニアル屋根材の表面は、凹凸がありザラザラしているためその隙間に汚れが付着しやすく、そこからカビやコケが発生することもあります。特に塗装が剥がれた状態だと防水性が劣ってしまうことで、更に増殖し、最悪の場合家の内部まで入り込んでしまうこともあります。
また、カラーベストは基材がセメントのため中に含まれる水分量が多く、その水分が冬季に凍結していまう可能性もあります。
カラーベスト屋根で雨漏りがした場合は、どのようなことを疑えばいいのでしょうか。
基本的には瓦屋根と同じで、屋根材の割れやズレ、雨仕舞の損傷といったものが主な原因になります。
しかしカラーベストの場合、前述したとおり塗装の劣化で防水性能が落ち、雨漏りの原因になることがあるのです。
他にもコケや藻類が生えてしまうこともあります。これもカラーベストの劣化を早め、雨漏りの原因になりますので定期的な点検を行いましょう。
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次の項目で、メンテナンス方法を紹介いたします。
カラーベスト屋根の寿命とはいったいどれぐらいなのでしょうか。
一般的には20年から30年位が寿命と言われています。
劣化が進むと雨漏りの原因になったり本来屋根が持つ断熱・遮熱効果などが期待できなくなってきます。
勿論、寿命と言っても先ほど紹介したように経年劣化を補うためのメンテナンスを施していれば、寿命は延ばすことができます。
メンテナンスのメインとなるのは、塗装です。
塗装の目安はだいたい10年。
その際に、他の部材も点検・メンテナンスを依頼しておけば安心でしょう。
10年というのはあくまで目安で、地域の気候等によっては、劣化が激しくなる場合がありますので注意が必要です。
目安の期間を参考にしつつ次回のメンテナンス内容を想定しましょう。
建物の中でも、屋根って案外、気に掛けることのない場所ですよね。
しかし、自分の住んでいる住宅や、建物の屋根がどんな素材でできていて、どのようなことに気をつけなければいけないかということを知っておくことは、とても大切です。
あなたの家の屋根も、カラーベストが使用されているかもしれません。これから家を建てようとされている場合も、カラーベストはとても普及している屋根材です。
多種多様な性能をかねそなえた製品がたくさん出てきていますのでとても使いやすい材料です。その特徴を知った上で、上手なお付き合いをしましょう。
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